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Packers 34 - 24 Dolphins
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年10月23日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (2-4) |
0 |
6 |
14 |
14 |
34 |
Dolphins (1-6) |
7 |
3 |
3 |
11 |
24 |
天気は晴れ。気温は30℃。パッカーズはLTクリフトンを欠きルーキーOL3人の苦しい布陣ながら、ディフェンスがインターセプトを連発してリードを奪い、第3Q途中からはオフェンスも要所でビッグプレーが飛び出して逃げ切りに成功。QBファーヴ、WRドライバー、RBグリーン、CBウッドソンといったベテランの活躍で34点を挙げたパッカーズは、@マイアミで球団史上初勝利を挙げた。
第1Q、パッカーズが3&アウトのあと、ドルフィンズはTEマクマイケルへのパスでGB陣に入るが、3rdダウンでサックが出て結局パント。GB陣14からのパッカーズは、WRドライバーへのショートパス2回で1stダウンを更新するがDEテイラーにサックされ、GB陣8でファンブルロスト。一発でQBハリントンからWRブッカーへのパスが通って先制TD。パッカーズはWRドライバーへのパスや相手反則でGB陣44まで進むが、DEテイラーの2回目のサックが効いてパント。ドルフィンズはWRウェルカーへのパスでGB陣に入るが、そこでLBポピンガがインターセプト。
第2Q、パッカーズはTEマーティンへの18ydsパスで得点圏に入り、42ydsFG成功。ドルフィンズ攻撃は、MIA陣30でLBバーネットがインターセプト。しかし今度もタッチダウンはならず、34ydsFG成功で1点差に。両者パントのあと、MIA陣16からのドルフィンズはRBロニー・ブラウンの15ydsランとWRチェンバースへの40ydsパスなどでGB陣10に進むが、2ミニッツ明けにLBホークのサックが出て、31ydsFG成功。残り1分03秒、GB陣25からのパッカーズはTEフランクスへの18ydsパスとWRルヴェル・マーティンへの6ydsパスでMIA陣37まで進み、残り04秒。55ydsFG成功と思われた瞬間に相手反則(アンスポーツマンライクコンダクト)で15yds進み、改めて40ydsを成功させたかと思うとGB反則(フェイスマスク)で残り時間までも没収されてハーフタイムへ。
第3Q、ドルフィンズのTEマクマイケルの弾いたパスをCBウッドソンがインターセプトしてそのまま23ydsTDリターンして逆転。ドルフィンズがパントのあと、パッカーズは相手のトーンティングの反則とQBファーヴの14ydsスクランブルでMIA陣に入り、エンドゾーンへの34ydsパスをWRドライバーがダイビングキャッチしてタッチダウン(インコンプリート判定がレビューで覆る)。MIA陣39からのドルフィンズは、WRブッカーへの16ydsパス、RBブラウンへの17ydsパスで得点圏に入り、40ydsFGで7点差に。パッカーズが3&アウトのあと、MIA陣46からのドルフィンズはGB陣に入るが得点圏には進めずにパント。パッカーズが3&アウトのあと、MIA陣32からのドルフィンズはTEマクマイケルへのパス2回と反則などで得点圏に入り、第4Qへ。
第4Q、ドルフィンズは40ydsFG成功で4点差に追い上げるが、パッカーズ最初のプレーでRBグリーンが70yds走り切ってタッチダウン。ドルフィンズはWRチェンバースへの23ydsパスとRBサミー・モリスへの44ydsパスでレッドゾーンに入り、WRヘイガンへの13ydsパスでタッチダウン。2ポイントも成功で3点差に。GB陣20のパッカーズは、WRルヴェル・マーティンへの19ydsパスなどでMIA陣に入り、4thダウン1はWRドライバーのリバースで成功。WRフランシスへの12ydsパスでレッドゾーンに入ると、TEマーティンへのTDパスが決まって10点差に。残り6分11秒、MIA陣20からのドルフィンズは、自陣でのギャンブルを2回連続で成功させてGB陣へ進むが、反則で4thダウン7となり52ydsFG失敗で10点差のまま。パッカーズはラン3回で2ミニッツ明けにパント。MIA陣22からのドルフィンズはなんとかGB陣20まで進むが、エンドゾーンへのパス失敗で試合終了。
