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2006年11月30日

Packers - Seahawks Notebook

2006年11月29日

Packers 24 - 34 Seahawks

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (4-7) 7 7 7 3 24 
Seahawks (7-4) 3 9 7 15 34 

気温は1℃。試合前に雨が雪に変わり、次第に強くなって、試合開始時5分でラインが見えなくなった。前半は両者ともパスオフェンスに苦労したが、ハーフタイムでほぼ雪は止み、後半は天候が試合内容に影響を与えることはほとんどなかった。

前半に4つのターンオーバーを奪ったパッカーズだが、わずか14点しか挙げられず2点リードでハーフタイム。後半最初にWRドライバーのTDで9点リードしたものの、健闘もここまでだった。次第に調子を取り戻したシーホークスオフェンスが圧倒的な力を発揮、次々とTDドライブを重ねてあっというまに10点差に。最終盤にはQBファーヴがインターセプトを連発したが、わずか51ydsのラン攻撃と235ydsを許したラン守備が大きな敗因で、両軍OLのの力の差が勝敗を分けたとも言えそうだ。

第1Q、シーホークス攻撃の2プレー目で、DTピケットがディフレクトしたパスをCBウッドソンがSEA陣36でインターセプト。WRルヴェル・マーティンへの26ydパスでゴール前に迫り、RBグリーンの5ydsTDランで先制。SEA陣22からのシーホークスは、WRハケットへの15ydsパスとRBアレグザンダーの18ydsランでGB陣に入ったところでCBハリスがインターセプト。GB陣33からのパッカーズはRBへのエクスチェンジミスなどで3&アウト。SEA陣28からのシーホークスはWRバールソン、FBストロング、WRハケットへのパスで得点圏に入り、45ydsFG成功。GB陣19からのパッカーズは、RBモレンシーへの29ydsパスとWRジェニングスへの17ydsパスでSEA陣27に進むが、エンドゾーンへのパスをインターセプトされて得点ならず。

第2Q、最初のプレーでCBウッドソンがまたもインターセプト。SEA陣23からのパッカーズはRBグリーンの14ydsランでゴール前に迫るがTDはならず、28ydsFGはブロックされてまたも得点機を逃す。シーホークスはWRブランチへの17ydsパスとRBアレグザンダーの21ydsランでGB陣に入り、41ydsFG成功で1点差に。GB陣17からのパッカーズはランが完全に止められ3&アウト。パントはわずか26ydsしか飛ばず、GB陣44からのシーホークスは、QBハッセルベックのスクランブルとRBアレグザンダーのランで得点圏に入り、最後は37ydsFG成功で逆転。パッカーズが3&アウトのあとシーホークス攻撃は、背後からQBがヒットされ浮いたボールをLBホッジがキャッチしてそのまま逆転タッチダウン。前半残り1分44秒、好リターンでハーフラインからのシーホークス攻撃は、WRブランチへの17ydsパスとGB反則2回でレッドゾーンに入りるがタッチダウンはならず、4本目のFG成功で2点差に。

第3Q、雪はやみ、しだいに芝が見えるようになっている。パッカーズはRBグリーンへの12ydsパスとWRジェニングスへの7ydsパスでSEA陣に入り、WRドライバーへのスラントパスが48ydsのタッチダウンに。両者3&アウトのあと、SEA陣38からのシーホークスはWRハケットへのパス2回、RBアレグザンダーの13ydsラン、さらに3rdダウン12でのGB反則で得点圏に入り、WRハケットへの23ydsTDパスが決まって再び2点差に。GB陣33からのパッカーズはRBグリーンへの13ydsパスで1stダウンを更新してパント。SEA陣23からのシーホークスはWRジャクソンへの16ydsパスとRBアレグザンダーの15ydsラン、16ydsランで簡単に得点圏に入り、4thダウンインチズもFBストロングのランで1stダウン。

第4Q、シーホークスはRBアレグザンダーのランでゴール前に迫り、最後はWRジャクソンへのTDパスが決まって逆転。2ポイントもTEスティーヴンスに通って6点差。GB陣41からのパッカーズはWRドライバーへの34ydsパスでレッドゾーンに入り、34ydsFG成功で3点差に。好リターンでSEA陣49からのシーホークスは、3rdダウンでのパス失敗時にDTジェンキンズがラフィングザパサーを取られて1stダウン。今度も4thダウンインチズのギャンブル成功でレッドゾーンに入り、最後はTEスティーヴンスへのTDパスで10点差に。パッカーズは最初のプレーでロングパスがインターセプトされるが、SEA陣27からのシーホークスはラン3回でパント。GB陣27からのパッカーズはWRジェニングスへのパス2回成功の後、次もWRジェニングスに投げたところを今日3つめのインターセプト。シーホークスはラン3回でGBタイムアウトを使い切ってパント。残り2分31秒、GB陣12からのパッカーズはフィールド中央までしか進めず試合終了。

2006年11月27日

T/Gウォルターと契約 CBブラックモンをIRに

わき腹を痛めていた4巡ルーキーのCBウィル・ブラックモンをインジャリーリザーブに入れ、T/Gタイソン・ウォルターと契約。すでにRTタウシャーが負傷してトニー・モールが代役を務めているうえ、今週はLTクリフトンがハムストリングを痛めたため、左タックルと左ガードの控えが必要になったものと思われる。CBブラックモンは5月に足を骨折して大幅に出遅れ。今季はCBの層が薄いだけに期待されていたが、ヴァイキングス戦でわき腹をひどく痛めて今週も欠場が確実となっていた。

