グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年2月20日

シーズン総括と展望 FB編

長らくヘンダーソンがスターターとしてニック・ルーチーやヴォンテ・リーチなど若手の挑戦を退けてきたが、ついに先発の座を明け渡すときがきた。ゾーンブロッキングへの適応に加えて開幕直前にヒザを痛め、彼の不調がラン攻撃不振の一因になってしまったからだ。そこでプラクティス・スクワッドからマイリーが昇格して即スターターとなり、まずまずのプレー内容を見せた。FB2人合わせてパスキャッチ21回119ydsしかなかったのもこのシーズンの特徴。

ヘンダーソンの現役続行いかんにかかわらず、今年はマイリーと争えそうな候補を補強するのはほぼ確実。ドラフトでルトガーズ大のFBブライアン・レナードに注目しているという噂もあり、そうでなくても下位指名の可能性なら十分ある。

ブランドン・マイリー Brandon Miree

2004のドラフト7巡でブロンコスに入団し、ゾーンブロッキング経験を買われて開幕直前にパッカーズのプラクティス・スクワッド入り。そしてヘンダーソンの不振でロースターに入って即スターターとなった。ラン攻撃の改善に貢献したが、第7週でヒジを脱臼してしまい、第11週に復帰(以後はブレースを着けながら出場)してからは明らかに馬力がダウンしていた。軽量スピード型フルバックでゾーンブロッキング向きだが、来季も先発確定と言えるほどの働きを見せてはいない。

ウィリアム・ヘンダーソン William Henderson

12年目にしてついに先発の座を失った。中盤のマイリー欠場時には、序盤よりもよいブロックを見せており、序盤の不振はケガの影響があったかもしれない。シーズン終了時には引退が濃厚と見られていたが、マッカーシーHCは現役続行歓迎のコメントをしている。長年にわたるチームへの貢献、リーダーシップや若手の良きお手本としての価値を考慮して、今夏のキャンプで競争の機会は与えてやりたい、という意図かもしれない。

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