グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年8月21日

トンプソン新GMの初ドラフトは

就任から7ヶ月、「FA市場で何もしなさすぎ」と批判されることの多いテッド・トンプソン新GMだが、初年度のドラフトに関しては、このところかなり評価が上がってきている。QBロジャースについては数年経たなければわからないので保留するとしても、無名校の選手でも恐れずに指名していく方針は、早くも実を結んできていると言える。

2巡のSニック・コリンズ指名は"リーチ"だと批判された(ただし玄人筋では評価は高かった)ものだが、すでに先発の座を確保し、ベイツDCは愛弟子のフリーマンを解雇するほどの信頼を見せている。同じく2巡指名のWRマーフィも、このところケガで苦しんではいるが、「ファーガソンはトレードに出してもいいかも」と言われるほどのプレーを見せている。

驚かされたのは下位の2人で、7巡指名のOGウィティカーは先発右ガード争いを僅差でリード、5巡指名のCBホーキンズは4番手CBの座を完全に確保し、将来性は非常に高く評価されている。4巡のSアンダーウッドは将来スターターになる可能性を見せているし、同じく4巡のLBポピンガもケガから復帰した最近の動きは評判がいい。またドラフト外ルーキーからも、C/Gクリス・ホワイト、LBロイ・マニング、CBリー・トランスあたりがロースター争いに食い込んできている。

ドラフト指名11人のうちこれまでのところ期待はずれと言えるのは、5巡のG/Cジュニアス・コストンと7巡のLBカート・キャンベル(ケガで今季終了)ぐらい。シャーマンGM時代とは対照的な、「トレードダウンして下位指名権を増やす」戦略も奏功していると言えそうだ。

カテゴリ : Coach/Front Office, Draft