グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年5月 4日

ファーヴがWRウォーカーのホールドアウトに苦言

昨年も、ホールドアウトのCBマッケンジーに対して苦言を呈したQBブレット・ファーヴだが、今年もチームメイトを代表してWRジャヴォン・ウォーカーにメッセージを送っている。「もし、自分のQBがどう思っているか彼が知りたいなら、ジャヴォンは間違った方向に進もうとしていると思っている、と伝えるよ。 『チームメイトの思うことなど気にするな』とエージェントは言うだろう。僕は長いことやっているから分かるが、こういったことは必ず自分にはね返ってくるものだ」

「ジャヴォンがそのような選手だと思ったことはない。このビジネスでは何が起こっても不思議じゃない。特に、その選手がちょっと成功を収めた時にはね。自分の成功に正しく対処できる選手もいるし、できない選手もいる。最近では、このような手(ホールドアウトによって高額契約を求め、ダメならトレードに出せ、というような手段)を使う選手がどんどん増えてきている。このようなことがまかり通るようになると、フットボールそのものがダメになってしまうと僕は思う。今回のジャヴォンの件への僕の反応は、『またかよ』という感じだ」

「ジャヴォンはものすごく大きな能力を持っていて、昨年それが表れた。無限の才能を秘めているし、真っ先に僕がかばってやりたいところだ。しかし彼は間違った方向へ行こうとしている。僕は古いのかもしれないが、契約は尊重すべきだと常に考えてきた。確かに、自分より高い額を貰う選手がいることもあるし、それが自分より劣る選手であることもある。しかし全ては球団がその選手にどれだけの価値を認めたかだ」

「パッカーズには、彼の要求に屈してほしくない。僕はオフィスに乗り込んで首脳と話し合うことはしないよ。誰をドラフトすべきだとかすべきじゃないとかね。そのようなことは求められていないし、自分の仕事ではない。僕の仕事は、パスを投げること、リーダーであることだ。だからこそ、今回こうして話をすることにした。僕はリーダーでなければならないし、たとえこういったことが好きでなくても、自分が言わなければならないと思ったんだ」

「チーム優先の考え方はどうなったのだろう? 彼はプロボウルに出るぐらいのサラリーは貰っている。2年前には何の不満も持っていなかったし、昨季プロボウルに出るまでは、自分のサラリーのことなど振り返ったこともなかっただろう。こういったやり方が、よい結果を生むとは思えない。トレーニングキャンプが始まっても欠席が続けば、次第に彼も心配になって、きっと戻ってくることだろう。しかしやはり、何が起きるかはわからない」

「ウチには素晴らしい努力を続ける選手たちがいる。スター選手とはそうして生まれるものだ。スターリング(シャープ 1994年にホールドアウト)がチームを離れた時に何が起きたか見てみるといい。ロバート・ブルックスが台頭したんだ。僕たちは彼なしでも勝つことはできる」

カテゴリ : Contract/Personnel, Player