グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2006年1月13日

マイク・マッカーシーが新ヘッドコーチに就任

新ヘッドコーチに選ばれたマイク・マッカーシー(42歳)は、今年取り沙汰された候補の中ではあまり人気がなく、パッカーズ以外に面接の予定はなかった。ポール・ハケット門下の生粋のウェストコーストオフェンス人脈であり、(1999年に一緒に仕事をした)ファーヴの現役続行に、どちらかといえばプラスの影響を与えると見られている。またQBアーロン・ロジャースのためにも、彼の豊富なQB育成経験を買ったのかもしれない。

マッカーシーは1999年にパッカーズでテッド・トンプソンGMと、またチーフスに在籍した1997・98年には現GM補佐のジョン・シュナイダー(当時プロ人事部長)と、同球団で働いた経験がある。今回の面接だけでなく、かつてトンプソンGMやシュナイダーに強い印象を与えたことがヘッドコーチ就任につながったようだ。

Press-Gazette紙は情報筋の話として、マッカーシーはオフェンシブ・コーディネーターとして、ポール・ハケットジェフ・ジャゴジンスキーを希望、と報じている。ハケットはピッツバーグ大時代からのマッカーシーの師匠で、チーフスとジェッツでOCを経験、現在はバッカニアーズのQBコーチ。ジャゴジンスキーはかつてパッカーズのTEコーチで(2004年1月にシャーマン元HCから解雇)、現在はファルコンズでOLコーチを務めている。

オフェンス出身のヘッドコーチということで、心配なのはディフェンスのスタッフ選び。トンプソンGMはジム・ベイツDCを残したい意向、というのが大方の見方だが、マッカーシー本人に意中の人物があれば話は変わってくる。

ヘッドコーチ選びでも、ジム・ベイツは最有力候補の1人だったらしい。年齢的に最後のチャンスだったかもしれないベイツは、水曜午後にGM本人から落選を告げられて大きな失望感を示し、「ここで望みが叶うものと本当に感じていた。他のチームも興味を示してくれたが、私は積極的に動かなかった。今後は頑張ってみるつもりだ」と語っている。パッカーズとの契約はあと1年残っているが、DCとして残留させるためには、他チームのヘッドコーチになれなかった場合に限られる。

カテゴリ : Coach/Front Office