グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年10月27日

RBおよび2人のWRと契約

RBとWRが人数不足に陥っているパッカーズは、火曜日に何人もの選手を呼んでワークアウトを行い、RBウォルト・ウィリアムズ、WRアンドレ・サーマン、WRタコ・ウォレスの3人と契約を結んだ。最も話題性のあるWRフレディ・ミッチェルだったが、ヒザのケガから回復して間もないためかワークアウトは不満の残る出来で、契約には至らなかった。

先日のヴァイキングス戦に出場したWRジャマール・ジョーンズは解雇され、RBアーマン・グリーンは正式にインジャリーリザーブ入りして今季終了となった。

RBウォルト・ウィリアムズはグランブリング州立大出身の28歳。身長6-1(185cm)、体重215lbs(98kg)。昨年はNFLヨーロッパでもプレーした。昨年11月、ダヴェンポートが欠場したテキサンズ戦にプラクティス・スクワッドから昇格して出場。グリーンも負傷退場すると、フィッシャーは3rdダウンバックのままで彼がエースRBの役割を担い、足首を痛めて退場するまでラン6回42ydsの活躍を見せた。残念ながら重度の捻挫でインジャリーリザーブでシーズンを終えている。

4番手RBとしてプレーした今夏のキャンプでも、パワフルで鋭いランニングを見せ、「むしろフィッシャーよりもよいのでは」という評判も多かった。しかしここでも足首のケガに悩まされ、あまりプレシーズンで活躍できないまま開幕前に解雇。大学時代はWRも経験しているようにパスキャッチが上手く、リターナー経験もある。当面はラシャード・リーとの2番手RB争いとなるが、フィッシャーを含め3人の序列は流動的で、活躍しだいではスターターもありうる。

WRアンドレ・サーマンはサザン・オレゴン大出身の25歳。身長5-11(180cm)、192lbs(87kg)。同大に移る前はアリゾナ大で3年プレーし、OTケヴィン・バリーとチームメイトだった。WR陣にケガ人が出た昨季終盤にプラクティス・スクワッドから昇格して2試合に出場、パスキャッチ2回12yds、キックオフリターン3回59ydsを記録している。今夏のキャンプではWR/KRチャットマンとの5番手WR争いに敗れ、惜しくもロースターに残れなかった。

パッカーズから解雇された彼はタイタンズのプラクティス・スクワッドに入り、開幕直前にロースター昇格。主にパントリターナー(9回平均3.4yds パスキャッチはなし)として5試合に出場したが、CBパックマン・ジョーンズがパントリターンを兼ねるようになったこの2試合はアクティブ登録から外れ、今週月曜日に解雇されている。アリゾナ遠征の際に何らかのチーム規律違反(どうやらミーティング欠席らしい)を犯したようだ。パッカーズWR陣は、ファーガソンが当分は出られず、ジャマール・ジョーンズも解雇されたため、チャットマンが2番手に昇格し、このサーマンが即3番手WRとなる見込み。

WRタコ・ウォレスはカンザス州立大出身の24歳。身長6-0(183cm)、192lbs(87kg)。2003年のドラフト7巡でシーホークスに入団するが、過去2年間はプラクティス・スクワッドが多く、出場はわずか3試合でレシーバーとしてのスタッツはなし。今夏のキャンプでは最後のWR枠を争ったが開幕ロースターに残れず、シーホークスから解雇されている。

WRとしての実績がなく、さほど潜在能力も評価されていない彼を獲得したことは、意外と受け止められている。トンプソンGMがシアトル時代にドラフト指名した選手で、ホルムグレンHCの下でウェストコーストオフェンス経験があることがプラス評価に働いたのは間違いない。ワークアウトの内容が良かったのかもしれない。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player