グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年9月 5日
- 解雇リストは昨日の記事参照。
- 控えQB陣は予想通り、アーロン・ロジャース、クレイグ・ノールの2人。どちらを2番手QBとするかは未発表。他のポジションにケガ人が続出した場合、ノールを解雇してQB2人体制とする可能性も。
- RB/FB陣では、惜しくもRBウォルト・ウィリアムズが、今年のキャンプではミスの多かったRBフィッシャーを逆転できずに解雇された。フリーのままなら、緊急時にはいつでも呼び戻すつもりだろう。FBヴォンテ・リーチも惜しい選手だが、ヒザを痛めてキャンプ後半は全くプレーできなかった。
- WR陣では、WRアンドレ・サーマンが5番手WR/KRチャットマンを逆転できず解雇。リターナー能力もあり、RBウィリアムズと同様、いつでも呼び戻すつもりだろう。6巡指名のWRクレイグ・ブラッグは予想通りの解雇。
- TE陣ではベン・スティールがなんとか3番手TEとしてロースター入り。タイタンズ戦での素晴らしいTDパスキャッチでアピールできたか。しかし今後、トレードやFAで3番手を入れ替える可能性はあると見られている。
- 2番手LTだったブラッド・ベデルの解雇がオフェンス最大の話題。ハムストリングのケガから復帰後のプレー内容が悪かったためだが、クリフトンが負傷したら左タックルをどうするのか。タックル経験の豊富なLGクレムを回すか、RTタウシャーを回すか、それとも大学でLTだったCクリス・ホワイトが使えると判断したのか。
- ルーキーのCクリス・ホワイト(ドラフト外)とC/Gジュニアス・コストン(5巡)がめでたくロースター入りし、OL陣は通常より多い10人体制に。Cホワイトは初めてのセンターながらキャンプで能力の高さをアピール、層の厚いポジションだけに価値がある。C/Gコストンはあまりに未熟で解雇確実と見られていたが、鍛えればモノになると判断したのだろう。先発RGウィティカーを含め3人のルーキーOLがロースター入りし、最年長はCフラナガンの31歳と、今年のOL陣は大幅に若返った。
- OTスティーヴ・モーリーのトレード条件はまだ不明だが、「何試合ロースターに残ったら何巡指名権」といった条件と思われる。もともと解雇確実だったなのだから仕方がない。
- 問題児DTクリディアス・ハントをついに解雇。昨年も今年もオフには体作りを怠り、キャンプでは反抗的態度とヒザのケガ。さらにプレシーズン最終戦の出来からして、解雇は当然と見られている。今オフはずっとそうだったように、2年目のコーリー・ウィリアムズがスターターとなる。ハントは2003年に高額契約を結んでいるので、今年はさほどでもないが、来年$3.6ミリオンのデッドマネーをパッカーズは我慢しなくてはならない。
- DEトゥルーラックは、パスシチュエーションでDEバジャ=ビアミラの逆サイドからプレッシャーをかけるはずだったが、1年使ってみてやはり物足りなかった。6巡指名のDEモンゴメリーが彼に代わることになるが、開幕までにパスラッシュスペシャリストを補強する可能性は十分ある。
- どんぐりの背比べだった若手DT陣だが、解雇の噂もあったDTドネル・ワシントンがかろうじてロースター入り。トンプソンGMの口ぶりからは、現状に不満は残るが、昨年の3巡指名だけにまだ見限りたくない、という様子が窺える。DTコリン・コールやDT/DEケニー・ピーターソンはプレシーズンゲームでアピールできたおかげで生き残った。DTジェームズ・リーは成長を見せられず解雇。
- LBレイ・トンプソン解雇がディフェンスでは最大の驚き。プレー内容は悪くないと見られていたが、トレードで獲得したLBロバート・トーマスをそのままウィークサイドで先発させるつもりなのか。トンプソンGMは、「開幕戦ではたぶんパリス・レノンが先発と予想する」と語っている。
- トレードで獲得したラムズのLBロバート・トーマスは、2002年のドラフト1巡31位指名選手で、40yds走を4.51秒で走った軽量スピード派。シャーマンHCは当時、WRジャヴォン・ウォーカーとどちらを指名するか迷った、と語っていた。ケガが多いこともあって安定して力が発揮できず、今年は控えに甘んじていた。プレシーズンを経験せずいきなり開幕戦となるが、順調にシステムに習熟したら先発に昇格させる腹づもりか。2002年に5年契約を結んでいるので、FAとなるのは再来年。
- 入団間もないLBコーリー・ジェンキンズはやはりロースター入りできず、4巡指名ルーキーのLBポピンガが残った。ポピンガのやや無鉄砲とも言えるスピードを、まず今年はスペシャルチームで活かしていく予定。
- 5番手CBをめぐる、CBジェイソン・ホートン、CBクリス・ジョンソン、CBリー・トランスの三つ巴の争いは、ジョンソンをトレードに出し、トランスを解雇することで決着。ホートンが2年連続でロースター入りを果たした。トレードで獲得したLBトーマスが先発できるかは別にしても、ロースター枠ぎりぎりの選手と交換で獲れたのは上出来と言えそう。こうしたことができるのも、5巡指名のCBホーキンズが当たりだったからだろう。解雇されたトランスは、プラクティス・スクワッドの有力候補。