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Packers 9 - 31 Eagles
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年10月 3日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (1-3) |
3 |
6 |
0 |
0 |
9 |
Eagles (3-1) |
0 |
7 |
17 |
7 |
31 |
前半は粘り強く戦って9-7とリードしたパッカーズだったが、後半に入ると攻守ともに完全に崩壊状態。オフェンスは落球とターンオーバー、ディフェンスはビッグプレーと反則で点差は開くばかり。前半とはうってかわった内容でけっきょく22点差の完敗を喫した。今回は両軍ともエースRBが欠場し、代役のRBがターンオーバーを連発した。
第1Q、パッカーズは3rdダウン1でフォルススタート、イーグルスも3rdダウンでサックが出てどちらもパント。GB陣46からのチャンスに、パッカーズはWRジェニングスへのパス2回と反則でゴール前に進むが、ドライバーの落球でタッチダウンはならず、23ydsFGで先制。イーグルスはWRストールワースへの26ydsパスとフェイスマスク反則などでゴール前に迫るが、RBバックホルターがファンブルロスト。パッカーズはGB陣4から3つ1stダウンを重ねてパント。イーグルスはRBバックホルターへの28ydsパスでフィールド中央に進むが得点圏には入れず。
第2Q、GB陣10からのパッカーズは3&アウト。PHI陣44からのイーグルスはTEスミスへのパス2回などでゴール前に迫るが、RBバックホルターが再びファンブルロスト。しかしパッカーズはRBモレンシーがファンブルロストで再び大ピンチを迎え、マクナブのQBドローでタッチダウン。パッカーズはWRジェニングスへのパス2回などで得点圏に入り、Kレイナーの54ydsFGが決まって1点差。ナイスリターンでPHI陣46からのイーグルスだったが3&アウト。GB陣30からのパッカーズは、WRロビンソンへの12yds、TEフランクスへの15ydsパスで得点圏に入り、46ydsFG成功で逆転。残り1分45秒、イーグルスはWRブラウンへの31ydsパスで一気に得点圏に進むが、連続サックで大きく下がり、残り01秒で54ydsFGの代わりにキッカーがパスを投げるがタックルされて前半終了。
第3Q、イーグルスはQBマクナブの15ydsと12ydsスクランブルでGB陣に入り、40ydsFGで逆転。パッカーズはWRジェニングスへの30ydsパスでPHI陣に入るが、WRドライバーの痛い落球で1stダウンが取れず、54ydsFG失敗で逆転ならず。PHI陣44からのイーグルスはスクリーンパスでGB陣に入り、WRルイスへの45ydsTDパスが決まって8点差。GB陣27からのパッカーズはRBモレンシーが弾いたパスをインターセプトされ、パスインターフェアの直後に30ydsTDパスが通って15点差。パッカーズは相手反則やWRドライバーへの26ydsパスでPHI陣に入るが、長いパスをインターセプトされる。PHI陣34からのイーグルスはRBバックホルターの16ydsランでフィールド中央まで進んで第3Q終了。
第4Q、イーグルスはWRブラウンへの23ydsパスでレッドゾーンに入り、QBマクナブの15ydsTDランでダメ押し。パッカーズが3&アウトのあと、ナイスリターンでGB陣30からのイーグルスだったが3rdダウンでサックが出てけっきょくパント。パッカーズはラン中心に2つ1stダウンを更新してパント。イーグルスはQBガルシアが登場するが3&アウト。残り5分を切ってパッカーズもQBロジャースが登場し、パスインターフェアでPHI陣2に迫るが4回連続でランを止められ、22点差のまま試合終了。