T/Gタイソン・ウォルターはオハイオ州立大出身の28歳。2002年のドラフト6巡でカウボーイズに入団、3年間で40試合に出場し9試合に先発。控えセンターを務めることが多かったようだ。2005年の開幕前に解雇され、シーズン半ばにテキサンズと契約したが、7試合全てインアクティブ。今年の春にはFAとなってレッドスキンズに移ったが、10月下旬になって解雇されていた。身長6フィート4(193cm)、300ポンド(136kg)とやや軽量で機動力のあるところがゾーンブロッキング向きと判断されたのかもしれない。センター、ガード、タックル全ての経験があり、便利屋的存在か。

Notebook: LBバーネットの欠場が確定

Packers Injury Report
Player Pos. Injury Status Notes
Nick Barnett LB Hand Out 欠場
Will Blackmon CB Rib Out 欠場( IR入り)
Mark Tauscher OT Groin Doubtful 欠場
Ben Taylor LB Hamstring Doubtful 欠場
P.J. Pope RB Hamstring Questionable 微妙
Cullen Jenkins DT Ankle Questionable 微妙
Vernand Morency RB Back Questionable 出場予定
Brandon Miree FB Elbow Questionable 出場予定
David Martin TE Rib Questionable 出場予定
Chad Clifton OT Hamstring Questionable 出場予定
Tracy White LB Knee/ Quad Questionable 出場予定
Charles Woodson CB Shoulder/ Knee Questionable 出場予定
Brett Favre QB Elbow/ Groin Probable 出場予定
Ahman Green RB Knee Probable 出場予定
Aaron Kampman DE Groin Probable 出場予定
Seahawks Injury Report
Player Pos. Injury Status
D.D. Lewis LB Toe Out
Josh Parry RB Foot Doubtful
Robbie Tobeck C Hip Doubtful
Rocky Bernard DT Foot Questionable
Sean Locklear OT Ankle Questionable
Bobby Engram WR Illness Probable
Matt Hasselbeck QB Knee Probable
Probable
Questionable
Doubtful
Out
: 出場の可能性75%
: 出場の可能性50%
: 出場の可能性25%
: 欠場

2006年11月26日

Notebook: QBファーヴが復帰してシャープな動き

2006年11月25日

Notebook: LBアブドゥル・ホッジが代役出場へ

2006年11月24日

Brett Favre Notebook

2006年11月23日

Notebook: 控えQBたち

2006年11月22日

QBトッド・バウマンと契約

インジャリー・リザーブ入りしたQBアーロン・ロジャースに代わる控えQB候補として、数人がグリーンベイを訪れてワークアウトをしていたが、パッカーズは最も経験豊富なベテランQBトッド・バウマンと契約した。彼の他には、2004年にパッカーズに在籍したJ.T.オサリバン、昨年ブロンコスで2番手QBだったブラドリー・ヴァン=ペルトが候補だったらしい。

QBトッド・バウマンはセントクラウド州立大(ミネソタ州)出身の34歳。身長6フィート2(188cm)、体重226ポンド(103kg)。ドラフト外入団ながらヴァイキングスとセインツで計9年間控えQBを務め、セインツ時代にマッカーシーHCの下でプレーした経験がある。9年間で計6試合に先発して通算レーティングは75.3。2001年にはQBカルペッパーの代役として384yds、4TDを挙げて週間MVPに選ばれたこともあるが、昨年はセインツで3試合に先発して不振だった。今夏はジェイミー・マーティンとの控えQB争いに敗れてセインツを解雇され(ここはQB2人体制)、ここまでフリーのままだった。

LBニック・バーネットが手を骨折

ペイトリオッツ戦の最後で負傷したLBニック・バーネットは、右手を骨折していることが判明。今後はギブスをつけたまま、いわばドラえもん状態でプレーできるかトライする。これまでにもパッカーズで手を骨折してギブスでプレーしたのはOGマイク・ウォール、DEアーロン・キャンプマンなどがいるが、相手をつかまえるのが商売のラインバッカーにとっては、より大きなハンデとなるのは間違いない。

LBバーネットに十分なプレーができない場合、3巡ルーキーのLBアブドゥル・ホッジが昇格するか、A.J.ホークをミドルに回す手もある。ただしベン・テイラーはペイトリオッツ戦でハムストリングを悪化させてしまっており、すぐには使えないかもしれない。どうするにせよ、水曜の練習でLBバーネットの様子を見るまでは全て未定だ、とサンダースDCは語っている。

Notebook: QBアーロン・ロジャース

2006年11月21日

QBブレット・ファーヴは大丈夫

月曜の記者会見でマッカーシーHCは、負傷退場したQBブレット・ファーヴについて、しだいに握力が戻ってきており次の出場に支障はないだろう、との見通しを明らかにした。「ヒジは問題ないと思う。引き続きヒジと鼠蹊部の治療を続け、水曜日に再び検査を行う。彼自身はさほど心配していないようだった。チームドクターたちも彼とは長い付き合いだし、本人の判断を信頼している」

