グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年4月15日

DEキャンプマンがMINのオファーシートにサイン

制限付きフリーエージェント(RFA)のDEアーロン・キャンプマンが、ヴァイキングスからのオファーシートにサインした(用語集参照)。パッカーズとしては同等以上の契約をオファーすることで移籍を阻止することができ、それをせず移籍を許した場合は、キャンプマンが入団したのと同じ5巡指名権をヴァイキングスから受け取るルールとなっている。パッカーズ側の期限は1週間で、4月20日の現地時間午後11時までに決めなければならない。

パッカーズ側は、「我々は時間をかけてオファーシートを検討し、どうすることがパッカーズのためになるか決めなければならない」というトンプソンGMの短い声明を発表している。

ヴァイキングスのオファーの詳細は不明だが、1年契約のようだ。移籍が成立した場合、ダリオン・スコットに代わる先発左DEとなる見込み。今年は使い切れないほどのキャップの空きがあるヴァイキングスとしては、こうしてドカンとオファーすれば、仮に獲得できなくてもライバルチームのキャップの空きを大きく削り取ることができる。キャンプマン側としては、放っておけばRFAとしての最低額、$656,000ドルの1年契約なので、それより高額ならサインするのが当然のこと。ヴァイキングスに移ろうがパッカーズに残ろうが、来年には完全なフリーエージェントとなれることに変わりはなく、全くのリスクフリーだからだ。

パッカーズは、DEキャンプマンにもRBダヴェンポートにも、3段階あるRFA選手へのQualifying Offer(用語集参照)のうち「並」のオファーしかしなかったため、「他チームから狙われるのでは」と危惧する声も多かった。RBダヴェンポートに関しては買い手が現れなかったため節約に成功したが、DEキャンプマンについては裏目に出てしまうのか。

ヴァイキングスはよほど高額のオファーをしたのだろうと一般には見られているが、Press-Gazette紙は、「$656,000からは数十万ドルのアップで、$1.43ミリオンよりは下」と報じている。またヴァイキングスの地元のStar Tribune紙も、「$1.2ミリオンあたり」とはっきり書いている。本当にそうだとすればパッカーズがマッチすることは十分可能で、最初にケチったばかりに大損、ということにはならずに済む。それでも、ライバルチームにキャップの空きを数十万ドル削り取られることには変わりはないが。

カテゴリ : Contract/Personnel