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Packers - Patriots Notebook
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年11月21日
- マイク・マッカーシーHC。「先週のあの勝利のあとで、35点差の敗戦など許されない。全ての責任は私にある。私とコーチングスタッフから全てが始まるのだから。とくに試合の序盤についての責任は大きい。過去4週か5週の間には、チームの前進を助けるポジティブな点がたくさんあったが、我々は一歩後退してしまった。相手が強いチームだからといって、この敗戦を正当化することなどできない。そんなことは間違っている」
- 右タックルとしてタウシャーの代役を務めたトニー・モールは、「先週、僕たちは一歩前進することができた。でも今週は二歩後退だ。今はそんな感じがしている。穴に入り込んでしまったから、またそこから這い出さないと」と振り返っている。ベテランのLTチャド・クリフトンも、「オフェンス的には、入団して7年間で最悪のパフォーマンスだった」
- わずか120ydsに終わったオフェンスについて、FBウィリアム・ヘンダーソン。「オフェンスが好プレーを出すには、11人全員がしっかり働かないといけない。今日はあまりにもミスが多すぎた。メンタル的にもフィジカル的にも、大きな挑戦に持ちこたえることができなかった。このフィルムを見直して、今日起きたことを分析し尽くさなければ」 「ブレットが倒れたからといって、僕らは言い訳には使えない。だって彼がいるうちから、ウチのプレーは良くなかったんだから」
- 右腕を痛めたQBブレット・ファーヴの状態について、「試合に復帰できなかったのは、痛みよりもしびれと握力の問題だった。MRI検査の予定はない。今後のことやケガの程度については、私が憶測することは避けたい」とマッカーシーHCが説明した以上のことは判明していない。
- ファーヴが負傷した問題のプレーでは、LTクリフトンがDEバンタケインのスピンムーヴに抜かれ、DEバンタケインが飛び込んでファーヴの足首をつかまえたところを、ブリッツしてきたBブルスキがハードヒット。
- 最初のドライブでワイドオープンのWRジェニングスにパスを通せなかったのを始めとして、ファーヴの投げ損ないは6回ほどあったようだ。以前から足首が悪く、先週の練習で鼠蹊部も痛めていたことと関係があるのだろうか。「(ファーヴ不調の)理由はわからない。本当にわからないんだ。本人とよく話をしてみないと。しかしQBというものは、ときどきそういう日があるものだ。我々はチーム全体としてよいプレーができなかった。1人の問題ではない」とジャゴジンスキーOC。
- DEアーロン・キャンプマン。「全員にとって厳しい敗戦だ。正直ここまでのことは予想していなかった。でも起きたんだ。これが現実だ。明日には、僕たちは立ち直らなければならない。自信について言えば、ウチのロッカールームで一番いいと思うのは、僕らは立ち直りが早いという点だ。今回もそこが試されるし、また次を勝てたらと思う」
- QBアーロン・ロジャースは試合の半分以上をプレーしてわずか4/12、32yds。ファーヴのときと特にプレーコールは変えなかったようだ。「アーロンに変わっても我々はゲームプランを変えず、反撃のチャンスを彼に託した。第3、第4クォーターになっても何も変えなかった」とマッカーシーHC。QBロジャースはロッカールームで左足をひどく引きずっていたが、「何も話さないよ」とインタビューを拒否している。
- QBロジャースについてCスコット・ウェルズ。「厳しい状況に彼を放り込んでしまった。僕たちが自分で掘ったでっかい穴からチームを救い出すことを彼は求められたんだ。誰がやったって無理だったと思うよ」
- 右腕を痛めたファーヴの状態について、Cスコット・ウェルズ。「もう大丈夫かと彼に聞いたら、『まだだ』というのが答えだった。彼がそんなことを言うなんて、よほどの痛みなんだろう。彼は相当の痛みがあっても、すぐに戻ってプレーする。その彼が最後まで出場しないというのは、よほどのことなのは明らかだよ」
