グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年3月15日

CBフランク・ウォーカーと契約

パッカーズは、ジャイアンツのCBフランク・ウォーカーと総額$1.24ミリオンの1年契約を結んだ。身長178cmの小型快速コーナーバックで、先発両ベテランを脅かすほどの力はなさそうだが、3番手CB/ニッケルバックあたりをパトリック・デンディやウィル・ブラックモンらと争うことになる。スモールカレッジ出身に加えて25歳と若いため粗削りで、そのぶん伸びシロはあると評価されたのかもしれない。

CBフランク・ウォーカーはディビジョンIIのタスキーギー大(アラバマ州)出身の25歳。40yds走4.33秒のスピードを評価されて2003年のドラフト6巡指名でジャイアンツに入団し、1年目から7試合に先発出場した。しかしトム・コフリンがヘッドコーチに就任すると出番が次第に減っていき、昨季もロースターの底辺ちかくに沈んでいた。スピードやクイックネスは良いが技術的に未熟な点が多く、アグレッシブになりすぎて裏目に出ることもある。読みや判断力に難がある現状では、ゾーンよりも(パッカーズのような)プレスカバレッジを得意としている。

契約の内訳はベースサラリーが$75万ドル、契約ボーナスが$15万ドル、ワークアウトボーナスが$10万ドル、ロースターボーナスが$24万ドルとなっている。そのロースターボーナスは、毎週の試合で45人ロースターに登録されるごとに$15,000ドルが支払われ、16試合で合計$24万ドルとなる。先週金曜にはセインツを訪問し、すでにオファーがあったらしい。今週は日・月とパッカーズを訪問し、首脳陣の前でワークアウトを行っていた。

火曜朝に代理人と球団側が契約に合意した時には、ウォーカーはシーホークス訪問のためアトランタ空港で飛行機に乗り込んだところだった。連絡を受けた彼はフライトアテンダントを必死で説得し、ようやく降ろしてもらえたのだという。「契約は簡単だった。大変なのはフランクを飛行機から降ろすことだった。『申し訳ありませんがお客様、もうタキシングに入っております』 『わかってもらえないだろうが、オレはフットボール選手だ。シアトルに向かうはずだったが、別のチームと契約が決まったんだ。どうしても降りなきゃいけないんだ!』というやりとりが電話で聞こえてきたよ。なんとか降ろしてもらえたが、彼の荷物は今ごろシアトルだ」と代理人は笑っている。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player