遅ればせながら、今季のパッカーズのチームスタッツのまとめ。昨年および一昨年も参照のこと。
ディフェンス | |||||||||||||
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Total | 失点 | ラン | ラン(1回) | ランTD | FumRec | パス | パス% | パスTD | INT | サック | 3rd% | 反則 | 反則 |
293.1 | 21.5 | 125.6 | 4.0 | 10回 | 11回 | 167.5 | 58.6% | 22回 | 10回 | 35回 | 35.9% | 98回 | 975yd |
7位 | 19位T | 23位 | 18位 | 7位T | 17位T | 1位 | 14位 | 22位 | 26位T | 20位T | 9位 | 4位 | 18位 |
トータルディフェンス7位、パスディフェンス1位への躍進が光るが、パッカーズオフェンスの不振により相手は常にリードする展開のためパスを投げる必要がないこと、一流QBとの対戦が少なかった(カルペッパー、ロスリスバーガー、マクナブが負傷欠場し、ハッセルベックは前半だけ)ことがなんといっても大きい。パス1回あたりのゲインはNFL14位の6.69ydsであり、本当の実力はこのあたりかもしれない。オフェンスとは違ってディフェンスは主力にケガ人が少なかった。
平均4.0ydsのラン守備は、18位とはいえパッカーズとしては近年にない好成績。ラン守備の要、DTグレイディ・ジャクソンがシーズンを通して元気だったことも一因と言えそうだ。1試合平均125.6ydsは褒められた数字ではないが、リードした相手が後半にラン回数を増やすため、やむを得ない面もある。
両DEが自由に動けるスキームにも関わらず、パスラッシュの中心となるべきDEバジャ=ビアミラは8サックに終わり4年連続2ケタサックで途切れ、プレッシャーをかけた回数も物足りなかった。チーム全体のサック数も9位から20位に後退。4メンラッシュではまるでプレッシャーがかけられず、やむを得ずブリッツすると裏目に出る、というのがTDを許すパターンだった。しかしTDパス数が昨季の33回(NFL最下位)から22回(22位)と大幅改善しているのは、今季のジム・ベイツDCがよかったこともあるが、昨季のスロウィッDC体制がひどすぎたのかもしれない。
スペシャルチーム | ||||||||
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Kickoff | Punt | Kickoff Ret | Punt Ret | Field Goals | ||||
Avg. | Coverage | Avg. | Coverage | Net | 成功率 | 回数 | ||
60.9 | 21.6 | 38.9 | 6.9 | 33.5 | 18.7 | 8.5 | 74.1% | 20回 |
23位 | 12位 | 31位 | 9位 | 32位 | 32位 | 13位 | 27位 | 26位T |
大ベテランのブライアン・バーカーからB.J.サンダーに世代交代したパンターは、今季前半はまずまずだったがシーズンが深まるにつれてひどくなり、終わってみればグロス(飛距離)で31位、ネット(リターンydsを差し引いた正味)で32位という体たらくだった。サンダーは最後の2試合を負傷欠場したが、その直前の5試合はグロスで35.7yds、ネットで29.1ydsという悲惨な数字。低温や悪天候の日には「シャンクさえしなければ御の字」という印象だった。
昨季はFG成功率85.7%に加えゲームを決めるFGを4本全て成功させたKロングウェルだったが、今季はホルダーの交代もあって成功率27位と低迷した。特に、これまで極めて高い成功率を誇ってきた40yds以内を6割しか決められず、その失敗が敗戦に結びつくことが多かった。ただし50yds以上を5回蹴って4回成功は立派。(今季4回以上成功は4人だけ)
パントリターナーのチャットマンは、キャリア初のタッチダウンを含めNFL13位と彼にしては上出来。いっぽう、8人がかわるがわる務めたキックオフリターンはNFL最下位の大不振で、自陣20ヤード付近で攻撃が始まるのが当たり前だった。RBダヴェンポートをはじめRB陣とWR陣にケガ人が続出したためリターナーを固定できず、ケガ人の多さはブロッカーたちのプレーの質にも大きな悪影響を与えた。