グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年11月 9日

Cスコット・ウェルズが契約延長にサイン

今年から先発センターに昇格したCスコット・ウェルズが、2011年まで5年の契約延長にサインした。プロ3年目のCウェルズは来春に制限つきフリーエージェント(RFA)となる予定だったが、今季のパッカーズはサラリーキャップに$7ミリオン半ほどの余裕があったため、その空きを利用して一足早く契約延長することができた。今春FA契約した選手たちと同様、今季のキャップ額を大きくして将来のキャップ負担を減らす内容となっている。

詳細は明らかになっていないが、Press-Gazette紙によると総額$15ミリオンの(今年を含めて)6年契約。将来のキャップ負担を減らすため契約ボーナスを少なく、ロースターボーナスや今季の昇給を多くして、実質的な契約ボーナスが$5ミリオンほどになっている。来季以降のベースサラリーは、$510,000、$740,000、$1.5ミリオン、$2.25ミリオン、$2.75ミリオン。

Cスコット・ウェルズはテネシー大から2004年のドラフト7巡指名で入団し、負傷のCマイク・フラナガンに代わって1年目から2試合に先発出場。2年目の昨季はシーズン半ばに先発左ガードに昇格して8試合に先発、センターとしても2試合に先発出場した。今季のパッカーズはCフラナガンとの再契約を見送って春からずっとウェルズを先発センターに据え、彼も期待に応えて非常に安定感のあるプレーを続けている。たとえば、ケガがちな時期のCフラナガンと比べればすでに遜色ないプレー内容で、今後も成長の余地があることを考えれば、この金額の価値は十分あるというのが大方の見方。

この契約が成立しても、パッカーズのキャップの空きはまだ$4ミリオン近くある。これほど余裕があるのは、2003年・2004年あたりのドラフトで失敗が多かったため、いま高額で引き留めるべき選手が少ないことが最大の理由だ。今季中に契約延長する可能性がありそうなのは、好調のRBアーマン・グリーン(ケガのため低リスクの1年契約だった)、TEデヴィッド・マーティン、DTカレン・ジェンキンズあたり。また、来春契約が切れるわけではないが、LBニック・バーネットとCBアル・ハリスも契約延長を求めている。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player