- QBブレット・ファーヴは22/44、205yds、0TD、2INT。第3Q途中まで我慢強くショートパスを投げていたがレシーバー陣が落球を繰り返し、あまりにも気の毒な内容だった。第3Q最後にTEマーティンへのロングパスをインターセプトされたのは彼の責任。
- QBブレット・ファーヴは第4Q半ばにヒットされた際に肩と頭を打ってしまい、点差が開いたこともあってQBロジャースと交代した。ロジャース率いるオフェンスは相手パスインターフェアで敵陣ゴール前に迫るがランが4回連続で止められてタッチダウンならず。
- RBグリーンに代わって先発のRBヴァーナンド・モレンシーは狭い穴を鋭い加速で走りぬけ、26回99ydsとよく頑張った。しかし前半には自陣ゴール前でファンブルロスト、後半にもイージーなパスを弾いてインターセプトされ敗因の一つとなった。
- レシーバー陣はWRジェニングスが5回86yds、WRドライバーが5回50yds。先週は効果的だったRBへのいわゆる"チェックダウン"は相手ディフェンスに読まれて簡単にタックルされ、RBモレンシーはパスキャッチ6回ながらわずか19yds。
- 数多いパス落球の中で最も痛かったのがWRドライバーの2つ。ゴール前に迫った第1QにはTDになるはずのクイックパスを落球。第3Qには敵陣41での1stダウンで10yds前後のスラントパスを落球して結局FG失敗につながり、それが大敗へのターニングポイントになってしまった。
- OGスピッツは控えにとどまり、今回もLGカレッジとRGモールが先発出場。しかし第3シリーズにRGモールに代わって右ガードに入り、その後1シリーズだけRGモールが復帰したが、それ以外はずっとスピッツがプレーした。LGカレッジは最初から最後まで出場。
- パスプロテクションは2試合連続で被サックゼロに抑える頑張りを見せたが、パスプロに人数を割くためレシーバーがどうしても少なく、なかなかフリーにしてもらえなかった。
- パス守備はヤーデージこそ267ydsとそこそこだが、特に後半はビッグプレーを何度も許し、CBキャロルがカモにされるシーンが目立った。インターフェア、ホールディング、フェイスマスクとDB陣が反則を量産してしまった。
- DEバジャ=ビアミラ、CBキャロル、DTジェンキンズ、DEキャンプマン(0.5)、LBホーク(0.5)が計4サックを決めた。むしろカバレッジサックが多かったが、それでもプレッシャーはまずまず。しかしその分コンテインができなかったのか、QBスクランブルでやすやすと走られてしまった。
- ラン守備は相手RB陣を19回75ydsに抑え、特に前半はよかったが、QBマクナブにスクランブルで5回47ydsを走られ、後半に突き放される要因となった。
- 先発DT陣はライアン・ピケットとコーリー・ウィリアムズ。
- パントリターンはCBチャールズ・ウッドソンが2回平均8.5ydsと平均的な数字。
- キックオフリターンはWRロビンソンとWRファーガソンが3回ずつ担当し、6回平均21.6ydsとイマイチ。オフェンスにチャンスをもたらすリターンは一度もなかった。
- Kデイヴ・レイナーは前半に23yds、54yds、46ydsを全て成功させた。第3Qには再び54ydsを蹴って失敗しているが、これは責められない距離。
- Pジョン・ライアンは5回平均46.6ydsとまずまずだったがカバーチームが悪く、平均14ydsリターンされている。
- ケガ人。WRファーガソンはスペシャルチームで肋骨を痛め、いったん復帰するが今度は足を痛めて退場。WRドライバーは第2Qに頭を打って退場したが後半最初から復帰。CBウッドソン(不明)もいったん退場して復帰。TEドナルド・リーはヒザを痛めて退場。
- アクティブ登録から外れたのは、RBグリーン、WRルヴェル・マーティン、OGパーマー、DTジョリー、DTアレン、CBブラックモン、Sペプラー、そして第3QBのイングル・マーティン。
- DEバジャ=ビアミラは通算60.5サックに到達。DEレジー・ホワイトに次ぐ球団史上2人目とのこと。
- Kデイヴ・レイナーの54ydsFGは球団記録タイ('94年のKジャッキーと'01年のKロングウェル)。