QBアーロン・ロジャースがインジャリーリザーブ入り

負傷退場したファーヴの代役としてペイトリオッツ戦の半分強をプレーしたQBアーロン・ロジャースが左足を骨折していることが判明し、インジャリーリザーブでシーズンを終えることが発表された。マッカーシーHCによると、彼は第3Qのスクランブルの際に負傷して、そのまま最後までプレーを続けたらしい。「彼は3月20日から始まった全てのワークアウトに参加し、いずれスターターとなる準備を続けてきた。その彼がようやく本番でプレーする機会にこのようになってしまい非常に残念だ」

これで控えQBは、まだまだ頼りない5巡ルーキーのQBイングル・マーティンだけとなった。ファーヴが万全なときならQB2人体制の可能性もあるが、彼が腕を痛めて満身創痍の今は、やはりQBを補強せざるをえないものと思われる。「我々はあらゆるシナリオを検討している」とマッカーシーHC。

Packers - Patriots Notebook

2006年11月20日

Packers 0 - 35 Patriots

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Patriots (7-3) 7 14 7 7 35 
Packers (4-6) 0 0 0 0

天気は快晴。気温は5℃。ラン・パスとも大不振のパッカーズオフェンスはトータルわずか120ydsで5回しか1stダウンが取れず、ディフェンスは5TDを許し、スペシャルチームもいいところなし。前半最後にはQBファーヴが負傷退場(右前腕の打撲か)し、代わったQBロジャースも不振。何ひとつ収穫がない内容で、シーズン2回のホーム完封負けはチーム史上初とのこと。

第1Q、パッカーズが3&アウトのあと、NE陣37からのペイトリオッツはTEワトソンへの36ydsパスでレッドゾーンに入り、ゴール前での4thダウンインチズでTEグレアムにパスが通り先制タッチダウン。両者3&アウトのあと、パッカーズはWRジェニングスへの26ydsパスでNE陣に入るがそこまで。ペイトリオッツはRBディロンがNE陣30でファンブルロスト。しかしパッカーズは1stダウンが奪えず、44ydsFGも失敗に終わる。ペイトリオッツはWRトロイ・ブラウンへの11ydsパスでGB陣に入って第2Qへ。

第2Q、LBポピンガのパスインターフェアでゴール前に進んだペイトリオッツは、RBディロンのランで2つめのTD。両者パント続きのあと、NE陣29からのペイトリオッツは、ワイドオープンのWRコールドウェルへ54ydsパスが通って3つめのタッチダウン。前半残り2分、パッカーズはWRドライバーへのパスでNE陣に入るが、サックを受けたファーヴが右ヒジを痛めて退場。代わったQBロジャースからのパスは連続失敗でパント。ペイトリオッツは2回ニーダウンして、21点差で前半終了。

第3Q、NE陣29からのペイトリオッツはWRコールドウェルへのパスとRBマロニーのランでGB陣に入るが得点圏には入れず。GB陣10からのパッカーズは、QBロジャースからTEドナルド・リーへの16ydsパスで1stダウンを更新してパント。NE陣22からのペイトリオッツが3&アウトに終わると、GB陣45からのパッカーズはQBロジャースのスクランブルでNE陣に入るが、4thダウン5のギャンブル失敗で得点ならず。NE陣40からのペイトリオッツはWRチャド・ジャクソンへの20ydsパスとTEワトソンへの13ydsパスで得点圏に入り、最後もTEワトソンへのパスでタッチダウン。

第4Q、両者パント続きのあと、RBフォークの36ydsリターンでGB陣23からのペイトリオッツ攻撃は、3rdダウン6でRBマロニーへのショートパスがタッチダウンとなって0-35。パッカーズがようやくRBグリーンのランで1stダウンを取ってパントを蹴ると、残り6分はQBブレイディも退いて2番手QBキャセルが登場。DEバジャ=ビアミラのサックで3&アウト。パッカーズはNE陣49からのチャンスだったが、いきなりQBロジャースがサックされてファンブルロスト。ペイトリオッツはランで1stダウンを更新し、2ミニッツ明けは新加入のQBテスタバーディが3回ニーダウンして試合終了。

2006年11月19日

TEザク・アルコーンが昇格

1つ残っていたロースター枠の空きに、プラクティス・スクワッドからTEザク・アルコーンが昇格した。NAIAに属するブラックヒルズ州立大(サウスダコタ州)出身のドラフト外ルーキーで、身長6フィート4(193cm)、体重260ポンド(118kg)の標準サイズ。40yds走4.62秒とスピードがありパスキャッチも上手いレシービングTEだ。昨季は43回689yds、7TDの活躍で、NAIAのオールアメリカン1stチームに選出されている。

先日TEハンフリーがインジャリーリザーブ入りしたが、これで再びTE4人体制となった。4番手TEではスペシャルチーム以外になかなか出番がないが、今季不振のTEドナルド・リー(パスキャッチ3回)の3番手の座を脅かすことができるか。

