グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年6月11日

DTドネル・ワシントンを解雇

DTドネル・ワシントンがついに解雇された。昨日の練習は休んだのではなく、出勤したところで解雇を言い渡された、というのが真相のようだ。2004年のドラフト3巡指名でクレムソン大から入団したワシントンは、1年目をケガで棒に振り、2年目の昨季はかろうじてロースターに残ったものの試合出場はゼロ。がけっぷちに立たされた今春も成長が見られないどころかオーバーウェイトで現れて首脳陣の不興を買うなど、解雇は時間の問題と見られていた。

恵まれた身体能力を高く評価し、わざわざトレードアップして彼を獲得したパッカーズだったが、「怠け者」「頭が悪い」「フットボールのセンスがない」などドラフト時に懸念された点が全て的中した形だ。なんと1試合も出場しないままの解雇で、マイク・シャーマンGM時代の数多いドラフトの失敗の代表例となった。

シャーマンGM時代は、将来の中核選手を育てるべきドラフト3巡での失敗が目立った。2002年のSマーカス・アンダーソン(OAKへトレード→DEN→SF→現在フリー)、2003年のDTケニー・ピーターソン、2004年のCBジョーイ・トーマス(解雇されNOへ)、DTワシントン、P B.J.サンダーと、スターターとしてモノになった選手が1人もおらず、チーム不振の遠因ともなっている。しかもCBトーマス以外の4人は全てトレードアップして獲得した選手であり、指名権を減らしてまで指名したことがなおさら悔やまれる。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player