グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年3月21日

G/Tエイドリアン・クレム

新加入のG/Tエイドリアン・クレムが語る。「古巣ペイトリオッツに戻らない理由のひとつは、自分はどこか他所でフレッシュスタートを切る必要があると感じたことだ。(ケガが多いことで)壊れ物のように扱われるのは飽き飽きしたし、自分を憐れんだりはしない。確かにNFL入りする時には、こんなキャリアになるとは想像もしていなかった。でも自分なりに耐えて、良い方向に活かそうと努力してきた。毎年、前年よりは強くなって戻ってきた」

リスクを承知でクレムを獲得したテッド・トンプソンGMは、「ウチのドクターは、かなり厳しいフィジカル・チェックをした。彼は不運なケガをいくつもしてきたが、深刻な影響が残るようなものではない。時には、立て続けに不運に見舞われることもあるものだ。環境の変化がそれを断ち切ることを期待している」と説明している。

「彼のテープはずいぶんたくさん見た。彼は走れて、スペースでのブロックができる。ウチは左ガードに対して、スペースでの動きをかなり求めるからね。彼のアスレティシズムは際立っている。非常に優れたパス・ブロッカーだと思う。腕が長く、手の使い方が上手い。下半身の柔軟性もある」

彼が先発を争うことになる左ガードについてクレムは、「興味をそそられたのは、ここの左ガードというポジションは、とてもユニークだということだ。プル・ブロックやオープンフィールドでのブロッキングがすごく多く、ただ目の前の相手をブロックするのではない。これまでと違って1つのポジションに集中できれば、すごくいい選手になれると自分では感じている」と意気込みを語っている。

「パッカーズの殿堂の中を歩き、過去の名選手の写真を見ていると、なんだか鳥肌が立ったよ。ここでは誰もがパッカーズのジャケットを着ていて、空港を歩くと、"Welcome to Packer Country"と大きく書かれている。ボストンにはそういったものはない。ここではとてもユニークな経験ができると僕は思った。ここでは、全てがパッカー・フットボールなんだ。それに、球団の設備もファーストクラスだ。ペイトリオッツの設備もNFL最高の1つだけど、パッカーズは全てにおいて一段上だ」

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