グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年9月29日

FBヘンダーソンが降格の危機か

ロースターに昇格して初めての練習で、FBブランドン・マイリーはFBウィリアム・ヘンダーソンと交代で1stチームに入った。昇格以前から1stチームでRBグリーンとコンビを組むこともあったようで、プラクティス・スクワッド選手としては異例のこの扱いは、それだけ高く評価されていたということだろう。先発の可能性もあるとコーチに言われたというFBマイリーは、「可能性はある。今週の練習でウィルと僕がそれぞれプレーし、よい方が先発に選ばれるだろう」と語っている。 

2人のFBをどうするつもりなのか、マッカーシーHCは詳述を避けたが、マイリーがスペシャルチームだけでなくフルバックに加わることは認めている。ゾーンブロッキング・スキームでは、フルバックにもラインマン同様に(サイズや馬力よりも)素早い動きが求められ、ブロンコスでのゾーンブロッキング経験だけでなく、タイプ的にもヘンダーソンよりマイリーが向いているということになる。

3年目にしてNFL初出場となるマイリーだが、トンプソンGMによると、チーム側は昨年のNFLヨーロッパあたりからマイリーに注目していたらしい。「我々はかなり長いこと彼を観察してきた。彼はこのシステムでのフルバックの感触をつかんでいるし、よい選手になる可能性があると我々は考えている。スペシャルチームにはすぐに貢献できるし、オフェンスでもうまく機能できると思う」

これまで何人もの若手を退けて先発の座を守ってきたFBヘンダーソンだが、今回もまた降格の危機となった。ヒザの関節鏡手術からまだ1ヶ月のため万全でないのかもしれないが、彼を含めたリードブロッカーの出来の悪さがライオンズ戦でのラン攻撃不振の一因なのは衆目の一致するところ。ヘンダーソンは練習後の取材セッション中にロッカールームにおらず、これは取材陣を避けるためだったかもしれない。

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