グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年7月10日

Supplemental Draft 近づく

今年の Supplemental Draft(補足ドラフト)は今月12日。4月の本ドラフトにエントリーしなかったもののNFL入りを希望する選手のためのもので、実際には何らかの違反や学業成績などの問題で大学4年目の出場資格を失った選手が仕方なくエントリーしてくることが多い。各球団が指名するしないは自由で、指名ゼロの年も珍しくない。ここで指名したチームは翌年4月のドラフトで同じ巡の指名権を失い、それだけでなく、すでにNFLから各球団に割り当てられたルーキー・プール(用語集へ)の枠の中で新指名選手と契約をしなければならないつらさがある。

制度が始まって以来の全指名選手リストはこちら。パッカーズは1998年にOLマイク・ウォール(ステロイド違反で大学4年目の出場資格を失った)を2巡で指名した。後にガードとしてプロボウラーに成長したものの、当初期待された左タックルとしては失敗しており、2巡指名権を使ったのは成功と言えるかどうか。同じ年のDTジャマール・ウィリアムズ(2巡でSD)は成功したが、2003年のRBトニー・ホリングス(2巡でHOU→昨年解雇)のように失敗に終わる例も少なくない。

申し込みはすでに締め切られ、今年は10選手のエントリーがNFLから承認された(リスト)。パッカーズはおそらく指名しないだろうと予想されているが、あるとすればS/LBドンテ・ムーア(コネチカット大)かCBポール・オリヴァー(ジョージア大)だろうと見られている。このドラフトで指名されなかった選手は即座にフリーエージェントとなり、どのチームとも契約が可能になる。

カテゴリ : Draft