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Notebook: ルーキーOL3人が先発へ
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年11月18日
- マーク・タウシャーに代わって右タックルで初先発するトニー・モール。自分の任務について、「大きな失敗をしないこと、ブレットが倒されないようにすること」という2つを挙げている。5巡ルーキーながら右ガードで4試合に先発出場しているモールだが、大学時代に経験のあるのは左右両タックル。以前から、彼にもっとも適したポジションは右タックルではないか、と首脳陣は考えていたらしい。
- OLではルーキーが3人先発出場し、WRではジェニングスがチーム2位の29回485yds、ディフェンスではA.J.ホークがチーム最多タックルを挙げている。「理想からすると出場機会を与えられるのが少々早かったが、彼ら若い選手たちは毎週素晴らしい仕事をしている。コーチングスタッフも、彼らが戦力になるよう、居残り練習などで非常によくやってくれていると思う。若手選手たちの将来性に、我々はとても喜んでいる」とマッカーシーHC。
- RBヴァーナンド・モレンシーは2日連続で練習に参加し、復帰に向けて順調。「動きは非常によかったし、腰の状態もとてもいいようだ。出場できそうだね」とジャゴジンスキーOC。
- いっぽう左ヒジを痛めているFBブランドン・マイリーが復帰できるかどうかは不透明。肩から手首までぐるぐる巻きにした状態(自称バイオニック・アーム)で練習に参加しているが、問題は試合で効果的なブロックができるか、パスキャッチができるかどうか。無理と判断されれば、ヘンダーソンが3試合連続で先発出場することになる。
- CBチャールズ・ウッドソンはこの1ヶ月ほどヒザが万全でない状態でなんとか全試合出場を続けてきたが、今週は久しぶりに毎日練習に参加できている。WRジェニングスと同じく、先週から1ランクアップの "Probable" とリストされている。
- 肩と太ももを痛めているTEデヴィッド・マーティンは水・木と練習を休み "Questionable"。
- 今季パッカーズオフェンスがロスタックルされたのはわずか36回で、NFLで最も少ないらしい。これにはランプレーの他にQBサックも含まれるため、NFL3位の被サック11回という数字が大きく寄与している。「僕らは毎週月曜日にパスプロテクションの成果を確認しているんだ。被サック、プレッシャー、QBヒットがそれぞれ何回あったか。ヴァイキングス戦では被サックゼロ、プレッシャー1回、ヒット5回だったと思う。ヒットとサックは本当はゼロにしたい」とCスコット・ウェルズ。
- コーチングについて、マイク・マッカーシーHC。「この業界では、勝てば全てがうまく行くという面があるが、コーチにとっては勝利だけではない。なぜ勝てたのか、詳しいフィルム分析によって明らかにしなければならないからだ。ボードで教えたことを選手が実行しているのを、試合後のゲームフィルムで確認しなければならない。仕事の成果がフィルムで見えることが、コーチにとって最大の賛辞だ。そして(自分がいい仕事をしていることは)他のコーチたちにも分かる。このリーグで尊敬を勝ち取るのも、他のコーチに敬意を抱くのも、そのようにしてなのだ」
- マッカーシーHC。「私が若いアシスタントコーチたちに言っていることは、ブレット・ファーヴの言葉に耳を傾けろ、アーマン・グリーンやチャールズ・ウッドソンの言葉に耳を傾けろ、ということだ。コーチから学ぶことよりも選手から学ぶことが大きい。だってプレーしているのは彼らなのだから。Xと○(戦術面を指す)を他のコーチから学ぶことはできるが、選手たちがどう考えているかも重要だ」
- 若手の育成について、マッカーシーHC。「コーチングの喜びとは、何も知らないような若い選手を手に入れたときだ。ゴツゴツした石炭の塊のようなものだ。それが少しずつ輝きを放ち始める。少しずつ角が取れてくる。個人的には、それが私の楽しみだ。ブレット・ファーヴやジョー・モンタナのような選手と仕事をするのはもちろん素晴らしい。しかし彼らは、私が来たときにはすでに完成品だった。マット・ハッセルベックやジェイク・デロームやアーロン・ブルックス、そして次はアーロン・ロジャース。そういった選手を手に入れて、成長していくのを間近で見守る。個人的には、そこに大きな満足感がある。私がコーチを職業としているのは、その理由が大きい」
- ヴァイキングス戦のスタッツが訂正され、DEアーロン・キャンプマンに0.5サックが与えられることになった。DTジェンキンズの単独サックとされていたのが、2人によるサックと変更されたためだ。これでキャンプマンは今季10サックとなり、パンサーズのDEジュリアス・ペッパーズの11回に次ぐNFL2位。
- ヴァイキングス戦で347ydsの活躍を見せたQBブレット・ファーヴが、ファン投票により第10週のFedEx Air Players of the Week に選ばれた。彼にとっては今季2回目、第8週のアーマン・グリーン(RB部門)を含めると今季チーム3回目の受賞だ。
- ヴァイキングス戦でソロ/アシスト合わせて13タックル、1.5サックを挙げたLB A.J.ホークが NFL Rookie Of The Week に選ばれた。第7週に続いて自身2回目、第3週のWRジェニングスを含めると今季チーム3回目。これもファン投票による賞で、相変わらずパッカーズ選手はファン投票に強い。