Notebook: RBモレンシーの復帰が確実に

Packers Injury Report
Player Pos. Injury Status Notes
Mark Tauscher OT Groin Out 欠場
Brandon Miree FB Elbow Questionable 欠場の方向
Cullen Jenkins DT Ankle Questionable 微妙
Will Blackmon CB Rib Questionable 微妙
Vernand Morency RB Back Questionable 出場予定
David Martin TE Shoulder/
Quad
Questionable 出場予定
Michael Montgomery DE Hamstring Questionable 出場予定
Johnny Jolly DT Ankle Questionable 出場予定
Brett Favre QB Ankle/
Groin
Probable 出場予定
Ahman Green RB Knee Probable 出場予定
William Henderson FB Knee Probable 出場予定
Greg Jennings WR Ankle Probable 出場予定
Al Harris CB Illness Probable 出場予定
Charles Woodson CB Knee Probable 出場予定
Patriots Injury Report
Player Pos. Injury Status
Rodney Harrison S Shoulder Out
Daniel Graham TE Ankle Questionable
Stephen Neal OG Shoulder Questionable
Richard Seymour DL Elbow Questionable
Ty Warren DL Shoulder Questionable
Ellis Hobbs CB Wrist Questionable
Asante Samuel CB Knee Questionable
Eugene Wilson S Hamstring Questionable
Tom Brady QB Shoulder Probable
David Thomas TE Groin Probable
Probable
Questionable
Doubtful
Out
: 出場の可能性75%
: 出場の可能性50%
: 出場の可能性25%
: 欠場

2006年11月18日

Notebook: ルーキーOL3人が先発へ

2006年11月17日

Sビグビーがロースター昇格 2人をIRに

パッカーズは、ヴァイキングス戦で負傷したWRショーン・ボディフォード(すね)とTEトリー・ハンフリー(ハムストリング)をインジャリー・リザーブに入れ、プラクティス・スクワッドからSアタリ・ビグビーを昇格させた。ロースター枠にはまだ1つ空きがあるため、今週とは限らないが近いうちに補強が行われるはず。わずか4人となったWRが最有力と思われる。

Sアタリ・ビグビーは身長5-11(180cm)、体重211ポンド(96kg)。セントラルフロリダ大から昨年のドラフト外でドルフィンズに入団したが7月下旬に解雇され、次のジェッツでも開幕ロースターに残れず、11月初めにパッカーズのプラクティス・スクワッドへ。12月末にロースターに昇格し、1試合だけ出場してスペシャルチームでプレーした。今春はNFLヨーロッパに派遣されてアムステルダムで全試合に先発出場し、チーム最多の61タックルを挙げる活躍を見せている。5人目のセーフティとなるのでディフェンスでの出場は難しそうで、主にスペシャルチームのための補強と思われる。

ビグビーの昇格で空いたプラクティス・スクワッド枠には、OTオーリン・トンプソンと契約した。身長6-6(198cm)、322ポンド(146kg)の長身タックル。昨年のドラフト外でデューク大からドルフィンズに入り、開幕ロースターには残れなかったものの、2年続けてプラクティス・スクワッドを出たり入ったりしていた。ビグビーと同じく、今春はNFLヨーロッパにも派遣されている。

Notebook: インジャリーリストに大量14人

隔週のブレット・ファーヴ記者会見から

2006年11月16日

Ex-Packers Notebook

2006年11月15日

Notebook: WRボディフォードが骨折

2006年11月14日

Packers - Vikings Notebook

2006年11月13日

Packers 23 - 17 Vikings

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (4-5) 10 7 3 3 23 
Vikings (4-5) 0 14 0 3 17 

前半は両軍オフェンスがビッグプレーを連発して点の取り合いとなるが、後半はディフェンシブな展開に。前半には不振だったパッカーズのパス守備が立ち直ってわずか109ydsしか許さず、オフェンスも少ないチャンスにFGを追加してターンオーバーを犯さずに逃げ切りに成功した。

第1Q、両者3&アウトのあと、GB陣15からのパッカーズはWRドライバーへの27yds、22yds、20ydsパスでゴール前に迫るが、3rdダウンインチズでのランがロスタックルに終わり、20ydsFGで先制。ヴァイキング攻撃は最初のプレーでLBポピンガがファンブルフォースしてGB陣22でDTコーリー・ウィリアムズがリカバー。RBグリーンのランで再びゴール前に迫り、最後はRBヘロンへのパスでタッチダウン。MIN陣28からのヴァイキングスは自陣37でギャンブル成功し、WRテイラーへのパスでGB陣に入って第2Qへ。

第2Q、ヴァイキングスは最初のプレーでWRマクマレンに40ydsパスが通ってタッチダウン。パッカーズが3&アウトのあと、MIN陣18からのヴァイキングスはWRベセル・ジョンソンへの35ydsパスでGB陣に入る。3rdダウン9でRBチェスター・テイラーへのパスが通り、ゴールライン付近でファンブルするがWRマクマレンがリカバーして逆転タッチダウン。GB陣23からのパッカーズは、TEマーティンへの11ydsパスで1stダウンを取るがそこまで。MIN陣15からのヴァイキングスは、WRベセル・ジョンソンへの40ydsパスでGB陣に入るが、反則もあって得点圏に入れず。2ミニッツ明け、ナイスパントでGB陣3からのパッカーズは、WRジェニングスへの12ydsパスで1stダウンを取り、WRドライバーへの82ydsパスが決まって逆転。MIN陣20からのヴァイキングスはラン3回で1stダウンを取るが、最後はDTジェンキンズのサックで前半終了。

