グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年11月21日

痛みと戦うCマイク・フラナガン

開幕からスポーツヘルニアに苦しんでいたCマイク・フラナガンは第4週のパンサーズ戦でケガを悪化させ、手術を受けた。しかしわずか2試合休んだだけでベンガルズ戦から復帰、強い痛みをこらえながらプレーを続けている。こうした姿勢は、タフな先輩たちから受け継いだものなのだと彼は言う。「ブレット・ファーヴ、レジー・ホワイト、LBジョージ・クーンス、TEマーク・チュムラ。全く不可能にならない限り、彼らはプレーをしていた。それが今の僕のメンタリティになっている」

「今の若い選手たちは、そういったことを避けようとするところがある。足首の捻挫、ハムストリングの軽い張り。確かに、オフェンシブ・ラインメンとDBたちとでは事情が違うだろう。僕はただ、そうした選手たちに手本を示そうとしているんだ。 『なあ、プレーしてチームを助けられる道があるなら、なんとかしてフィールドに出て、自力で給料小切手を手に入れるもんだ』 ってね」

「実際、これは治るのに6週間かかるケガだった。こういったときに、『じゃあみんな、6週後に会おう』 と言って済ますのは簡単なことだ。でも僕はプレーしたかった。それがこのチームのために重要だと思ったからだ。痛みは相当なものだよ。まるで熱いナイフで刺されたような感じがする」と語るフラナガン。痛み止めの注射を受ける時は、こらえるために帽子を口にくわえ、患部から目をそむけている。「面白かったよ。『これが骨だ』とドクターが言うのが聞こえるんだ。麻痺させてはくれるが、痛みが消え去るわけじゃない。もしもう一度悪化させたら、今度は4週間はかかるだろう。なんとかその前にこの状況を脱したいと思っている」

「いま僕がしている、『痛みをこらえてプレーする』ことと、『負傷する』ことは違うんだ。ケガをしていたら、プレーはできない。もしむちゃくちゃ痛くても、プレーできるなら、フィールドに出てプレーするだけだ」

もうじき32歳になるフラナガンは、来春にはフリーエージェントとなる。痛みをこらえてプレーする決断は、チームに残留したいという希望と関係があるのだろうか。「このことがプラスに働いてほしいという気持ちは、心の奥底にはある。自分のためでなく、チームのために僕がこうしているということを、チーム側に認めてほしいと望んでいる。突き詰めて言えば、ロッカールームにいる52人のために僕はこうしてプレーしているのだから」

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