グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年4月26日

ニーズ分析 ディフェンス編 2 / スペシャルチーム

コーナーバックとセーフティの強化はディフェンスの最重要課題。先発両CBの年齢と3番手以降のレベルの低さ、そしてセーフティではマニュエルに代わるスターターを確保しなければならない。そこそこ実績あるベテランのセーフティは放出されてくることも多いので、むしろドラフトで上位指名すべきはコーナーバックの方かもしれない。

CB コーナーバック

先発コーナーバックは2人とも優秀だがどちらも30歳以上、しかも3番手CB以降となるとNFL最低クラス。今春FA補強したCBフランク・ウォーカーは先発を脅かすレベルの選手ではなく、昨年の4巡指名のCBウィル・ブラックモンはケガでほとんど出られなかったためまだ未知数。近い将来、CBハリスとCBウッドソンが同時に衰えてきたら悪夢だ。ケガ人がいなくても常にCBは4人(ダイム守備)必要なことを考えると、将来のスターター候補を獲得しておきたい。今年に限らず、優秀なCBはFAではまず手に入らない。

1巡指名も十分あり、遅くとも3巡までには指名したいところだが、オフェンスのスキルポジション強化との兼ね合いでどうなるか。

S セーフティ

昨季は両セーフティの判断ミスでロングTDパスを許すシーンが目立ち、大量失点の元凶となった。昨季全休したSマーヴィール・アンダーウッドの成長は期待でき、先発FSニック・コリンズもまだ伸びシロは残っているが、先発SSマーカンド・マニュエルはどうにもならないという見方が圧倒的。1巡指名の可能性はあるものの、「そこそこのFA選手でもマニュエルよりはアップグレードになる」という見方もできる。一般的に上位指名されることの少ないポジションだが、今年は豊作のようだ。

ST スペシャルチーム

今年もまたリターナーの強化がテーマだろう。昨季のキックオフリターンはわずか平均19.7yds(NFL31位)で、得点力不足(ヤーデージは9位なのに得点は22位)の一因を作った。また、ケガがちのCBウッドソンの負担を減らすためにも優秀なパントリターナーがほしい。

キッカーのデイヴ・レイナーは、先発2年目の成長に期待するだけでいいかもしれない。しかしパンターのジョン・ライアンの不安定さには首脳陣は不安をぬぐえないようで、場合によっては下位で指名も。 

カテゴリ : Draft