グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年3月18日

G/Tエイドリアン・クレムと契約

元ペイトリオッツのG/Tエイドリアン・クレムとパッカーズとの契約が発表された。Journal Sentinel紙によると、契約ボーナス$80万ドルを含む総額$2.6ミリオンの2年契約とのこと。テッド・トンプソンGMが就任して以来、初めての補強らしい補強となった。左ガードのスターター候補として、昨日再契約したルーガマーと争うことになるが、ケガさえなければ、クレムの方がずっと有力と言えるだろう。

エイドリアン・クレムはカリフォルニア州サンタモニカ出身の27歳。ハワイ大では主に左タックルを務め、右タックルやTEもプレーした。2000年のドラフト2巡指名でペイトリオッツに入団。1年目は、ヒザとヒジのケガで11試合を欠場し、右タックルとして4試合に先発。ショートヤーデージではエクストラTEとしてもプレーした。2年目はふくらはぎの筋断裂で棒に振ったが、3年目は全試合に出場し、右タックルと右ガードで計3試合に先発。昨年(足首)と一昨年(足の骨折)はどちらもシーズン途中でインジャリーリザーブ入り。5年間で26試合に出場、先発は10試合。うち右タックル6試合、右ガード1試合、左ガード3試合。

好意的に見れば、これだけケガに悩まされながらもベリチックHCが手放さずにいたというのは、彼の潜在能力への期待が大きかった証拠と言えなくもない。真っ直ぐ押し込むパワーには欠けるがアスレチック能力に優れたタイプで、クイックネスがあり横への動きも軽い。LGウォールに似たタイプかもしれない。ケガの問題については、「フィジカルテストはクリアしたし、今は、言われたことは何でもできる状態だ」と代理人は強調している。

代理人によると、スティーラーズ、ファルコンズ、レイヴンズ、そして古巣ペイトリオッツからも誘いはあったが、水曜日にグリーンベイを訪問したその日のうちに契約に合意したとのこと。なお、ハワイ大出身選手はパッカーズ史上2人目。

カテゴリ : Contract/Personnel, Player