グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年7月 9日

ロースター展望 WR編 1

ウォーカー、ドライバー、ファーガソンの3人が立派に成長し、また4番手以降のデプスも、今年は2人をドラフト指名して層が厚くなってきた。フリーマン/シュレーダー時代にはどちらかというとファーヴの足を引っ張ることの多いユニットだったが、2003年シーズン後半あたりからは、ベテランQBを助けられるようになってきた。

ロースター枠は5人または6人。ケガ人が出て人数が足りない時はRBフィッシャーやTEマーティンをWRとして使うこともある。6人枠とするには、このユニットからリターナーを出すことが必須だろう。WRは人数が多いので2回に分けて紹介する。

ジャヴォン・ウォーカー Javon Walker

今年でプロ4年目の26歳。6フィート3の長身に4.4秒弱のスピードを併せ持つディープスレットで、昨季は1,382ydsを記録して堂々のプロボウラーとなった。落球をほとんどしなくなり、ジャンプボールへの競り合いに非常に強い。ファーヴが昨季4,000ydsを記録したのも、彼に思いっきりロングボムを投げられ、アバウトなボールでも捕ってもらえるようになったのが大きい。ショートからミドルレンジのルート取りはまだ改善の余地あり。

オフシーズンにWRテレル・オーウェンスと一緒にトレーニングしてプロボウラーに成長したところまではよかったが、今年は代理人をローゼンハウスに代えたり、契約延長を求めてホールドアウトしたり、悪いところまでオーウェンスの影響を受けてしまったような感じ。どこまで強気にホールドアウトを続けるのか、この夏の動向が注目される。

ドナルド・ドライバー Donald Driver

プロ7年目の30歳。ドラフト7巡指名からプロボウラーに上りつめた努力の人。一昨年は首と頭のケガで苦しんだが、昨季は1,208yds、9TDを挙げて復活した。身長もスピードもさほどではないが、大学時代には走り高跳びでオリンピック級の選手だっただけにジャンプ力があり、高いボールに強い。メンタル面の素晴らしさはチーム内でも特筆すべきもので、謙虚で常にポジティブな態度でファンからも愛されている。

ロバート・ファーガソン Robert Ferguson

プロ5年目の25歳。着実に成長しプレーの質は上がっているが、過去3年で1,180ydsしか挙げられていないのは、細かいケガが多く、無理して出場する試合が多いせいか。ガッチリめの体型で競り合いにも強く、上記の2人よりもむしろウェストコースト向きのタイプ。スピードとガッツとタックル力があるのでスペシャルチームでの使い勝手がよく、ついつい便利使いされてしまうきらいもある。今年こそブレークしたい彼にとって、ウォーカーがホールドアウト中なのは大きなチャンス。

テレンス・マーフィ Terrence Murphy

今年のドラフト2巡指名で、上記ファーガソンと同じテキサスA&M出身。詳しくはルーキー紹介参照のこと。タイプ的にもファーガソンとよく似ており、ガタイがしっかりしていて競り合いに強いタイプ。2回のミニキャンプを終え、ルーキーの中では最も評判がよく、プレーぶりも精神面も高く評価されている。順調に行けば今年は4番手WRか。キックオフリターナーとしての実績が豊富で、今夏はKR/PRの有力候補でもある。

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