グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年5月27日

ドラフト指名選手紹介 6: C/Gジュニアス・コストン

5巡7位 C/G ジュニアス・コストン Junius Coston
North Carolina A&T Senior 6-3(191cm) 310lb(141kg) 40yds/5.31秒 1983年11月5日生

経歴 : ノースカロライナ州ラレイ出身。ディビジョンI-AAのノースカロライナA&Tに進み、1年目の2001年は左ガードとして4試合に先発。2002年には右タックルに移って全試合に先発出場した。2003年、今度はセンターにコンバートされ、オールMEACの2ndチームに選ばれる活躍。2004年もセンターとして全試合に先発し、オールMEACの1stチームに選出された。3年連続で1試合平均300yds以上という優秀なオフェンスに大きく貢献している。

Strengths : まずまずのサイズがあり、クイックネスやアスレティシズムがある。腕が長く手が大きい。横方向の動きがスムーズで、相手の動きにぴったり追随してパスプロテクションできる。良くバランスを保ち、踏ん張るとなかなか崩されない。上体が強く、パワフルなハンド・パンチがある。アップフィールドに進んでLBを捕まえるのも上手い。複数のOLポジションの経験があり、ヴァーサタイル。

Weakness : スモールカレッジのためにトップレベルでの経験が少なく、テクニックを磨く必要がある。姿勢が高すぎてブロックをしくじることがあるので、ボディコントロールを向上させなければならない。相手DLにもたれるようにして押すことがあり、ランブロッカーとしてはもっと馬力をつけるべき。時おり練習での熱心さが足りず、「試合にとっておく」という感じが見受けられる。モノクロの顔写真しか見つからないのも残念。

メンタル面 : ハードワーカーで、笛が鳴るまで頑張り続ける。ケガを押してもプレーするタイプ。ワンダーリックテスト19点は、OL選手としてはやや物足りないが、まあ普通。 センターとしてラインマンたちに指示を出す能力を疑問視する声もある。

指名の経緯 : ノースカロライナA&Tからは8年ぶりのドラフト指名選手。パッカーズのCBジェイソン・ホートン(ドラフト外入団)も同大学の出身だ。 2巡のSニック・コリンズ(ベスーン・クックマン大)、5巡のC/Gコストン、そして7巡のLBカート・キャンベル(アルバニー大)と、ディビジョンI-AAの選手を3人も指名するのは珍しい。今年のパッカーズは完成度よりも素材重視の指名をしたと見るのが妥当だろう。

パッカーズにとって : センターの経験もあるが、センターの層が厚くガードが薄いチーム事情から、コストンは左ガードとして使っていく予定。

先発両ガードが抜けたパッカーズは、エイドリアン・クレム(元NE)、マット・オドワイヤー(元TB)を獲得し、いったん解雇したグレイ・ルーガマーとも安価で再契約した。いっぽうドラフトでは4巡目までにOLを獲らず、5巡でコストン、7巡でウィティカーを指名。どちらも即戦力とは言えそうもないタイプなのを見ると、パッカーズ首脳は今年はベテラン組でスターター争いをさせるつもりなのだろう。左ガードはクレムでほぼ決まりの情勢、右ガードはルーガマー、オドワイヤー、バリーが争う。バリーを右タックルに入れてタウシャーを右ガードに回す案もある。

etc. : 背番号はOGマルコ・リヴェラが着けていた62番。また、彼は2番手TEのデヴィッド・マーティンの従弟でもある。

カテゴリ : Draft, Player