第3Q、キックオフリターンTDが反則で取り消しとなってMIN陣6からのヴァイキングスは、RBテイラーの10ydsランで1stダウンを取るが反則もあってパント。GB陣30からのパッカーズは、WRルヴェル・マーティンへの13ydsパスで1stダウンを取るが後が続かず。MIN陣20からのヴァイキングスはサックが効いて3&アウト。GB陣43からのパッカーズはパスキャッチしたWRジェニングスが倒れ際にピッチし、受け取ったWRドライバーが一気にMIN陣7へ(反則コミ)。しかしTDはならず(RTタウシャー負傷)、24ydsFG成功で6点差に。MIN陣30からのヴァイキングスは3&アウトに終わり、GB陣9からのパッカーズはWRジェニングスへの14ydsパスで1stダウンを取るがそこまで。

第4Q、両者3&アウトのあと、MIN陣23からのヴァイキングスは反則で1stダウンを取るがサックが出てけっきょくパント。パッカーズはまたもや3&アウトに終わり、MIN陣20からのヴァイキングスは、ロングパスをCBデンディがGB陣23でインターセプト。パッカーズは、WRルヴェル・マーティン、FBヘンダーソン、TEフランクスへのパスでMIN陣に入り、再びWRマーティンへの20ydsパスでレッドゾーンへ。タッチダウンは奪えず、29ydsFG成功で9点差に。残り2分04秒、ヴァイキングスはWRマクマレンへの18yds、RBムーアへの27ydsydsパスで得点圏に進み、34ydsFG成功で6点差に。残り57秒、オンサイドキックはMIN反則で蹴り直し、2回目はアウトオブバウンズに終わって試合終了。

2006年11月12日

Notebook: サイレント・カウントを準備

Packers Injury Report
Player Pos. Injury Status Notes
Vernand Morency RB Back Doubtful 欠場
Brandon Miree FB Elbow Doubtful 欠場
Greg Jennings WR Ankle Questionable 微妙
Charles Woodson CB Knee Questionable 出場の見込み
Ahman Green RB Knee Probable 出場予定
Bubba Franks TE Wrist Probable 出場予定
Chad Clifton OT Knee/
Elbow
Probable 出場予定
Cullen Jenkins DT Ankle Probable 出場予定
Johnny Jolly DT Ankle Probable 出場予定
Nick Collins S Kidney Probable 出場予定
Vikings Injury Report
Player Pos. Injury Status
Marcus Robinson WR Back Out
Napoleon Harris LB Wrist Out
Darrion Scott DE Ankle Questionable
Chester Taylor RB Calf Probable
Tony Richardson FB Thumb Probable
Matt Birk C Neck Probable
Kevin Williams DT Ankle Probable
Pat Williams DT Knee Probable
Will Hunter S Back Probable
Probable
Questionable
Doubtful
Out
: 出場の可能性75%
: 出場の可能性50%
: 出場の可能性25%
: 欠場

2006年11月10日

Notebook: DTピケットとOGハッチンソンの腐れ縁

2006年11月 9日

Cスコット・ウェルズが契約延長にサイン

今年から先発センターに昇格したCスコット・ウェルズが、2011年まで5年の契約延長にサインした。プロ3年目のCウェルズは来春に制限つきフリーエージェント(RFA)となる予定だったが、今季のパッカーズはサラリーキャップに$7ミリオン半ほどの余裕があったため、その空きを利用して一足早く契約延長することができた。今春FA契約した選手たちと同様、今季のキャップ額を大きくして将来のキャップ負担を減らす内容となっている。

詳細は明らかになっていないが、Press-Gazette紙によると総額$15ミリオンの(今年を含めて)6年契約。将来のキャップ負担を減らすため契約ボーナスを少なく、ロースターボーナスや今季の昇給を多くして、実質的な契約ボーナスが$5ミリオンほどになっている。来季以降のベースサラリーは、$510,000、$740,000、$1.5ミリオン、$2.25ミリオン、$2.75ミリオン。

Cスコット・ウェルズはテネシー大から2004年のドラフト7巡指名で入団し、負傷のCマイク・フラナガンに代わって1年目から2試合に先発出場。2年目の昨季はシーズン半ばに先発左ガードに昇格して8試合に先発、センターとしても2試合に先発出場した。今季のパッカーズはCフラナガンとの再契約を見送って春からずっとウェルズを先発センターに据え、彼も期待に応えて非常に安定感のあるプレーを続けている。たとえば、ケガがちな時期のCフラナガンと比べればすでに遜色ないプレー内容で、今後も成長の余地があることを考えれば、この金額の価値は十分あるというのが大方の見方。

この契約が成立しても、パッカーズのキャップの空きはまだ$4ミリオン近くある。これほど余裕があるのは、2003年・2004年あたりのドラフトで失敗が多かったため、いま高額で引き留めるべき選手が少ないことが最大の理由だ。今季中に契約延長する可能性がありそうなのは、好調のRBアーマン・グリーン(ケガのため低リスクの1年契約だった)、TEデヴィッド・マーティン、DTカレン・ジェンキンズあたり。また、来春契約が切れるわけではないが、LBニック・バーネットとCBアル・ハリスも契約延長を求めている。

パッカーズ 2006年シーズン前半スタッツ集

全球団が8試合を終えたところで前半のまとめ。昨年および一昨年のスタッツも参照のこと。

オフェンス
Total 得点 ラン ラン(1回) ランTD FumLos パス パス% パスTD INT サック 3rd%
357.8 20.2 118.9 4.3 5回 10回 238.9 58.0% 11回 7回 11回 38.4%
10位 17位 11位 7位 17位T 29位T 7位 23位 13位T 12位T 3位T 18位

