グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年10月 5日

CBアマド・キャロルを解雇

2004年の1巡指名、3番手コーナーバックのアマド・キャロルがついに解雇された。恵まれた身体運動能力をパスカバレッジに活かせず、ボールに対するプレーが拙いためにビッグプレーをしばしば許してきた。そのうえ反則の常習犯で、通算34試合で反則33回。ディクラインやオフセットを除いた反則のヤーデージの合計が256yds。激しい気性をコントロールできず、「成長してきた」とは言われながらも、それをフィールド上で示すことはできなかった。

たまに好プレーをすると相手ベンチに向かってトーンティングまがいの行為、練習ではチームメイトといさかいになることも多く、そういった愚かな行動から地元ファンの嫌われ者に。もっと悪いことに、コーチの助言を素直に受け入れない気難しい態度が成長を妨げていた。これまで2年半、精神的な成長に期待をかけて我慢を重ねてきた首脳陣だったが、ついに堪忍袋の緒が切れて解雇となった。

厄介者を放り出したところで、代わりとなりそうな選手が控えているわけでは全くない。開幕前にCBマイク・ホーキンズを解雇し、今年の4巡指名のCBウィル・ブラックモンは足の骨折が長引いて復帰のメドが立っていない。消去法により、開幕直前に獲得したドラフト外ルーキーのCBジャレット・ブッシュ記事へ)が最有力候補だが、プラクティス・スクワッドからCBパトリック・デンディを昇格させてブッシュと競わせる、とマッカーシーHCは語っている。CBキャロルは背が低いわりにがっちりしてフィジカルなところをスペシャルチームに活かしていたため、そちらでの戦力ダウンもありそうだ。

キャロルの解雇により、マイク・シャーマン前HCがGMを兼任した2002年から2004年のドラフトで指名された21人のうち、現在パッカーズに残っているのはDEキャンプマン、LBバーネット、DTコーリー・ウィリアムズ、Cウェルズの4人だけとなった。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player