グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年4月 2日

ファーヴの最新コメントとその反応

金曜日に地元ミシシッピでハリケーン・カトリーナ関連のイベントに出席したブレット・ファーヴがインタビューに応じ、これまでよりもさらに率直なコメントを残している。

「僕はまだ高いレベルでプレーできると感じているし、もちろんパッカーズもそう思ってくれている。そうでなければ、僕の決断をこれほど心配してはくれないだろうからね。でも、僕自身で見極めなければならないことがいろいろある。僕がチームに望んでいることがあり、チームがやろうとしていることがある。もしチームがよい方向に向かわなければ、たぶん僕はプレーしないだろう。いわば様子を見ているところなんだ」

「テッド・トンプソンGMとマイク・マッカーシーHCは、僕のよき友人だ。ずっと以前から付き合ってきたし、よい関係を続けてきた。僕はわざと決断を遅らしているわけじゃない。理由があるんだ。シーズン開幕までにはまだ160日もあるのだし、(報道されていたような)土曜日までに結論が出るとは思っていない」

「去年はディアナの病気のことがあって、今とは違う状況だった。プレーしたい気持ちは確かにある。ただ、去年とは違う性質のものだ」 「問題は金のことじゃない。辞めるとなれば大金を逃すことになるわけだしね。問題は試合に勝てるかどうかということだ。フィールドに戻るだけじゃなく、僕は勝ちたいんだ」

3月初めの「チーム側の補強を見たい」というコメントをさらに進めて、現役続行するかしないかはチーム側しだい、という意味のことを彼は述べている。「僕は今でもプレーできると信じている。でもまた4勝12敗では満足できない。僕の関心は、ウチがどれだけよいチームになれるかということだ。昨シーズンはとても期待していたのに、あのように悪い状況に陥ってしまった。もしウチが高いレベルで争えないのなら、僕は辞めてしまってもかまわない」

自分は2つめのスーパーボウルリングを求めているのではなく、ただ高いレベルで争うチャンスが欲しいだけなのだとファーヴは言う。「あさ目が覚めて、再びプレーする準備はできたと思う日がある。逆に、もう引退したいと思う日もある。自分が高いレベルでプレーできることも、フットボールを楽しめることも僕には分かっている。だからこそ、この決断が困難になっているんだ。ただ、本当に高いレベルでプレーするには、まわりにいるチームメイトもよくなければならない。もし僕が引退するなら、僕はハッピーに引退する。たくさんのことを成し遂げたんだしね」

「今年プレーするかどうか、僕にもまだわからない。ディアナでさえ、僕の決断を待ち構えているところさ。ただ言えるのは、もし今年僕がプレーするなら、これが最後の年になるだろうということだ」

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ファーヴの決断が遅れていることについて、(早く知りたいが)仕方のないことだとトンプソンGMは言う。「率直に言って、誰もが答えを知りたがっているし、ブレット自身もそうだろうと私は思う。まだ結論に至っていないだけなのだ。我々はそれを理解している。大きな注目を集めている決断で、それはその選手の質の高さから来るものだ。我々は彼にプレーしてほしい。しかし決めるのはブレットと妻のディアナだ。その決定プロセスを支援するため、我々はさまざまなコミュニケーションをとってきた」

上記のファーヴ発言についてマッカーシーHCは、「私がブレットに対して言ってきたのは、まず第一に、グリーンベイ・パッカーズのクォーターバックをプレーしてこれまでどおりリーダーの役割を務め、それ以外のことは心配するな、ということだ」と語っている。それ以外のこととは? と聞かれると、 「ウチが誰と契約したか、誰がチームに加わるか、といったことだね。だって、おそらく彼が最も楽しめるのがフットボールなんだ。物事をシンプルにした時が、いちばん楽しめるものだ」

「私が在籍した1999年を思い出すと、チーム全員の中で、気を散らすことなくフットボールに集中することに最も長けていたのが、ブレットだった。これこそ彼の強みだと私は心底思っている。パッカーズのクォーターバックであることに集中できるという彼の強み、その強みを再び取り出し、それを活かしてプレーしてほしいと思う」

ファーヴが1年だけしかやらないと明言したことに対し、「この商売は、1年1年でやっていくものだ。特に、彼のようにキャリアの終盤にきた選手にとってはね。ヘッドコーチとしてはこだわるべきなのかもしれないが、私は別に構わないよ」

「5月からのミニキャンプについては彼と少し話しただけだ。しかしどの選手にとっても、ミニキャンプに参加することは重要だと思っている。特にクォーターバックにとっては重要だ。他の誰よりも、参加したことで得るものは大きいのだから」

新しいオフェンスを導入することについて、ファーヴとの話し合いはポジティブなものだとマッカーシーHCは言う。「彼は、ベース・コンセプト(一昨日の記事参照)において数え切れないほどのプレー経験を持つ、殿堂入りするクォーターバックだ。私はこのコンセプトの有効性を信じているし、その下で15年ものプレー経験を持つQBがいるのだ。これは極めて大きなアドバンテージであり、我々はこれを最大限に活かさなければならない」

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