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Minicamp - Day 3: 新人QBロジャース苦戦
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年6月 5日
- ミニキャンプ3日目の金曜日。土日は練習が休みとなり、いろいろなイベントが予定されている。
- この日もブレット・ファーヴがサイドラインで見学している。チームメイトに冗談を言ったり、トンプソンGMと話し合ったり、ロスリーOCとオフェンスの新しいプレーについて打ち合わせたり。「いつだって、ブレットがそばにいてくれるのはいいものだ。彼はウチの練習に活気を、良い雰囲気をもたらしてくれる」とロスリーOC。
- この日は全般的にオフェンス陣にミスが多く、ロスリーOCは練習終了後にオフェンス選手を集めて、 "unacceptable"という言葉を連発してカミナリを落としていた。「良い日ではなかった。我々がオフェンスに求める基準は高い。今日はディフェンスが良かったせいでもある。彼らは飛ぶように動き回り、良い仕事をしていたが、こちらはそうではなかった。悪かったのはQBだけではない。レシーバーも悪かったし、ラインも、バックスも、タイトエンドも、コーチもだ」
- 逆にベイツDCは好調なディフェンスに満足。「今日は一歩前進ができた。ディフェンスにとってはとても良い練習だった」
- 3人のQB陣のプレー回数は、ちょうど3分の1ずつとなっている。初日・2日目と好調だったQBクレイグ・ノールだが、この日はインターセプトを連発。
- ルーキーのQBアーロン・ロジャースは、初回のミニキャンプではプレーブックが限定的な量だったためなんとかこなせたが、今回は苦しんでいる。まだ考えることが多すぎるため、コントロールが乱れたり、タイミングがズレたりしてしまっている。「水曜日の初日は良かったけど、木曜日、金曜日とだんだん悪くなっていくみたいだ。でも、勉強すればするほど、よいオフェンスができるようになるし、周りがスローに感じられるようになって、いいプレーができるようになる」とロジャースは自分に言い聞かせるように語っている。
- 憧れのファーヴとの初対面について、QBロジャース。「たぶんブレットにとっては何てこともないんだろうけど、彼が歩いてきて僕の後ろに立った時には、一瞬にして体中の神経が張りつめてしまった。長いことテレビで彼を見てきたから、すごく不思議な気分だね。真面目ぶるつもりはないけど、彼と同じフィールドに立てるだけで畏れ多い気がするし、とても興奮するよ」
- 不調のオフェンス陣の中でも最も悪かったのがTE陣。特にベン・スティールは3日間落球続きでコーチ陣を失望させている。「難しいボールは捕るくせにイージーなのを落とすんだ。ちょっとした集中力の問題で、『まずしっかり捕ってから、相手ディフェンダーをかわしたりエキストラヤードを稼ぐことを考える』ということができていない。努力や意欲の問題だとは思わない」とフィルビンTEコーチ。今オフに260ポンドまでバルクアップしたことによりブロックが向上しているのは良いが、これほど落球癖がひどいと3番手TE争いから脱落しかねない。
- スティールにつられるように、TEマーティンやTEマキューまで立て続けに落球。ぶち切れたシャーマンHCはQBたちに向かって「タイトエンドには投げるな!」
- 新加入のLBレイ・トンプソンが右ヒザの過伸展をやってしまい退場。昨年も同様のケガでシーズン序盤を欠場したので心配されたが、内側側副靭帯(MCL)の損傷はないようで、本人は週明けにも復帰したいと語っている。(ただし、まだミニキャンプなので大事を取る可能性が高い)
- シーホークスから解雇されたCBボビー・テイラーについて、プロ人事部長のレジー・マッケンジーは、「彼はまだプレーはできるが、多少スピードが落ちている」とあまり興味がない様子。タイタンズから解雇される見込みのSランス・シュルターズについて聞かれると「まあ我々はゆったり構えているんだ。私は今のロースターを気に入っている」とあまり意味のないコメント。シュルターズには興味があるのかもしれない。