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Packers 3 - 17 Chargers
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2006年8月14日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Packers (0-1) |
0 |
0 |
0 |
3 |
3 |
Chargers (1-0) |
7 |
7 |
3 |
0 |
17 |
攻守ともに圧倒されたパッカーズは、トータルオフェンスわずか218yds、トータルディフェンスで339ydsを許し、点差以上の完敗を喫した。オフェンスはOLが悪くパスプロもランブロックも落第点。ディフェンスは10/16の3rdダウンコンバージョンを許したパス守備がひどかった。
- ケガ人は、Sマニュエルに代わって先発出場したSマーヴィール・アンダーウッドが最初のディフェンスでヒザを負傷。試合後は松葉杖をついており、詳細は検査待ちだが、軽いものではなさそうだ。
- DTケンドリック・アレンは脇腹を痛め、RBガドーは鼠蹊部を痛めてそれぞれ途中退場した。そのほかTEデヴィッド・マーティンがハムストリング、DTライアン・ピケットが指を痛めたがたいしたことはなさそう。
- マッカーシーHC。「初戦を終え、現時点での自分たちの力を現実として感じながら、我々は地元へと帰る。私のデビュー戦だと言われるが、これは私だけのことではない。チーム全体の現状ということだ。本来ならできるはずのプレーができなかった。それは私にも言える。彼らにしっかり準備させられなかった。たくさんのミスがあった。その多くは自らが招いたものだ。月曜日からそれを修正すべく努力し、次のアトランタ戦に備えたい」
- 先発QBブレット・ファーヴは3シリーズ(第2Qのはじめまで)出場し、5/10、66ydsとまずまず。第2シリーズまでは相手反則で1つ1stダウンをもらっただけと散々だったが、第3シリーズではFGレンジまで攻め込み、そこでWRドライバーがTDパスを捕れず、4thダウン2でWRジェニングスが落球で終了。
- QBブレット・ファーヴ。「まだやるべきことはたくさんある。ウチはあまりよくなかった。ターンオーバーしなかったのはよかったけど(実際はQBロジャースが1つ)。プロテクションをもっとよくする必要がある。ラッシングもそうだ。何ヤード走れたのか数字は知らないけど、十分じゃなかった」
- 第2Qに10分44秒のドライブをされたため、QBアーロン・ロジャースがようやく出てきたのは前半残り2分16秒。第4Qのはじめまでプレーして9/11、124ydsと上々の出来だったが、最後は得点圏に進んだところで相手の1巡ルーキーCBクロマティにインターセプトを喫した。
- 3サックを浴び、3回もスクランブルしなければならなかったQBロジャース。「相手はプレッシャーをかけてきた。でも去年なんかは死に物狂いで逃げなきゃいけなかったけど、今年は落ち着いてまわりが見えるから、多少は楽に動き回れている」
- 守る時間ばかり長いために、3番目に登場のQBブライアン・ローベル(1/1、3yds)と4番目のQBイングル・マーティン(3/4、13yds)はそれぞれ1シリーズずつしか出番がなかった。マーティンの順番が後、ということはそれだけキャンプで評価が下がっているのか。
- パスプロが頼りないせいか、3rdダウンではショットガン隊形が多かった。
- 先発RBダヴェンポートはわずか6回12ydsで、内訳は0yds、0yds、5yds、4yds、0yds、3yds。RBガドーはQBロジャース(OLも2ndチーム)とともに出てきて3yds、1yds、2ydsと3回走ったところで負傷退場。
- WR陣はドライバーとファーガソンが先発し、2巡ルーキーのジェニングスが3番手。2ndチームでもプレーしたジェニングスはQBロジャースからの47ydsを含む4回68ydsと最も活躍したが、4thダウンギャンブルでQBファーヴからのパスを落球したことだけが悔やまれる。
- 先発OL陣は左からLTクリフトン、LGカレッジ、Cウェルズ、RGスピッツ、RTタウシャー。慣れない3-4隊形に加えて、プレシーズンにしてはブリッツを多用してきた相手ディフェンスに対応できず、QBファーヴが2サック、QBロジャースが3サックを浴びた。サックに加えQBヒットが何度もあった。
- ラン攻撃は18回44yds(平均2.4yds)と昨年を思い出すような不振だった。しかもQBロジャースのスクランブル3回21ydsを除くと15回23yds(平均1.5yds)と惨憺たる成績。
- DTはライアン・ピケットとコリン・コールが先発。
- パス守備はいいところなく、前半いっぱいプレーしたQBリヴァースに15/21、169yds、2TD、レーティング111を許した(そのうち第2Qの途中からは2ndチームディフェンス)。特にTE陣に簡単にパスを許すプレーが多かった。
- サックはDEバジャ=ビアミラとDTコリン・コールが1つずつ。バジャ=ビアミラのは見事だったが、相手は代役の左タックルだった。
- ラン守備は26回82yds(平均3.2yds)とまずまず。
- LBホークは最初のドライブでプロボウルTEアントニオ・ゲイツに17ydsパスを許し、まさにプロの洗礼。しかしその後は落ち着いて好プレーも見せ、TEマヌマレウナをノーゲインで止めたりRBターナーのランを1ydsで止める好タックルも。第2QにはLBバーネットに代わってダイム守備(1LB・6DB)に入るプレーもあった。
- 1プレーだけだったが、LBバーネットがストロングサイドに移り、LBホッジがミドルに入ったプレーも。
- ダイム守備ではCBキャロルとCBホートンが加わり、CBウッドソンがスロットを守った。
- 負傷のSアンダーウッドに代わってSタイロン・カルヴァーが入り、6巡ルーキーとしてはまずまずのプレー。ほぼ1試合を通してプレーしたこともあり、チーム最多の9タックルを挙げた。
- キッカーはビリー・カンディフの23ydsのみ。それよりも最大の見せ場は、第4Qはじめに3点を返した直後のオンサイドキック成功。蹴ったのはKデイヴ・レイナーの方だった。しかし最後はインターセプトで追い上げならず。
- パンターはジョン・ライアンが最長55ydsを含む4回46.3yds、リターンydsを差し引いたネットで41.0ydsと上出来。B.J.サンダーは3回36.7ydsでネットは33.7ydsと昨季終盤のような出来の悪さ。
- キックオフリターナーはWRコーリー・ロジャースとRBガドーが左右に並び、次はWRコーリー・ロジャースとRBベン・ブラウン。ロジャースは3回平均わずか16.3ydsと全く振るわず。最後に出たRBアーリス・ビーチは1回25ydsとまずまず。
- パントリターナーは前半がCBウッドソンで1回3yds。後半はWRコーリー・ロジャースで13ydsと5ydsでこちらはまずまず。心配されたロジャースのキャッチだが、キックオフもパントもキャッチミスはなかった。
- オフェンスの反則はなく、ディフェンスとスペシャルチームばかりで4回35yds。
- マッカーシーHCは3回も判定にチャレンジして2勝1敗。最初は相手のTDパスがアウトオブバウンズでTD取り消しとなり(しかし2プレー後にけっきょくTD)、2回目はこちらのファンブルロストがダウンバイコンタクトで取り消しに。3回目はQBロジャースのインターセプトの際に、相手CBがボールを確保しないうちに倒れたとしてチャレンジしたが、証拠不十分で覆らず。
- 主な欠場者は、RBグリーン、G/Tウィティカー、契約したばかりのGムーキー・ムーア、DE/DTピーターソン、LBポピンガ、CBホーキンズ、CBブラックモンなど。