グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年5月25日

ブレット・ファーヴのトレーニング近況

個人トレーナーと共に始めた新しいトレーニングについて、ブレット・ファーヴが経過を報告している。「この2年ほど、僕はワークアウトをしてシーズンに備えていたけれど、やればもっとできるとは感じていた。僕に武器があるかどうかじゃない。自分の最高の力を出すために、進んでその武器を磨くかどうかなんだ。昔ほどにはトレーニングに向けて自分をモーティベートすることができなくなっていたし、自分ひとりでは無理だと感じていた」

「だから、現役続行を決意した時に、マイク(シャーマンHC)に頼んだんだ。僕をモーティベートし、プッシュしてくれるような個人トレーナーを雇いたいってね。それに、体幹部のトレーニングに力を入れたい、と頼んだ」。 そこでシャーマンHCはトレーニングコーチのバリー・ルービンと相談し、アリゾナにある Athletes' Performance, Inc. のケン・クローナーというコーチを、彼のもとに送り込むことになった。

「トレーニングを始めて5週目に入った。メディシン・ボールやストレッチングやランニングと聞くと大したことないように思われるかもしれないが、これを正しくやると、どれだけ大変かが分かるよ。もう筋肉痛の時期は過ぎた。とても調子がいい」とファーヴは語る。パッカーズはこのトレーナーだけでなく、栄養士や理学療法士も派遣して、ファーヴの体質改善に取り組んでいる。体脂肪率もずいぶん下がった。

「最初に、何を目標とするかとコーチに聞かれて、僕としては試合中の耐久性を向上させたい、と答えた。スクランブルして走って、ちょっと長いプレーで消耗して、次のプレーの準備ができないようでは困るからね。前のプレーでスクランブルしても、必要なら次もスクランブルしなきゃならないし、ただ相手から逃げるだけなんて嫌だ。僕はいいプレーを決めたいんだ」

そこで常に心拍モニタを着けてワークアウトを行っているが、心肺機能の向上は目ざましいという。平静時の心拍数が下がり、運動を終えると早く元に戻るようになった。体幹部のトレーニングは、関節への負担を最小限にしつつ、腹部や腰部の強さや柔軟性を増すもので、ウェイトリフティングや長距離のランニングはしていない。「今やっているトレーニングは、ドロップバックして走り回ってパスをして、次のスナップまでに回復する、ちょうどそのような動きに相当するものだ。1マイルをどれだけ速く走れるかなんて、試合でのプレーとは関係ないから」

4月のミニキャンプを欠席したファーヴは、6月のミニキャンプへの参加も未定のままだ。「ファーヴもチームの活動に参加すべきだ」という意見については、「おおむね、僕もその通りだと思うよ。でも、言い訳をするわけじゃないが、自分にとっては大変な2年間だったし、人生で一度ぐらいは、こうしてフットボールから離れることも必要なんだ。あまりにも多くのことがあった」

「マイク(シャーマンHC)の気持ちとしては、現役を続けると決めたなら、ドアを蹴破るような勢いで戻ってきてほしい、ということだった。そのためにフットボールから離れて、出来るだけ長く日常の暮らしをさせたい、と言ってくれた。今のところは、すごくうまく行っているよ。離れれば離れるほど、戻ってプレーしたい気持ちが強くなってきているからね」

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