グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年4月23日

LBレイ・トンプソンと契約

パッカーズは、元カーディナルスのLBレイ・トンプソンと契約した。詳細は不明だが、ベテラン最低額(NFL経験5年なので$540,000)あたりの1年契約と見られている。昨年までの先発LBネイヴィーズも同じような条件で再契約できるはずだったが、パッカーズはトンプソンの方を高く評価したことになる。通算54試合の先発経験のあるアウトサイドLBを獲得したことで、ドラフトでLBを上位指名する必要性が減り、より自由に動けるはず。

現在27歳のレイ・トンプソンは、テネシー大(LTクリフトンやTEマーティンのチームメイトだった)から2000年のドラフト2巡でカーディナルス入り。1年目からスターターとなり、2002年には109タックル、3サックを記録。2003年10月には$11.2ミリオンの契約延長を果たしたが、わずか2ヵ月後に薬物違反で4試合の出場停止処分を受け、そこからチーム側との関係がこじれていったようだ。昨季はヒザのケガだけでなく、デニス・グリーン新HCからも嫌われて先発の座を失った。今春はトレード要員となったが、高額契約も足かせとなってトレード先が見つからず、4月半ばに解雇されていた。

190cmの長身で、ややスリムなタイプ。押し負けやすいがスピードとクイックネスに優れ、守備範囲が広くパスカバレッジも良い。ブリッツァーとしても使える。アウトサイドLBはどちらも経験があるが、「自分のスピードが活かせるウィークサイドが好きだね。でも僕のプレーも進化してきた。プロ入りした時は一次元的な選手だったけど、TEを相手にも(ストロングサイドで)プレーしたし、パスラッシュもやった」と本人は言う。ドラフト上位で有望ルーキーが入ってくる可能性は十分承知しているが、スターターの座を確保できる自信は持っている。「彼が保証されているのは、フェアな競争の機会だけだ」と代理人。

あと1回薬物違反を犯すと1年間の出場停止になるが、そのことはシャーマンHCと非常に率直に話し合いをしたと言う。昨年のカーディナルスでの処遇について本人は、「キャンプでケガをして、治っても先発に戻してくれなかった。コーチに聞くと、ケミストリーを壊したくないからだと言う。0勝3敗だってのに、どんなケミストリーがあるって言うんだ? いったいどういうことなのか、みんな首をかしげてたよ。グリーンHCは僕の過去について先入観だけに基づいて判断し、僕をろくに知ろうともしなかった」

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