グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年6月20日

ドラフト指名選手紹介 10: LBカート・キャンベル

7巡31位 LB カート・キャンベル Kurt Campbell
Albany Senior 6-1(186cm) 230lb(104kg) 40yds/4.43秒 1982年7月30日生

経歴 : ジャマイカで生まれ、1995年に一家でフロリダに移ってきた。アメフト以外にもサッカーや陸上で活躍したが、高校3年でヒザの前十字靭帯を断裂し、そのせいで一部校から奨学金のオファーがなかった。ディビジョンI-AAのアルバニー大に進み、最初の2年間はCB。3年目からはセーフティや、4-4隊形のローバーをプレー。 同大学史上初のNFLドラフト指名選手となった。

Strengths : アスレチック能力は素晴らしい。4.4秒台というCB並みのスピード、垂直跳び42.5インチ、3コーン・ドリル6.99秒も申し分ない。肩幅が広く、全身の筋肉が発達している。クイックネスを活かして常にボールの近くにいる。しっかりラップアップしてタックルできる。ハードヒッター。マンカバレッジでレシーバーについていくこともできる。複数のポジションを経験し、ヴァーサタイル。頭がよい。

Weakness : そのスピードは直線的で、やや動きが硬く、方向転換がスムーズでない、という評価もある(ただしそれはDBとして使う場合、ということのようで、LBなら当てはまらないかも)。全般的にテクニックが足りず、嗅覚も物足りない。プレー判断がイマイチで、オーバーパスートすることがある。もっと素早くブロッカーを振り払う必要がある。ディビジョンI-AAでプレーしていたため、トップレベル相手の経験が不足している。

メンタル面 : チームキャプテンを務め、頭もいいようだ。この5月には情報科学の学位も取得したはず。

健康面 : キャリアを通じて、ケガの多さに悩まされてきた。高校ではヒザの前十字靭帯を断裂、大学2年では足首の捻挫で3試合欠場、3年では肩のケガで5試合しか出場できず。4年ではシーズン終盤にヒザを捻挫。一部校の選手も多数参加するオールスター戦の一つ、"Las Vegas All-American Classic"に招待されたが、そこでの練習で再びヒザを捻挫してしまった。

パッカーズにとって : パッカーズではウィークサイドLBとしてプレーさせる。荒削りだがスピードは抜群で、「ベイツDC好みの選手だ」とトンプソンGM。今年のパッカーズでは2人目のLB指名だが、5巡のポピンガはDE寄りのストロングサイドLB、こちらのキャンベルはSS寄りのウィークサイドLB。

LB陣のロースター枠は通常6人。5人の年もある。キャンベルの開幕ロースター入りは微妙なところで、ダメだった場合はプラクティス・スクワッドの有力候補となるだろう。

カテゴリ : Draft, Player