昨季は平均3.4yds(31位)しか走れなかったラン攻撃が大幅に改善されている。パスydsは例年並だがパス成功率はQBファーヴのキャリア最悪に近い数字。若く不安定なOL陣であるためTEやRBによるパスプロのヘルプを増やさざるをえず、クイックパスが増え、レシーバー(ドライバー以外はルーキーばかり)もフリーになる時間がない。被サック11回は優秀な数字だが、そうした無理をしてなんとかQBを守っているという事情がある。3rdダウン成功率38.4%は物足りないが、QBが無理をしてINTをしないようにという方針もあり、現有戦力では致し方ないところか。

ディフェンス
Total 失点 ラン ラン(1回) ランTD FumRec パス パス% パスTD INT サック 3rd%
342.5 25.0 98.0 3.8 7回 4回 244.5 57.1% 13回 7回 27回 34.3%
21位 29位 10位 9位 19位T 21位T 32位 8位 24位T 20位T 3位 9位

昨季NFL1位だったパス守備がNFL最下位へと劇的な悪化を遂げた。そもそも昨年の数字がうさんくさいものだった上に、コーディネーター交代による実質戦力ダウンもありそうだ。相手のパス成功率は低くサック数も大幅アップだが、大事なところでビッグプレーを許し、失点につながっている。ラン守備の改善はDL陣の成長とLB陣のスピードアップの成果か。インターセプトは少し増えたがファンブルリカバーは減り、合計したテイクアウェイ11回はNFL24位と今年も物足りない。

ターンオーバー 反則
Takeaways Giveaways DIFF 回数 ヤード
Total Int FumRec Total Int FumLos      
11 7 4 17 7 10 -6 50回 384yd
24位T 20位T 21位T 26位 12位T 29位T 27位 18位 12位

昨季QBファーヴのインターセプトはNFL最悪の29回だったが、堅実さを求める新コーチ陣の方針もあって大幅に改善されている。RBグリーンのファンブルロスト2回は(自慢にはならないものの)ほぼ例年並だが、控えRB陣が計3回もしているのはキャリー数からして多すぎる。去年も今年も、激しくサックされてのQBファーヴのファンブルロストが多いところにOLの不安定さが表れている。

スペシャルチーム
Kickoff Punt Kickoff Ret Punt Ret Field Goals
Avg. Coverage Avg. Coverage Net     成功率 回数
66.8 20.8 45.9 11.8 34.8 19.9 8.1 80.0% 12回
9位 7位 6位 28位 29位 27位 21位 18位 14位T

Kレイナーは実質1年目ながら成功率80%は立派な数字。しかも失敗3回のうち2回は50yds超で、40yds以下は全て成功させている。パッカーズより成功率上位の中には50yds以上を一度も蹴っていないチームが5つもある。Pライアンのパント飛距離45.9ydsは昨年のB.J.サンダーの38.9ydsから大幅アップ。しかしカバーチームの不振でネットは34.8ydsと、けっきょく昨年と比べてわずか1.3ydsしかパントチームが改善されていない。キックオフリターンは人材不足のためか今年も不振が続いている。控え選手にケガ人が多いこともスペシャルチームが安定しない一因か。

2006年11月 8日

Notebook: ミスコミュニケーション

2006年11月 7日

Packers - Bills Notebook

2006年11月 6日

Packers 10 - 24 Bills

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
Packers (3-5) 0 0 7 3 10 
Bills (3-5) 3 7 0 14 24 

天気は曇り。気温は8℃。序盤にスペシャルチームとオフェンスのミスで10点リードを許したパッカーズだが、後半にオフェンスが盛り返して同点に。しかしパスカバレッジの大きなミスでTDパスを許すと、敵陣エンドゾーンでインターセプトを犯して逆にダメ押しのTDランを喰らってしまう。ヤーデージでは圧倒しながら4ターンオーバーを犯したパッカーズが、勝率5割とバッファローでの球団史上初勝利を逃した。

第1Q、CBマギーのビッグリターンでGB陣29からのビルズは、TEロイヤルへの9ydsパスで1stダウンを奪うがTDはならず、RBマゲイヒー負傷退場のあと28ydsFGで3点先制。パッカーズはTEマーティンへのパスで1stダウンを取るがパント。BUF陣20からのビルズは、代役RBアンソニー・トーマスのランとFBシェルトンへのパスで2つ1stダウンを重ねるがそこまで。GB陣6からのパッカーズは3&アウト。BUF陣41からのビルズは、3rdダウンでサックが出て3&アウト。

第2Q、GB陣7からのパッカーズは、3rdダウンでLBフレッチャーにINTリターンTDを喰らって10点差に。パッカーズはWRジェニングスへのパス2回でハーフラインまで進むが、スナップミスでファンブルロスト。しかしビルズは1stダウンが奪えず、GB陣12からのパッカーズはWRジェニングスへのパスなどでBUF陣34まで進むがサックが出て結局パント。ビルズは3&アウトに終わるがスーパーパントでGB陣20へ。2ミニッツ明けのパッカーズはTEマーティンへの19ydsとWRジェニングスへの16ydsパスでゴール前に迫るが、またもやスナップミスでファンブルロストして前半終了。

