グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年4月17日

Sアール・リトルと契約

パッカーズは、元ブラウンズのSアール・リトルとの契約を発表した。主にブラウンズでNFL7年の経験を持つ32歳のベテラン・セーフティだ。先発経験は52試合。契約の詳細は不明だが、先日のSアーテュロ・フリーマンと同じく、ベテラン最低額での1年契約とJournal Sentinel紙は報じている。その場合、サラリーキャップには$455,000ドルしかカウントされずに済み、非常にローリスクな投資と言える。

アール・リトルは1997年にマイアミ大からドラフト外でドルフィンズ入り。キャンプで解雇され、1年目はセインツのプラクティス・スクワッドだったが、翌1998年は全試合に出場。翌年ブラウンズへ移り、2001年についにスターターに定着した。NFL7年間で全試合出場が5回。最初の頃はストロングセーフティだったが、フリーセーフティが本来のポジションだと自他ともに認めている。昨季は終盤にスターターの座を失い、今春はトレード候補となっていたが相手が見つからず、ブラウンズは4月1日に彼を解雇した。

彼はSフリーマンとよく似たフリーセーフティで、守備範囲が広くカバー能力はある(ただし年齢的にスピードが衰えてくる頃だ)。スペースでのプレーに優れているが、スクリメージ付近でのランサポートは得意ではなく、特にブロッカーに押し負けやすく、決してハードヒッターではない、といったところが一般的な評価。

「僕が彼らのディフェンスの(特有の)用語を知っていたので、ベイツDCたちはちょっと驚いたようだった。ルーキーの時には僕はドルフィンズにいたし、今もマイアミに住んでるからね。彼らのカバレッジは多少は知っている」とリトルは言う。フリーマンも同様だが、先発の座を確約されたわけでは全くない。「コーチ・シャーマンにも言ったことだけど、僕が欲しいのは、ポジションを争うチャンスだけだ。僕はこれまでもそうだった。自力で全てを掴み取ってきた。たとえスターターの座を貰っても、それを保つためには戦って行かなきゃならない。僕の目標はグリーンベイ・パッカーズの先発フリーセーフティになることであり、そのことに集中しているよ」

同じく新加入のフリーマンもフリーセーフティのタイプと見られていることについて、「アーテュロと僕はエージェントも共通だから、そのことは分かっている。コーチ・シャーマンから、それが問題になるか、と聞かれたけど、僕はノーと答えた。彼はストロングセーフティで僕はフリーセーフティだと、自分では思っている。しかしここのシステムでは、どちらも基本的に同じことなんだ。気にしてないよ」

先発実績のあるセーフティを2人獲得したことで、「どうしてもドラフト上位でスターターを」という最悪の状況からは脱したことになる。両スターターの抜けたガードも同じようにして、クレムとオドワイヤーを安い金額で契約した。ドラフトではあまりポジションに関わらず最良の選手を獲ればよい、というフリーハンドをトンプソンGMは手に入れたことになる。それでもやはりセーフティがドラフトでの最重点ポジションのひとつであることに変わりはないが。

LBについても、ファルコンズから解雇されたばかりのLBクリス・ドラフトが今週パッカーズを訪問している。インサイド・アウトサイド両方の経験が豊富な29歳のベテラン選手。彼のような中堅クラスのLBを獲得して、大きな穴を消してからドラフトに臨むかもしれない。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player