グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年8月17日

メディアとの付き合い方

休日の水曜日、パッカーズはNFL解説者のクリス・コリンズワースをミーティングルームに招き、メディアとの付き合い方について講義を受けた。80年代ベンガルズでプロボウルWRとして活躍したコリンズワースは現在FOX局のNFL解説を務め、独特のダミ声や率直な物言いでも知られている。

取材する側・される側の両方で経験豊富なコリンズワースが強調したのは、キャリアを通じてメディアと良好な関係を保つことの重要性。何気ないコメントがいかにトラブルを招きやすいか、自らの苦い体験をいくつか紹介した。80年代前半の労使紛争期を振り返り、「ファンの立場から見れば、君たちNFLプレーヤーは世界で最も幸せな人々なのだ。年収$2万ドルのファンにとって、$1ミリオンも稼ぐ男が給料に不平を言うことほど興醒めなことはない」と教訓を語っている。

また試合直後の頭に血が上った状態でのコメントがいかに重大な結果を招くか、コリンズワースは2つほど実例を挙げている。RBティキ・バーバー(NYG)がプレーオフでパンサーズに敗れた直後、"outplayed and outcoached" (プレーで劣りコーチングでも劣った)と語ったため、トム・コフリンHC批判として大きく取り上げられる結果に。またQBペイトン・マニング(IND)がプレーオフでスティーラーズに敗れた際、「プロテクションの問題で」と口を滑らした(OL批判)ために、「敗因としてOL陣を責めたわけではない」とオフシーズンを通して弁解し続けなければならなかった。

「試合直後というのはまだ神経が高ぶっている。チームメイトやコーチや対戦相手について語るには危険な時間帯だ、ということを認識しておく必要がある。メディアに関するトラブルなど起こしてほしくないとチーム側は望んでいる」とコリンズワース。メディアは試合直後10分間はロッカールーム入室禁止となっているのだから、その時間を利用して、何をどう説明すれば誤解されずにすむか、頭を冷やして考えることをコリンズワースは推奨している。

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