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Packers 10 - 7 Chargers
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年8月13日
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1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
Total |
Chargers (0-1) |
0 |
0 |
7 |
0 |
7 |
Packers (1-0) |
0 |
7 |
0 |
3 |
10 |
観客は69,611人。夜7時05分試合開始時の気温は21℃。試合を通して霧雨が降り続いた。
- 大きなケガ人はなし。3番手FBヴォンテ・リーチがヒザを打撲したが、深刻なものではないとのこと。
- QBブレット・ファーヴの担当は第2Q半ばまで。3シリーズプレーして、9/10、91yds、1TD、0INTと申し分ない出来。ロールアウトなど動きもシャープで、例年のプレシーズン初戦と比べてもかなり良かった。
- 2番手として登場のQBロジャースはファーヴのあと第3Qいっぱいまでプレー。2/6、わずか7ydsとさんざんなデビュー戦だった。先週に続いて2番手OLたちがパスプロテクションに苦しみ2サックを浴び、反則も4つ(ホールディング2つとフォルススタート2つ)。WRサーマンが落球2、WRブラッグも落球している。さらにヘルメットの無線の故障で一時退場を強いられるトラブルにも見舞われた。
- ロジャースについて、シャーマンHC。「評価が非常に難しい。ヘルメットは故障してしまうし、ボールは滑るし、ラインマンもレシーバーも若く未熟だ。ブレットでさえ、もしあの状況に放り込まれたらどうなっていたことか」
- QBノールはもともと出場予定はなかったが、ロジャースがヘルメット修理で一時退場した時に登場。ランプレーでハンドオフしたのみ。
- 実質3番手として登場のQBオサリバンは4/8、24yds。RBへのハンドオフをミスってファンブルロストするなど、パッとしない出来だった。それでも、最後のドライブでは自身のスクランブルを含めて敵陣35まで進め、Kロングウェルの決勝FGにつなげた。
- RBグリーンはラッシング8回16yds、ファンブル2回(ロスト1回)とひどい出来。雨が降っていたとはいえ、毎年指摘されるファンブル問題が今年も。
- RBグリーンの2回を含めてファンブル6回、うちロスト3回。「何をおいても、ボール・セキュリティを第一にしなければならないんだ。言い訳はできない」とFBヘンダーソン。
- パスプレー24回に対しランプレー27回と、ランに重点を置いたオフェンス構成だったが、27回79yds、平均2.9ydsと完全に封じ込められた。RBダヴェンポート6回15yds、RBフィッシャー4回15yds、RBウォルト・ウィリアムズ4回13yds。
- レシーバー陣では、TEスティールのパスキャッチ3回が最多。WRドライバーがファーヴからのTDパスキャッチを決め、今季初のランボーリープをしている。WRウォーカーは2回12yds。
- オフェンスラインではLGクレムとルーキーのRGウィティカーが先発出場。彼ら2人は、スターター確定のLTクリフトン、RTタウシャー、Cフラナガンが退がった後もプレーを続けた。1stチームOLは、パスプロテクションはよかったが、ランブロックは数字が表すようにイマイチだった。相手の3-4ディフェンスに手こずったのかもしれない。
- 先発DB陣は、CBトーマスが欠場のため、CBハリス、CBキャロル、Sコリンズ、Sローマンの4人。ニッケルバックがCBホーキンズ、ダイムバックがSリトル。
- 2巡指名のSニック・コリンズは、最初のシリーズでインターセプトを決める上々のデビュー戦だった。相手QBとWRのコミュニケーションミスで、エンドゾーンで周りに誰もいない、幸運なインターセプト。ニーダウンすればいいところを13ydsまでしかリターンできず、「次はニーダウンするよ」とのこと。それはともかく、全般的な内容もなかなかよかった模様だ。
- 5巡指名のCBマイク・ホーキンズはニッケルバックおよび2ndチームのスターターとしてプレー。好調だった最近の練習内容からすると素晴らしいとは言えない内容だった。第3QにWRウィリー・キニーへの34ydsTDパスを許したのは彼の責任。
- CBトーマスに代わって先発のCBキャロルは、この日も得意のホールディングを犯してしまった。しかし全般的な出来はまずまずだったようだ。
- 前半を無失点で終えた1stチームディフェンスだが、相手RBトムリンソンの欠場にも助けられた。代わって先発のRBマイケル・ターナーにいきなり17yds走られる(LBバーネットのミスタックル)など、8回70ydsも許してしまっているからだ。
- ディフェンスの出来について、ベイツDCは満足している様子。ヤーデージは許してもエンドゾーンに進ませないのは、彼らしいディフェンスと言える。「ディフェンスの基礎作りに関して、我々は正しい方向に踏み出したと言える。試合をこなしていけば、より落ち着いてくるだろう。野球の打者と同じようなもので、回数をこなしていけば、周りがゆっくり動いているように見えてくるものだ」
- パッカーズに勝利をもたらしたのは、試合残り38秒でのKロングウェルの53ydsのFG。Pサンダーのホールドも完璧だったとのこと。相手キッカーのネイト・キーディングは45、44、46ydsを3本とも失敗している。
- Pサンダーは7回のパントで平均46.0ydsと素晴らしかった。リターンydsを差し引いた"ネット"でも41.1ydsと出来過ぎと言っていいぐらい。唯一の失敗パントはラッキーバウンドに助けられて53ydsに。「彼は大きな前進をしたと思う。試合を通してすごく落ち着いていたし、このリーグで成功するにはそれが必要不可欠なんだ。今日はいいキックがいくつかあった後、悪いのを蹴った。去年ならその後は失敗が続いたんだけど、そうはならなかった」と先輩のKロングウェルは評価している。本人もコーチも、今日だけでなくこれを続けていくことが大事、と一致したコメント。
- パントリターンはWRブラッグが2回平均5.0yds。1回目は取りそこなったが幸運にもアウトオブバウンズへ転がり、2回目は10yds。WRチャットマンは1回7yds。
- キックオフリターンは2回ともWRアンドレ・サーマンが担当し、平均33ydsと上出来。
- この日欠場したのは、WRマーフィ(ヒップ)、OTベデル(ハムストリング)、DTハント(肩・ヒザ)、DEトゥルーラック(ハムストリング)、DE/DTピーターソン(ひじ)、LBディッグス(ヒザ)、LBポピンガ(ハムストリング)、LBキャンベル(ふくらはぎ)、CBトーマス(ふくらはぎ)。PUPリストにいるDTグレイディ・ジャクソン(ヒザ)とCBクリス・ジョンソン(すね)ももちろん出場していない。
- FAとしてチャージャーズに移籍したSバウ・ジューが2ndチームでプレーしていた。