第3Q、GB陣21からのパッカーズは、RBグリーンのランとTEマーティンへの18ydsパスでBUF陣に入るが得点圏には進めず。BUF陣3からのビルズはRBトーマスのラン2回で1stダウンを取ってパント。GB陣35からのパッカーズは、WRドライバーへの23ydsパスでBUF陣に入り、最後もWRドライバーへの1ydsパスが通ってようやくタッチダウン。BUF陣20からのビルズは、サック2回と反則で3&アウト。GB陣48からのチャンスだったがパッカーズも3&アウト。

第4Q、ビルズはまたも3&アウトに終わり、GB陣45からのパッカーズはWRドライバーへの12ydsパスでBUF陣に入り、49ydsFG成功でついに同点。BUF陣26からのビルズはWRプライスのエンドアラウンドなどでGB陣に入るが、サックが出て結局パント。GB陣10からのパッカーズは3&アウトに終わり、ビルズはWRパリッシュの好リターンでGB陣34からの攻撃。反則で2ndダウン20となるが、ワイドオープンのWRエヴァンズにロングパスが通って一発タッチダウン。GB陣39からのパッカーズは、RBグリーンのランとWRドライバーへのパス2回などでゴール前1ydsに迫るが、WRドライバーへのパスがティップされインターセプト。INTリターンはQBファーヴとRBグリーンが追いかけてGB陣27でタックル。しかしRBトーマスがラン3回でダメ押しのタッチダウン。残り2分55秒、GB陣29からのパッカーズは、RBヘロンへのパス連続でBUF陣に入るが4thダウン失敗で万事休す。

2006年11月 5日

Notebook: ファーヴのサイン偽造犯に有罪判決

Packers Injury Report
Player Pos. Injury Status Notes
Vernand Morency RB Back Out 欠場
Brandon Miree FB Elbow Out 欠場
Johnny Jolly DT Ankle Questionable 微妙
Charles Woodson CB Knee Questionable 出場の見込み
Greg Jennings WR Ankle Questionable 出場の見込み
Cullen Jenkins DT Ankle Questionable 出場の見込み
Abdul Hodge LB Knee Questionable 出場の見込み
Ahman Green RB Knee Probable 出場予定
Corey Williams DT Knee Probable 出場予定
Bills Injury Report
Player Pos. Injury Status
Sam Aiken WR Hamstring Questionable
Tutan Reyes OG Shoulder Questionable
Ryan Denney DE Hamstring Questionable
Probable
Questionable
Doubtful
Out
: 出場の可能性75%
: 出場の可能性50%
: 出場の可能性25%
: 欠場

2006年11月 4日

Notebook: 氷点下の屋外練習

2006年11月 3日

Notebook: ファーヴはまだ5インターセプト

2006年11月 2日

Pジョン・ライアン: 故郷からの贈り物

カナダ人パンターのジョン・ライアンは、NFL1年目ながらリーグ4位の平均47.1ヤードを記録してチームの期待に応えている。フィールドでは順調な彼だが、開幕前に父ボブが末期がんと判明し、精神的には非常に苦しいシーズンを過ごしている。バイウィークには特別休暇をもらって故郷サスカチュワン州レジャイナに滞在し、父と会うのはこれが最後のつもりで、涙の別れをすませてきたばかりなのだ。(先月の記事

死病に冒された父ボブに、なんとかしてランボーフィールドでジョンの雄姿を見せることはできないものかと、ジョンの代理人ギル・スコットがCFL サスカチュワン・ラフライダーズのジム・ホプソン社長に相談を持ちかけたのが事のはじまりだった。ただ航空券をプレゼントするだけでは旅はできない。ボブは、もう普通に旅行して普通にスタンドで観戦することができる体ではなく、どうしても特別扱いが必要なのだ。

そこで、実業家のポール・ヒル球団理事にホプソン社長が声をかけると、ヒルは即座にプライベート機の提供を承諾した。彼はライアン一家とは全く面識がないが、サスカチュワンを代表してNFLで頑張っているジョン・ライアンのためだ。こうしてカナダ側から連絡を受けたパッカーズは、一家のために急いでプライベート・ボックス席を割引価格で用意。病人がレジャイナ空港を往復するための救急用車両も手配され、ライアン一家の日帰り観戦旅行が実現した。

こうした成り行きを何も知らずに試合前のウォームアップをしていたPジョン・ライアンのところに、用具担当のレッド・バティがやってきて、「お父さんがあそこに来てるぞ」と声をかけた。振り返ると、選手入場トンネルの隅っこに、家族と一緒に父の姿が見えた。「こんなことは二度とない、人生で最も素晴らしい瞬間だった。ウォームアップを終えて父や家族と抱き合えるなんて。みんな目に涙を浮かべていたし、僕は泣き叫んでいた。この日のことは、きっと家族の誰もが一生忘れることはないだろう」

ファーヴをはじめ選手全員が列になってひとりずつボブと握手し、ハイファイブし、幸運を祈ると声をかけ、フィールドに出て行った。ライアン一家はプライベート・ボックス席に陣取ってパッカーズがカーディナルスに快勝するのを心から楽しみ、ジョンもNFLパンターにふさわしい50yds級を2本蹴って試合を終えることができた。子供の頃からパッカーズファンだったボブのため、試合後にはマイク・マッカーシーHCも挨拶に訪れ、ジョンは特別に家族と過ごす時間を許された。

