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Notebook: ファーヴが救援への協力に感謝
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年9月 9日
- QBブレット・ファーヴは水曜日の記者会見で、故郷ミシシッピのハリケーン被害に触れ、救援活動への協力に感謝の意を表した。「ウィスコンシンの人々の有難さは信じられないほどだ。つらい状況の時にフットボールをするのに、ここウィスコンシンほどよいところはない」
- 家族の心配をしていた先週は、正直フットボールどころではなかったとファーヴも認めている。しかし今週はそれを変えなくてはならない。開幕戦に集中したことを仲間にアピールするため彼は「今週はこの1年で最高の練習内容にしてみせる」とチームメイトに宣言したのだという。「ある意味で、仲間にそして自分自身に対して挑戦を申し出たんだ」
- プレシーズン最終戦で痛めた足首についてファーヴは、「100%じゃないが、まあ問題はない」
- LBナイル・ディッグス(ヒザ)は水曜日の練習にも参加できず、メディアによってニュアンスは違うものの、欠場の可能性が高まってきた。Wisconsin State Journal紙ははっきりと、ディッグスが欠場し代わりにレノンが先発、と報じている。ウィークサイドの先発はトーマスかマニングか分からない。練習では2人が交互に1stチームに加わっていた。新加入のロバート・トーマスはここ数日ミーティング漬けで、プレーブックの習得に没頭している。
- クリディアス・ハントに代わる先発DTはコーリー・ウィリアムズで確定ではなく、カレン・ジェンキンズになるかもしれない。今週の練習では2人が交代で1stチームに入っており、公式デプスチャートでも2人が併記されている。その隣で先発するNTグレイディ・ジャクソンは、「去年から一緒にやっているから、僕はどちらでも構わない」と語っている。
- 今年のパッカーズは、なんと11人ものルーキーがロースター入りを果たし、NFL北地区では最多。ドラフト指名11人のうち9人が生き残り、さらにドラフト外が2人。「1回のドラフトから最終的に2人のスターターが生まれれば標準」というごく大雑把な基準を唱える専門家がいるが、今年のパッカーズはすでにSコリンズとRGウィティカーがスターターとなり、QBロジャースもいずれはスターター。その他にも順調なスタートを切ったルーキーが何人もいる。
- ドラフト方針といい今回のロースターカットといい、トンプソン新GMは明らかに目先の安定感よりも将来性を優先、またナマケモノ系にも厳しく、地元メディアからの評判はいい。シャーマンのGMとしての失敗もあるが、「ヘッドコーチとGMを分離したことでこれが可能になった。ヘッドコーチ(兼GM)はどうしても目先の安心を求めて、上がり目のないベテランに頼ってしまうが、GM専任ならフランチャイズの将来を見ることができる」と分析する記者もいる。
- 昨年の今頃は悪評にまみれていたPサンダーだが、今年は胸を張って開幕を迎えることができる。キャンプ序盤は蹴るごとに詳細に報道されていたが、最近はそれもなくなった。「それが目標だったんだ。僕がきちんと仕事をすれば、いずれは君たち記者も他の選手を取り上げるようになるだろうって思っていた」と本人。精神面でのアドバイザー役を務めるKロングウェルも、「彼は素晴らしいキャンプを過ごしたよ。自分が記事にならないようにすること、彼がしたのはそれだ。グリーンベイのメディア相手にそうするのは大変なことだからね。毎日いい仕事をすることで、それを成し遂げた」と喜んでいる。
- 昨日プラクティス・スクワッドから昇格したFBヴォンテ・リーチだが、彼によると、ペイトリオッツおよびベンガルズから代理人に打診があったが、正式なオファーはされていないとのこと。シャーマンHCは、必ずしも他チームに取られる恐れから昇格させたのではなく、ケガから復帰した月曜日の練習内容がよかったことも大きかった、と説明している。リーチ本人は、「今週はまるでローラーコースター・ウィークだね。ロースターから解雇されて、プラクティス・スクワッドに契約して、またロースターに戻ってきた。うまく事が運んで嬉しいよ。2つのチームが契約を検討してくれたけど、住所を変えたくなかったしね。引っ越したくなかった」
- トレードで獲得したTEドナルド・リーについては、ジム・ベイツDCがドルフィンズ時代によく知っている。「ベイツは彼を非常に気に入っている。フットボールへの情熱という点で、素晴らしい選手だと思っているようだ。リーはとてもタフな選手だと私は思うし、優れたスペシャルチーマーだ。アスレチックでフレキシブル。ボールもよく捕れる」とトンプソンGM。
- 病み上がりのWRテレンス・マーフィはプレシーズン全休だったためまだ5番手WRで、開幕戦に出場させてもらえるか微妙なところ。パッカーズはWR/TE合わせて7名をアクティブ登録することが多く、5番手WRと3番手TEのどちらかが登録から外れることが多い。つまり、TEドナルド・リーとの比較となる。
- 水曜日時点のインジャリーリポートにはLBディッグスだけが "Questionable" にリストされ、QBファーヴ、WRマーフィ、TEフランクス、DEバジャ=ビアミラの4人が "Probable" となっている。
- RBアントニオ・ハリスをプラクティス・スクワッドに契約。イリノイ大出身のハリスは2003年のドラフト外ルーキーとしてチャージャーズに入団したが、ヒザを痛めて1年目はインジャリー・リザーブ。昨年5月に解雇された後はフットボールから離れて過ごし、今春ベアーズと契約し、先日解雇されていた。
- 8月半ばに解雇されたSアーテュロ・フリーマンはすぐにタイタンズと契約したが、先日解雇。その他にも、RBウォルト・ウィリアムズ、OTベデル、OGオドワイヤー、DTハント、DTジェームズ・リー、DEトゥルーラック、LBレイ・トンプソンらは再就職先が見つかっていない。
- LBハンニバル・ネイヴィーズはベンガルズでロースターに残っている。
- Men's Journal 誌の最新号の表紙をファーヴが飾っている。"Best Job"という特集の1位に選ばれ、2人の娘と一緒の写真も掲載されている。