- 先発3人を欠くペイトリオッツDB陣を攻めるのが当然の策だったが、相手フロント7に圧倒されたこともあって弱点を突くことができなかった。「ウチとしてはむこうのセカンダリーを攻めるつもりだったが、逆にむこうのセカンダリーの方がいいプレーをしていたようだ」とTEフランクス。
- 徹底マークされ、まるでトリプルチームされているようだった、とWRドナルド・ドライバー。「試合後にむこうのディフェンシブ・コーディネーターがやってきて、『君は素晴らしいレシーバーだ。今日はこちらのやるべきことをやらせてもらった』と言っていた。3人がかりででも僕を止めるのが彼の目標だったんだろうね」
- このところサックを量産していたパッカーズのパスラッシュだが、ほとんどプレッシャーをかけることができなかったのが大きな敗因となった。QBブレイディへのサックは1回だけで、プレッシャーをかけて投げ急がせたのが2、3回、QBヒットは3回。頻繁にLB陣をブリッツに入れたものの効果を挙げることができなかった。「ブリッツはかなり入れたが、QBに届かなかった。ブリッツを含めたパスラッシュ全体が、自分たちにできると思っていたラッシュができなかった」とボブ・サンダースDC。
- LBブレイディ・ポピンガはこのところ安定したプレーを見せていたが、シーズン序盤と同じように彼のパスカバーが狙われてしまった。先制TDに結びついたTEワトソンへの36ydsパスを皮切りに、エンドゾーンでのパスインターフェアを含め、TE陣が次々とパスキャッチを決めていった。相手TE陣の活躍は必ずしもLBポピンガだけの責任ではなく、セーフティ陣にもミスが多かったようだ。
- LBブレイディ・ポピンガ。「小さな、ちょっとしたミスに大きくつけこまれてしまう。いいチーム、すごいクォーターバックだからね。こちらが小さな失敗をすると、大きくはねかえってくる。それができるから彼らは優秀なんだ」
- TEグレアムに2ydsの先制TDパスを許したLBニック・バーネットは、第4QにはRBマロニーと正面から1on1になりながらワンフェイクで無残に抜かれてこれも19ydsのタッチダウン。コメントを拒否している。
- 第2QのWRコールドウェルへの54ydsTDパスは、4メンラッシュでDEキャンプマンがダブルチームで抑えられ、QBブレイディには約4秒も時間があった。パッカーズは2ディープで守っていたが、WRコールドウェルはアウトサイドへのフェイクでSマニュエルを置き去りにし、両セーフティの間をスピードで深々と破った。「あれはミスコミュニケーションの問題ではない。むこうがいいプレーをしたのだ。テープを見てみなければ詳しくは言えないが、いいパスといいキャッチだった」とサンダースDC。
- ファーヴ負傷のときにフィールドにいたか?と聞かれたTEババ・フランクスは、「サイドラインにいた。サイドラインにいるのが長過ぎるよ・・・」と出番の少なさへの不満を思わず漏らしてしまった。今季15キャッチ151yds、今回もわずか1回6yds。コメントの真意を質されると、「自分はプレーヤーに過ぎない。僕に聞かないでよ。その話題には足を踏み入れたくない。今は試合直後だから気が立っているだけだ。1日か2日すれば気持ちも収まるさ。でも今は、かなりイラついている」
- 3試合ぶりに復帰のRBヴァーナンド・モレンシーは、ラン1回5yds、キックオフリターン4回平均21.8ydsでぶじ復帰戦を終えることができた。「トレーニングスタッフはすごくいい仕事をして復帰を助けてくれた。もう大丈夫だ」
- 「(28点リードされて第4Qに入るのに)空席が見当たりません。こんなことは他のスタジアムでは起こらないと思いますね」とTVアナウンサー。しかし残り8分で35点差となるとさすがに空席が目立ち始めた。この日は旧ミルウォーキーのシーズンチケットホルダーが主体の"Gold Package"の日であるため、早めに帰りたいのは当然のところ。
- LBニック・バーネットは試合終了間際に手を痛めたが、詳細は不明。