グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年9月15日

RBガドーをトレード RBモレンシーを獲得

パッカーズはテキサンズにRBサムコン・ガドーをトレードし、RBヴァーナンド・モレンシーを獲得した。どちらも2005年入団のプロ2年目RBだ。昨年は大活躍を見せてシンデレラボーイとなったRBサムコン・ガドーだったが、今夏は新しいゾーンブロッキングスキームへの適応に苦しんでキレのよい動きが全く見られず、デプスチャートでもノア・ヘロンに次ぐ3番手に下げられていた。またテキサンズにはマイク・シャーマン前HCがおり、テキサンズ側が彼からの助言も参考にしたであろうことは想像に難くない。

RBヴァーナンド・モレンシーは身長5-10(177cm)で212ポンド(96kg)。身長はRBガドーと同じで7kg軽い。オクラホマ州立大から昨年のドラフト3巡指名でテキサンズに入り、RBドマニック・デイヴィス、RBジョナサン・ウェルズに次ぐ3番手としてプレーし、最終戦だけ先発してシーズン46回184yds(平均4.0)、1TDを挙げた。キックオフリターナーとしては20回平均21.9ydsとイマイチ。

デイヴィス(IR入り)とウェルズの抜けた今夏は6巡ルーキーのRBワリ・ランディと争ったが、スターターになれず2番手どまり。プレシーズンでは24回131yds(平均5.5)、開幕戦では5回13yds(平均2.6)を記録している。どちらかというとサードダウンバックのタイプで、インサイドを馬力で突破するタフな走りには疑問符が付く。大学ではレシーバーとして使われることが少なかったが、パスキャッチはまずまずのようだ。なお大学に入る前にマイナーリーグで3年間野球をプレーしていたため、すでに現在26歳になっている。

RBサムコン・ガドーは、リバティ大から昨年のドラフト外で入団し、戦線離脱したグリーンやダヴェンポートに代わって5試合に先発し582yds、(レシーブ含め)7TD、3回の100ydsラッシングゲームを記録した。ナイジェリア出身の経歴、医師になって故郷の人々を助けたいという希望、信仰心の篤さなど好感度が高く、地元ファンの気持ちをしっかりとつかんでいた。

しかし今夏は新スキームへの適応に苦しんで不振が続き、練習でもプレシーズン(平均2.4yds)でも昨年の輝きは見られなかった。またキックオフリターンも出来が悪く、プレシーズンおよび開幕戦を通じてナイスリターンは一度も見られなかった。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player