グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年4月19日

ニーズ分析 オフェンス編 2

TE タイトエンド

エースのババ・フランクスが昨夏に長期契約、ドナルド・リーがパスキャッチ力を活かしてデヴィッド・マーティンから2番手の座を奪えるかどうか、という状況。さほどレベルは高くないとはいえ(ロースター枠いっぱいの)3人揃っているため、ドラフト補強の優先度は高くない。ポテンシャルの高そうなレシービングTEがいれば下位で指名、というのが妥当なところか。よほど魅力的な素材ならば上位でも。

OT タックル

オフェンシブラインの弱点は両ガードであり、タックルは左右ともあまり心配ない。先発LTクリフトンは2009年まで、 先発RTタウシャーは2008年まで契約が残っており、レベルはまずまず高い。控え右タックルのケヴィン・バリーとは再契約に成功、左ガードのエイドリアン・クレムは、両タックルでの経験があり臨時の先発なら務まりそう。ドラフトで獲るとしたら下位になるが、上位で獲るとしたら、「ガードもできそうなタックル」になるだろう。

OG ガード

昨季不振の元凶であり今年もオフェンス最大の弱点であるにもかかわらず、全く補強が進んでいない。そのうえCフラナガンがFA流出したため、スコット・ウェルズがセンターに専念することになり、便利屋のルーガマーとも再契約はしなかった。ということは、左ガードのエイドリアン・クレム、右ガードのウィリアム・ウィティカーの(昨季不振組)2人と、発展途上のジュニアス・コストン(昨年の5巡指名)しかいない。ただでさえレベルの低いポジションの層がさらに薄くなったわけで、ドラフトおよびFA市場後半での補強は必須といえるだろう。2巡指名の可能性は十分ある。

今年からゾーンブロッキングスキームが導入されることも1つの要素になるかもしれない。軽量・機動力型が求められるため、巨漢タイプのRGウィティカーは向かないかもしれないが、フットワークの軽いLGクレムはぴったりはまる可能性もある。そういった面での既存戦力の見極めも、ドラフト指名に影響してきそうだ。

C センター

ケガの多かったフラナガンのFA移籍を許し、まだFA補強の可能性も残っているとはいえ、プロ3年目のスコット・ウェルズにスターターを任せる可能性が高い。となると2番手は昨年のドラフト外入団のクリス・ホワイト。軽量・機動力タイプの典型で、才能はかなり評価されている。ロースター枠は通常2人で、今後の補強は彼ら若手2人の成長次第かもしれない。万全とは言えないがガードと比べ優先度は低く、ドラフト指名があるとしても下位になりそう。またはガードとセンター両方できるような選手。

カテゴリ : Draft