グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2007年1月22日

LGダリン・カレッジの1年

先日オール・ルーキー・チームに選ばれたLGダリン・カレッジ。2巡上位指名の期待を背負いながらキャンプ半ばで先発の座を失い、そこから盛り返して15試合先発出場、という興味深いルーキーシーズンを送った。全米の子供たちから「サンタクロースへの手紙」が送られてくるアラスカ州ノース・ポール(北極の意)出身という物珍しさも手伝って、放送中でも彼のことが取り上げられる機会が多い。

オフシーズンに入ってもパワーアップのためトレーニングを続ける彼が受賞の知らせを聞いたのは、やはりウェイトルームでのことだった。「プレーさせてもらえるだけですごく楽しい。ウチはいいラインメンがたくさんいて、いいコーチングスタッフがいる。賞をもらえるのは名誉なことだけど、他にも賞に値する選手たちはいるよ」

OLコーチとして彼を指導したジョー・フィルビン新OC。「最も喜ぶべきことは、期待されて入団しながらプレシーズンで壁にぶつかり、それでも彼の姿勢がグラつかなかったことだ。コツコツと努力を続け、頑張り続けて、逆境から這い出した。これはチーム全員にとって最高の教訓となるだろう。我々がこのチームの選手に求めるもの、地道な努力を続けて決して自分を信じることをやめない、という良きお手本となる」

故郷アラスカからの取材に応えるLGダリン・カレッジ。「左タックルから左ガードへのコンバートは、テクニックや体の使い方がいろいろと違うし、メンタリティそのものから変えなければならなかった。時間をかければ必ず成功できると思ってはいたけどね。大学時代と違うのは、プロでは全スナップですごい選手と対戦しなければならないことだ。大学ではすごい選手は各チームに3、4人しかいないものだけど」

いったんは先発の座を失いながら取り戻した経験について。「僕なんか先発すべきじゃない、プロでは通用しないと多くの人が思っているときも、僕は自信を持ってフィールドに出なければならなかった。自分を信じて、彼らが間違っていることを証明するだけだ。誰にも負けないよう彼は最善の努力をしている、と言われたい。自分が高いレベルで競争できたことを、今回の受賞は示していると僕は思う」

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