グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年4月11日

Cマイク・フラナガンは順調

Cマイク・フラナガンは、慢性化した膝蓋腱炎のため昨年10月に手術を受け、シーズンを棒に振った。しかしリハビリは非常に順調で、早くも今月末のミニキャンプで練習に復帰し、先発センターとしてQBブレット・ファーヴにスナップできる見通しとなった。「今はヒザを曲げてパスセットをしたり、ランブロッキングなど全てのドリルが出来ている。激しい衝撃を受けるような動きは腱に負担がかかるから、今のところは避けているけどね」

「まだ多少の違和感は残っている。でも以前のように、痛みで眠れないようなことはなくなった。手術前は一日じゅう痛んでいたんだ。手術を終えて病院を出るときに、すでに救われた感じがしたよ。絶え間ない痛みが消えたからね。痛みを我慢しながらプレーを続けていた時期にはできなかったようなことも、すでにできるようになっている」

LGウォールとRGリヴェラが抜けたことで、器用な彼をガードに移すアイディアについては、かえって問題を大きくするだけだ、と本人もコーチ陣も否定的だ。「2人の移籍が決まったときに、僕は"シャーム"(シャーマンHC)と話し合ったんだ。『キミをガードに移すだけさ』と彼が(冗談で)言うから、『ウォールと同じぐらい給料をくれればどこだってやるよ。ハーフタイムにバーガーを焼いてもいい』と僕は言ってやった。僕はセンターをやるのが一番いいということはみんな分かっていると思う」

2人の新スターターが加わることで、OL陣のリーダーであるフラナガンの負担は大きくなる。特に問題はランブロッキングで、パスプロテクションと比べて不安が大きいと彼は言う。「僕はできる限りの努力をするけれど、リヴェラやウォールのような選手が左右からいなくなると、僕のプレーにも影響が出るのは確かだね。できれば、それが大きなものでなければいいと思う。新加入の選手たちはよく知らないけれど、彼らが活躍して穴を埋めてくれれば、と思っている。どんな選手でも代わりはいるものだし、なんとかして良いチームになっていくだろう。でも現時点では、彼ら2人が抜けたことは痛いよ」

彼はオフシーズンには、ネヴァダ大ラスベガス校のトレーニングコーチである、マーク・フィリピについてトレーニングを行っている。このコーチ自身が両ヒザの手術から復帰した経験を持つ、リハビリのエキスパートなのだという。また最近は、パッカーズのチームドクターのチェックも受け、正式にミニキャンプ参加の許可が下りた。

フラナガンは、プロ入りしてすぐに大ケガを負い、2年以上を棒に振った経験がある。「だから、同じ10年選手と比べると、金属疲労のようなものは少ないと思っている。だけど同時に、精神的には、もし次に大ケガをしたらもう耐えられるかどうかわからないな。このようなことを経験するのは、2回でも大変なことだ。身体的には回復できても、精神的にはわからない」

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