過去の記事 |
2005年 >
08月 >
Packers 3 - 27 Patriots
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年8月28日
|
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Patriots (2-1) |
10 |
10 |
7 |
0 |
27 |
Packers (1-2) |
0 |
3 |
0 |
0 |
3 |
パッカーズはこの日も相手のロングリターンから簡単にTDランを許すところから試合をスタート。オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム、ターンオーバー、反則の多さに至るまで全てにおいて精彩を欠き、チャンピオンのペイトリオッツに惨敗を喫した。
両軍スターター同士がプレーした前半は3-20。オフェンスは2試合続けて200yds進まない上にターンオーバーを連発、相手パントリターナーのターンオーバーから3点を貰っただけだった。ディフェンスはランで155ydsを許し、後半の大雨で試合がスローダウンしなければ、失点はもっと増えていたかも。
- 大きなケガ人はなかった模様。
- インターセプト(NEの反則で取り消し)されたプレーでWRアントニオ・チャットマンがヒットされて首を痛め、15分近く横たわっていたあと担架で退場。X線検査の結果、首の捻挫だけで骨に異常はなく、脳震盪もないとのこと。試合終盤にはサイドラインに戻り、試合後にはロッカールームでインタビューに答えていた。(56k | 300k)
- WRジャヴォン・ウォーカーが第2Qに指を脱臼して退場したが、深刻なものではない。Sニック・コリンズが第2Q最後に太ももを打撲して退場したが、後半には復帰している。DEバジャ=ビアミラが後半最初に首を痛めて退場。
- QBブレット・ファーヴは前半いっぱいプレーして、9/21、69yds、2INTと惨憺たる数字に終った。CフラナガンがDTウィルフォークを抑えられず、今年最初のサック。サックと反則続きで3rdダウン35となったところで今季最初のインターセプト。第2Qにはスクランブルで13ydsゲインした直後のプレーでインターセプト。
- QBロジャースは5/9、52yds、1INT。最初のパスプレーでスナップミス、次のプレーでサックを喰らう多難な立ち上がりで、RB・FB・TEに無難なショートパスを通したが、インターセプトは明らかな判断ミスだった。QBオサリバンは試合最後のドライブだけ登場し、1/2、6yds。QBノールは予定通り出番なし。
- RBグリーンは11回23ydsに封じ込められた上、後半最初のキャリーでファンブルロストといいところなし。ただし、パスプレーでは3回26ydsと貢献している。
- オフェンスラインではLGクレムとルーキーのRGウィティカーが先発出場。第2QのはじめにLGウェルズがクレムと交代したが、驚いたことにRGオドワイヤーは全く出場せず、ウィティカーのままだった。しかしウィティカーはプロボウルDTリチャード・シーモアに圧倒されるなど不満の残る出来。スターター争いはもう少し続くかもしれない。
- OL陣全体のプレー内容だが、特にランブロックはそれぞれミスが多く、ロスタックルを何度も許した。新先発のガード陣だけでなく、LTクリフトン(反則2回)やCフラナガン(サックやロスタックルを許した)さえもかなり不安定なプレーぶりだった。
- TEが3人欠場して人数不足のためか、OTバリーがエキストラTEとして入る"U-71"フォーメーションの回数が多かった。しかしOL全体が十分に噛み合わず、効果的なランは少なかった。
- しょっぱなからRBディロンに11yds、5yds、12yds走られて簡単に先制され、最終的に計155ydsを許したラン守備が最大の懸念材料。「今いるタックルたちを悪く言うわけじゃないが、C.ハントとグレイディは優れたタックルだからね。彼らは他とは違った生き物、と言えるほどだ。彼ら2人がいると全く違うディフェンスになる。相手ラインマンが素早くセカンドレベルに到達できなくなる」とLBバーネットは両先発DTの不在を嘆いている。
- DEバジャ=ビアミラは、RBディロンに3ydsのロスタックルした直後にQBブレイディをサック。しかし最初のTDドライブでのランプレーはどれもバジャ=ビアミラが簡単にコントロールされたのが原因、との指摘もある。
- 先発DB陣はCBハリス、CBキャロル、Sニック・コリンズ、Sローマンの4人。ニッケルバックがCBトーマス、ダイムバックがCBホーキンズ。パスカバーはミスもあったがまずまずで、パス守備の課題は彼らDB陣よりもQBへのプレッシャー不足か。
- 第2Q、Sニック・コリンズはエンドゾーンでブレイディのパスをインターセプトしそこない、直後に2つ目のTDパスを許した(これはコリンズの責任ではないが)。
- 前半だけで反則8回と非常にしまりのない試合運びで、特にオフェンスは流れに乗れなかった。ハーフタイムでよほど怒られたのか、後半は反則ゼロ。
- Pサンダーのパントは合計8回45.5yds。ラインドライブ気味が2本ほどあり、バウンドに助けられた時もあったが、8本蹴って蹴り損ないがないだけでも上出来。先週と違いロングリターンを許さなかったので、ネットも37.4ydsと十分な成績。
- パントリターンでは、第1QにWRチャットマンが18ydsの好リターン。彼が負傷退場した後はWRブラッグが担当したが、3yds、フェアキャッチ、2ydsとアピールできず。
- キックオフリターンはRBダヴェンポート1回、WRファーガソン1回、WRサーマン3回、RBウォルト・ウィリアムズ1回。平均20.5ydsと平凡な出来。
- 先週大不振だったカバーチームは、この日も43ydsキックオフリターン(プラス反則で5yds)で始まる最悪のスタート。しかし2回目のキックオフリターンは16yds。相手パントリターンは4回25ydsとしっかりカバーできた。
- この日欠場したのは、FBリーチ(ヒザ)、WRマーフィ(ヒップ)、TEフランクス(合流間もないため)、TEマーティン(鼠蹊部)、TEフレミング(足首)、DTハント(肩・ヒザ)、DE/DTウィリアムズ(腰・肋骨)、LBディッグス(ヒザ)、LBキャンベル(ヒザ)、Sトッド・フランツ(肩)。PUPリストにいるDTグレイディ・ジャクソン(ヒザ)ももちろん出場していない。
- INTの直後にWRチャットマンをヒットして負傷させてしまったペイトリオッツのSロドニー・ハリソン。非常に心配し、チャットマンが倒れている時には神に祈り、試合が終わるとパッカーズのロッカールームに飛んできて容態を確かめたりしていた。「ハードにプレーするけれど、あんな風に誰かが倒れるのは見たくないものだ。本当にすまないと思った」
- 国歌の前に、先日急死したOLトーマス・ハリソン(49ers)のために黙祷が捧げられた。