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Packers 30 - 19 49ers
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年12月11日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (5-8) |
7 |
10 |
7 |
6 |
30 |
49ers (5-8) |
3 |
3 |
7 |
6 |
19 |
晴れ時々曇り。気温は14℃。最初のピンチをFGでしのいだパッカーズは徐々にパスオフェンスが調子を上げて前半で11点のリード。後半に入っていったんは49ersの流れになるが、そこからインターセプトを奪った直後のWRドライバーへのロングTDパスが通って再びモメンタムを取り戻す。最後までオフェンスがよく機能したパッカーズが連敗を3で止め、古巣への勝利をマッカーシーHCにプレゼントした。
第1Q、パッカーズはRBグリーンのラン中心にSF陣に進むが、WRジェニングスへの33ydsパス成功がチャレンジで覆り、結局パント。49ersはRBゴアの72ydsランが飛び出してGB陣2に迫るが、反則も響いてFGどまり。GB陣37からのパッカーズは、WRドライバーへの21ydsパスでSF陣に入り、WRルヴェル・マーティンに37ydsTDパスが通って逆転。49ersが3&アウトのあと、GB陣33からのパッカーズはWRジェニングスへのパスでまたもSF陣に入るが、WRドライバーのエンドアラウンド失敗で得点圏に進めず。ナイスパントでSF陣12からの49ersは、2回目のランでRBゴアがファンブルロスト。
第2Q、SF陣8からの攻撃だがパッカーズはタッチダウンならず、23ydsFGで3点追加。49ersはTEウォーカーへの29ydsパスでGB陣に入るが、WRジェイコブズのパスキャッチがぎりぎりアウトオブバウンズで結局パント。GB陣20からのパッカーズはWRドライバーへの19ydsパス、22ydsパス、TEドナルド・リーへの11ydsパスでレッドゾーンに入り、最後はRBグリーンがエンドゾーンに飛び込んでタッチダウン。WRバトルへの11ydsパスなどでGB陣に進んだ49ersは、4thダウン3のギャンブルはRBゴアへのパス成功でレッドゾーンへ入るがタッチダウンはならず、36ydsFG成功で11点差に。残り57秒、GB陣23からのパッカーズはWRドライバーへのパスでフィールド中央まで進むがサックされて前半終了。
第3Q、49ersはRBゴアのランとWRアントニオ・ブライアントへの39ydsパスでレッドゾーンに入り、QBスミスのスクランブルでGB陣1での1stダウン。RBゴアがエンドゾーンに飛び込んで4点差に。両軍とも3&アウトのあと、ナイスパントでGB陣3からのパッカーズ攻撃は、スナップミスもあって3&アウト。GB陣49からの49ersは、3rdダウン2でのパスをSコリンズがGB陣32でインターセプト。2つめのプレーでWRドライバーへのロングパスがタッチダウンに。49ers攻撃は3rdダウンでサックが出てパント。GB陣42からのパッカーズはRBグリーンへの13ydsパスとRBモレンシーの10ydsランでSF陣35に進んで第4Qへ。
第4Q、WRルヴェル・マーティンへの6ydsパスは1stダウンに届かず、44ydsFG成功で14点差に。49ersはホールディング反則も響いて3&アウトに終わると、CBウッドソンの40ydsリターンが飛び出してSF陣18へ。WRドライバーへの6ydsパスで1stダウンゴールに迫るがTDパスは通らず、21ydsFG成功で17点差に。ナイスリターンでSF陣46からの49ersは、RBゴアへの16ydsパス、TEデイヴィスへの14ydsパスで簡単にレッドゾーンに入るが、エンドゾーンへのパスをLBホークがインターセプトし、GB陣21までリターン。パッカーズはラン3回で時間を使ってパントし、25ydsリターンでSF陣48からの49ers攻撃。TEデイヴィスへのショートパスが、ミスタックルで52ydsのタッチダウンに。PAT失敗で11点差。残り5分09秒、GB陣14からのパッカーズは、TEフランクスへの11ydsパス、WRジェニングスへの17ydsパスで1stダウンを重ね、タイムアウトを使わせた後でRBモレンシーの39ydsランが飛び出してトドメとなった。
- QBブレット・ファーヴは9人のレシーバーに投げ分けて22/34、293yds、2TD、0INTと文句なしの出来。試合中盤はランが止められて苦しくなったが、3rdダウン成功率40%もまずまず。得点圏に入りながらタッチダウンが奪えないことが何度もあったが、そこで無理をせず我慢したのも勝因の1つか。
- RBアーマン・グリーンは21回77yds、1TD。第3週ライオンズ戦以来ファンブルが一度もない。RBヴァーナンド・モレンシーは試合最後に39ydsランが出たので7回69yds。
- チーム全体のラン攻撃は34回139yds+(平均4.1yds)となり、先週の好調をなんとかキープできた。