ジョンの姉エリカは言う。「まったく現実離れした1日でした。朝レジャイナで目が覚めて、国境を越えてNFL観戦、しかも弟のプレーする試合を観て、夜にはまたレジャイナでベッドに入ることができるんですから。私たちが今日ここにいるのはとてもつらい病気のせいですが、こんな素敵な場所で素晴らしい試合を観ることができれば、あまり悲しくなどありません。この旅を実現させてくれたみなさんには、どう感謝したらいいか想像もつきません。私たちにとってどれほど意味のあることだったか」

「父はこのあいだ、『俺は幸運の星の下に生まれた』 と言っていました。重病人がなぜそんなこと言うのだろうと思ったら、『素晴らしい人生を過ごせた・・・充実した暮らしだった。何か悪いことが起こったときでさえ、必ず良いことが俺には起こるんだ』 って」

RB P.J.ポープと契約

モレンシーの負傷でRB陣が手薄になったパッカーズは、ベアーズのプラクティス・スクワッドにいたRB P.J.ポープと契約し、控えセンターのクリス・ホワイトを解雇した。

ボウリンググリーン州立大で通算3,116ydsラッシング 41TDと大活躍したP.J.ポープだが、4年時には両足首を負傷したこともあって今春のドラフトで指名されず、ドラフト外でベアーズに入団。プレシーズンではチーム1位の153ydsラッシングを記録したが、トーマス・ジョーンズ、セドリック・ベンソン、エイドリアン・ピーターソンという上位3人の壁は厚く、開幕前に解雇されてプラクティス・スクワッドに入っていた。

身長5-9(176cm)、体重218ポンド(99kg)と小型ながら比較的ガッチリしているようだ。ドラフト前の情報では、40yds走4.49秒とRBにしては速く、20ydsシャトルや3コーンドリルでもトップクラスの数字を出している。通算133キャッチ1,148ydsを記録しているようにパスプレーでも貢献でき、通算41TDのうち8TDはパスによるもの。

ベアーズからの引き留めもあったため、パッカーズからの誘いに数時間は迷ったとポープは言う。「人生で最も難しい決断の1つだったよ。チームに馴染めていたし、いい仲間に恵まれていたしね。だから、試合でプレーするチャンスがもらえるかどうかを判断の基準にした」と本人。トンプソンGMも、「ベアーズが引き留めようと説得しているのは知っていた。昨日の時点でも、獲得できそうに思える時と、無理そうに思える時があった」と認めている。また、候補として元ブラウンズのRBリー・サッグスの獲得も検討したらしい。

解雇されたCクリス・ホワイトは、センターでスコット・ウェルズの2番手を務めていた。ドラフト外入団からロースター入りした昨年は「ウェルズよりいいかも」という一部の評判もあったほどだが、今年は成長がいまひとつと判断されたのかもしれない。RGスピッツとT/Gコストンはどちらも大学でセンターの経験があり、最新デプスチャートではスピッツがセンターの控えも兼ねる形となっている。またロースターに余裕ができれば、ホワイトを呼び戻す可能性はある。

2006年11月 1日

RBモレンシーとFBマイリーが負傷

カーディナルス戦で101ydsの活躍を見せたRBヴァーナンド・モレンシーが腰を痛め、少なくとも2週間は出場できないことになった。また先発フルバックのブランドン・マイリーはヒジを痛め、現時点では "Doubtful" とのこと。

RBサムコン・ガドーとのトレードで9月半ばにテキサンズからやってきたRBヴァーナンド・モレンシーは、イーグルス戦では代役として先発して99yds、カーディナルス戦では2番手ながら101ydsを記録して勝利に貢献したばかり。マッカーシーHCによると腰の椎間板を痛めたとのことだが詳細は明らかになっておらず、まだ検査を進めているところだ。

「シーズンエンドの重傷ではない」とわざわざ否定したことからしても、2週間で復帰できればラッキーと覚悟するべきかもしれない。ただ、代わって2番手となるノア・ヘロンもラムズ戦では106ydsラッシングを記録した実績があり、アーマン・グリーンも絶好調に近づいていることから、マッカーシーHCはさほど深刻な表情を見せてはいない。それでもRBが2人では足りないため、トンプソンGMと相談して補強を検討する、と語っている。

FBブランドン・マイリーは、プラクティス・スクワッドから昇格した第4週イーグルス戦からいきなり先発フルバックに昇格。パッカーズのラン攻撃が試合ごとに向上してきたのは、スピードの衰えたヘンダーソンからゾーンブロッキング向きのマイリーに交代したことも一因、というのが地元メディアの一致した見方だ。上記のRBモレンシーと比べれば軽傷だが、パスキャッチしてタックルされた際のヒジの過伸展で少なくとも今週は欠場の可能性が高い。

マイリーの欠場により、古株のFBウィリアム・ヘンダーソンが5試合ぶりに先発に復帰する。スピードを活かしたキレのよい動きでラン攻撃向上に貢献してきたFBマイリーが欠けることは、RBモレンシーの欠場よりも痛手だと見る向きが多い。ただヘンダーソンは、キャンプで痛めたヒザが回復しきらないうちから復帰したこともシーズン序盤の不振の一因だった。来季も現役続行するためにも、ここは健在ぶりをアピールする絶好のチャンスかもしれない。

Notebook: FBヘンダーソンが代役出場へ