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NFL Draft Information
グリーンベイ・パッカーズ ニュース
2005年4月23日
- 今年で第70回目となるNFLドラフト。今回はマディソン・スクエア・ガーデンではなく、同じニューヨークの"Jacob K. Javits Convention
Center" での開催となる。ジェッツの新スタジアム用地買収に際し、MSGの親会社が邪魔だてしたのがNFLの怒りを買ったらしい。
- 23日の米東部時間正午(日本時間は24日午前1時)からスタート。土曜は1巡から3巡まで。
- 24日は米東部時間午前11時(日本時間は25日午前0時)から。日曜は残りの4巡から7巡まで。
- 1巡は各球団の持ち時間が15分。2巡は10分。3巡以降は全て5分。
- 2004年ドラフトでは、1巡だけで5時間24分かかった。2巡は2時間47分、3巡は1時間56分。
- 日本のプロ野球とは違い、各球団の首脳はドラフト会場には姿を見せない。各球団本部にいわゆる"War Room" つまり作戦司令室を設営し、そこで戦略を話し合ったり、電話でトレードの交渉をしたりする。普段着でリラックスし、サンドウィッチをパクついていたりする。ドラフト会場には球団の代表者(実際は下っ端)が派遣され、"War
room" からの電話による指示を待つ。指名選手が決まると、電話を受けたその代表者がカードに書いてリーグ側に提出する。
- 制限時間内に指名カードを提出しなかった場合、次のチームが先に指名してもよい。それでも元のチームがぐずぐずして指名しなければ、さらに次のチームが指名してもよい。実際にそのような事態もありうるため、次に控えるチームの代表者は、最近ではカードを2枚持ち、「前のチームが時間切れとなったらこの選手を」とダッシュに備えているらしい。
- 指名に時間がかかるのは、たくさんのチームとトレード交渉をしているから。10以上のチームと話し合うのがごく普通のことのようだ。
- ただし実際は、前日までに「もしウチの欲しい選手がその順位で残っていたら、この条件でトレードに応じるか?」といった内容の下交渉をたくさんのチームと進めておくのが普通で、外側から見るほどは当事者たちはヒートアップしないものらしい。バタバタするのは、予想外の好選手が下位にまで残っていたような場合で、たくさんのチームが動くのでややこしいことになる。
- 昨年のパッカーズの"War Room"の様子はこちら。昨年まではシャーマンHCが中央で、故ヘイトリー副社長とカレッジスカウト部長のジョン・ドーシーが左右に並んだが、今年はおそらくトンプソン新GMが中央で、シャーマンとドーシーが左右に付くものと思われる。
- 準備が終った"War Room"の様子はこちら。(ただし一昨年)
- 写真を見ると、"War Room"の東側の壁には、最も重要な"Draft Board"がセットされている。つまり数百人もの大学選手のランキング表だ。1年がかりのスカウティングと、果てしない会議の末に出来上がった努力の結晶。まさにトップシークレットなので、この写真ではカバーで覆われ、普段も漏洩しないよう厳重に鍵がかけられているらしい。選手名の書かれたカードの裏にはマグネットがついていて、実際に指名された選手から順に、一枚一枚、カードが外されていく。
- 南側の壁には現在行われているドラフト指名が表示される。西側の壁には、NFL全チームのロースター表が掲げられている。トレードで必要になることもあるからだ。各選手の価値を評価したリストも揃っている。北側の壁にはパッカーズのデプス・チャート。