グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年6月28日

B.J.サンダーはここまで順調

NFLヨーロッパから帰国したB.J.サンダーはミニキャンプ最終日に合流し、ライバルのブルックス・バーナードやブライス・ベネコスを明らかに上回るパントを蹴った。しかしこの2人に勝つだけでは十分ではない。Pサンダーの出来が芳しくなければ、チーム側がベテランのパンターを呼ぶのは確実だからだ。「公開の競争だからね。僕が争っているのはチームメイトの2人だけじゃない。リーグ全体のパンターと争っているんだ」

NFLヨーロッパでの経験についてボナメイゴSTコーチは、「文句なしに素晴らしかった、とは言わない。しかし、しっかりしたパフォーマンスだった。一番大きいのは、試合の経験を積めたことだ。試合での状況をシミュレートすることなどできない。1週間かけて準備し、試合前のウォームアップ、試合中にはいつ1stダウンが取れるかも分からない。だから特にパンターにとっては、試合中ずっと準備ができていなければならない。精神面の訓練だ」

ヨーロッパでは食事が合わないために10ポンドも体重が落ちたとサンダーは言う。フレッシュなキック力を保たなければならないパンターにとって、疲労が蓄積したままシーズンを迎えるのは最悪の状況だ。「このまま行って12月に疲れ果ててしまうなら、それでも何とかやっていく他ない。でも今のところは、すごく体調はいいよ」

チームに合流したサンダーは、さっそくKロングウェルのホルダーとしても練習をこなし、他のホルダー候補よりも出来はよかったようだ。「彼に必要なのは、シーズン開幕までにフレッシュ・レッグを取り戻すこと。頭の中をクリアにしてキャンプに参加し、しっかりとボールを蹴ることだ」というのがロングウェルからのアドバイスだ。ドラフト外入団ながら1年目からずっと正キッカーの座を保っているこの先輩は、自信をしっかり持つことが何よりも大事だと強調する。「昨年のことはもう終ったこととして忘れることが必要だ。これから(自分のように)9年間スターターを務めるか、毎年どこかでスターター争いの列に並ぶか、そこが分かれ目になる」

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