グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年6月25日

WRテレンス・マーフィ

今年のルーキーの中で最も評判が良いのが、2巡指名のWRテレンス・マーフィだ。落球が非常に少なく、体から遠いボールもしっかり捕れる。ガッチリした体を上手く使って競り合いに強い、というのがミニキャンプを見た記者たちの感想だ。「彼は良いプレーをしているし、我々が予想していたよりも先を行っている」とシャーマンHC。予想していたよりも、というのは、ルーキーWRがプロの複雑なオフェンスに馴染むのに時間がかかることを踏まえてのコメントだ。

40yds走4.39秒、垂直跳び41インチなど、数字で測れる部分はトップクラスだったが、テキサスA&Mではオプション攻撃が主体だったため、自分は多くのチームから過小評価された、とマーフィは考えている。「自分にできる、いろいろな細かいことが、見過ごされていたと僕は思う。でもグリーンベイはそれを見逃さず、2巡で指名してくれた。こうしてここにいられることに感謝している」

ドラフトから2ヶ月が経ち、パッカーズのコーチたちが高く評価するのは、マーフィのメンタル面だ。テキサスA&M出身で2巡指名といえばWRファーガソンと全く同じだが、入団時のファーガソンはまだ精神的に未熟で、一人前のプロに成長したのは3年目あたりだった。それと比べるとマーフィの成熟度はかなり上だ。フランクリン新WRコーチは、「最も際立っているのは、信じられないほど真摯な態度だ。フィールド上でだけでなくウェイトルームでもミーティングでも優れた選手でいたい、という意思を持った数少ない選手だね。彼は素晴らしいキャッチ力と、素晴らしいwork ethicを持っている」とべた褒めしている。

「彼はとても頭のいい子だ。コーチとしても教えがいがある。だから、(プロのオフェンスを習得することは)心配はしていない。ウチのオフェンスを着実に覚えてきているし、とてもいい仕事をしてる」とフランクリンWRコーチは評価する。マーフィ自身は、「そう、確かに複雑だね。僕はウェストコーストオフェンスは未経験で、いくつかの基本的なルートしかないオプション攻撃をやっていたから。覚えなきゃいけないことは多いけど、先輩の選手から学んでいるところだ。ドナルド・ドライバーたちベテランが僕を助けてくれてるんだ」

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