- QBブレット・ファーヴは19/35、206yds、2TD、INTなし。LTクリフトンの欠場でパスプロ不安、ランも全く出ず難しいクォーターバッキングを強いられたが、要所で勝負強くいプレーを決めた。第3Qには14ydsスクランブルでTDドライブにつなげている。3rdダウンコンバージョンは4/15と不振だったが、無理をしてターンオーバーを犯さないところはよかった。
- 約1ヶ月ぶりに出場のRBアーマン・グリーンはほぼ完全に止められていたが、第4Qの最初に70ydsの一発TDランが飛び出して、終わってみれば18回118yds。その70ydsランを除くと平均2.8yds。RBモレンシーが7回12yds、RBヘロンが2回5yds。グリーンが第3Qをほとんど休んだのは、ロッカールームで点滴を受けていたらしい。
- レシーバー陣はWRドライバーが10回93ydsと気を吐いた。速いタイミングでのショートパスが多かったが、34ydsのダイビングTDは相手2人と競り合いながらのスーパーキャッチ。いったんはインコンプリートと判定されたが、レビューの結果ボールが地面に着いていないことが確認され、判定が覆った。
- WRジェニングス(1回14yds)は前半最後に足首を痛めて退場し、WRルヴェル・マーティンとWRクリス・フランシスがそれぞれNFL初キャッチを決めている。
- LTクリフトンが流感のため急きょ欠場し、先発OLは左からLTカレッジ、LGスピッツ、Cウェルズ、RGモール、RTタウシャー。先発5人のうち3人がルーキーという非常事態となった。
- パスプロテクションは、前半にLTカレッジがDEジェイソン・テイラーに破られて2サック・2ファンブルフォース(1ロスト)を許したが、その後は被サックゼロと頑張った。LTカレッジに1on1をさせず、ヘルプをつけるようにしていた。
- 急造OL陣とあって相手フロント7に圧倒され、ランブロックはかなり苦戦。グリーンの70ydsTDランを除くと28回85ydsで平均3.0yds。ランが出ないために3rdダウンロングが多くなってしまった。
- RBロニー・ブラウンを自由に走らせず、17回67ydsに抑えたラン守備は勝因のひとつ。
- パス守備はトータルで448ydsを許したが、そのうち131ydsは10点差に開いた第4Q最後の2ドライブで許したもの。3インターセプト(1リターンTD)、4サックといったビッグプレーで流れを引き寄せた。
- まず第1Qに自陣25でLBブレイディ・ポピンガがインターセプトし、FGで3点。第2QにはLBニック・バーネットが敵陣30でインターセプトし、これもFGで3点に。第3QにはCBチャールズ・ウッドソンがTEマクマイケルの弾いたパスをインターセプトし、そのまま23ydsのリターンタッチダウン。
- サックはCBウッドソン、LBホーク、DEモンゴメリー、DEキャンプマンの順。DEキャンプマンは早くも今季6.5サックとなった。
- 反則は9回74ydsと多く、特にオフェンスの足を引っ張った。
- パントリターンはCBウッドソンが3回平均8.0ydsと平均的な数字。
- キックオフリターンは3回ともRBモレンシーが担当し、平均23.3ydsとこちらもまずまず。
- Kデイヴ・レイナーは34ydsと42ydsとPATを全て成功。前半最後には珍らしいシーンがあった。前半残り4秒から、球団記録となる55ydsを成功させたように見えたがスナップ直前の相手反則(アンスポーツマンライクコンダクト)で蹴り直し。今度は40ydsを成功させたように見えたが、今度は味方の反則で残り時間が没収されてこれも取り消し。
- Pジョン・ライアンは6回平均43.7yds。キックオフ・パントともカバーチームの健闘もあって、WRウェス・ウェルカーにビッグリターンを許さなかった。
- ケガ人。WRジェニングスが前半最後に左足首を痛めて退場し、後半も復帰しなかった。試合直後のマッカーシーHCによると、「深刻なものではないようだ」とのこと。
- アクティブ登録から外れたのは、FBヘンダーソン、WRファーガソン、LTクリフトン、DTジェンキンズ、LBホッジ、LBテイラー、Sペプラー、そして第3QBのイングル・マーティン。