- レシーバー陣ではWRドナルド・ドライバーが9回160yds、1TDの大活躍。第3Qの68ydsTDパスでは、そのうち22ydsが彼のタフなランアフターキャッチだった。WRグレッグ・ジェニングスはショートパス中心に5回50yds(途中で一時退場)。
- WRルヴェル・マーティンは2回42yds。36ydsのTDパスは、相手CBのカバレッジミスで超ワイドオープンになってのものだった。これが彼にとってのNFL初タッチダウン。
- パッカーズオフェンスはターンオーバーを一度も犯さず、ディフェンスは1ファンブルリカバーと2インターセプトを奪った。敵陣ゴール前でのファンブルリカバーは3点に結びつき、インターセプトはどちらも、相手に傾きかけた流れを引き戻すビッグプレーだった。
- 今週もRTタウシャーに代わってトニー・モールが先発し、OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTモール。被サックわずか1つと健闘したのは、1ステップ・ドロップのクイックパスを増やすなどの工夫も大きかった。
- ラン守備はRBフランク・ゴアを止めることができず、全体で25回146yds(平均5.8)を許した。序盤にミスタックルから72ydsランを許したために数字が悪くなったが、その一発を除けば平均3.0ydsと上出来の数字。QBアレックス・スミスを3rdダウンロングに追い込むことができた。
- パス守備はQBアレックス・スミスを12/29、201yds、1TD、2INTに抑え、3rdダウンコンバージョンもわずか3/12。ここでの頑張りが大きな勝因となった。
- パス守備の唯一の失態は、17点リードした第4Q残り5分でのTEヴァーノン・デイヴィスへのTDパス。プリヴェント・ディフェンスを布いたパッカーズに対し、ごく普通のアンダーニースへのパスだったが、ミスタックルを連発してエンドゾーンまで運ばれてしまった。
- パスラッシュはあまり有効ではなく、DEキャンプマンとDTジェンキンズによる合同サック1つだけ。それでいてパス守備が良かったということは、こちらのパスカバレッジがよかったのか、相手QBの未熟さに助けられたのか。
- 反則はわずか2回10ydsと素晴らしく、ミスの少なかったパッカーズの試合運びを象徴している。RGスピッツのフォルススタートとDEバジャ=ビアミラのオフサイド。
- パントリターンはCBウッドソンが40ydsのビッグリターンを含む2回平均23.5ydsの活躍。
- キックオフリターンはRBモレンシーが4回22.5ydsと普通の数字だが、相手キックオフがエンドゾーンまで飛ばないので、35yds前後から攻撃できることが多かった。
- カバーチーム。キックオフのカバレッジは悪くなかったが、終盤に44ydsリターンを許して平均25.8ydsに跳ね上がってしまった。パントのカバレッジは15ydsリターンと25ydsを許し、ピンチを招いた。
- Kデイヴ・レイナーは、23yds、44yds、21ydsを全て成功。キックオフはタッチバック1回。
- Pジョン・ライアンは5回平均41.6ydsとイマイチ。敵陣38から蹴りながらタッチバックになったのはいただけない。
- ケガ人
- WRグレッグ・ジェニングスは、第2Q半ばにクイックパスをキャッチして敵陣ゴール前で倒れた際に再び足首を痛めたか負傷退場。後半には復帰してパスキャッチもしたが、明らかに万全ではなかった。
- CBチャールズ・ウッドソンは以前から痛めていた肩を前半最後に再び痛めてしまい、CBジャレット・ブッシュが代役に入った。2ミニッツを切ったところでロッカールームに退いて検査を受けたウッドソンだが、後半最初から復帰している。
- アクティブ登録から外れたのは、RBポープ、TEマーティン、RTタウシャー、Gパーマー、DEモンゴメリー、LBテイラー、Sカルヴァー、そして第3QBイングル・マーティン。
- QBブレット・ファーヴは15年連続で3,000ydsパッシングを達成し、NFL記録を更新中。
- WRドナルド・ドライバーは早くもシーズン1,103ydsレセプション。通算4回目の1000ydsレセプションは、ジェームズ・ロフトン(5回)、スターリング・シャープ(5回)に次ぐ球団史上3位。
- WRルヴェル・マーティンはNFL初タッチダウン、WRカーライル・ホリデイはNFL初キャッチ、LB A.J.ホークはNFL初インターセプトを記録している。RBモレンシーの39ydsランもキャリア最長。
- 足の骨折によりすでにIR入りしたQBアーロン・ロジャースだが、故郷に近いためか、松葉杖でサイドラインに現れて応援している。
- 今年のドラフト1巡5位でLB A.J.ホークを指名したパッカーズと、6位でTEヴァーノン・デイヴィスを指名した49ers。どちらがよかったのかと、両チームの地元メディアからは何かと比較されるが、今回は2人ともビッグプレーでチームに貢献した。LBホークは第4QにそのTEデイヴィスへのパスをインターセプトし、次のドライブではTEデイヴィスが52ydsのTDパスレセプション。