グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年2月27日

ハーラン社長 「ファーヴには決断を急がせない」

QBブレット・ファーヴが現役を続行するかの決断について、シャーマンHCはプレーオフ終了時に「できればFA期間が始まる3月2日までには知りたい」と本人に伝えたとのことだが、このたびボブ・ハーラン社長は、「期限は特に決めずに待ち、好きなだけ時間をかけて決めさせる」という姿勢を強調した。

「我々はブレットに、じっくり時間をかけるようにと言った。彼にはその資格がある。テッド(トンプソンGM)の気持ちもマイク(シャーマンHC)の気持ちも同じだ。我々は、ブレットに対してそれだけの借りがある。我々は彼の決断をせかしたりしない。彼はこのフランチャイズにそれだけの貢献をしてきたのだ。しかるべき時が来れば、彼は決めるだろう。この件について、我々は非常にゆったりと構えている。プレッシャーはない。パニックもない」

かんじんのファーヴの決断の行方についてハーラン社長は、「我々はどちらだと決めてかかるようなことはしたくない。なぜならブレット自身がまだどちらだとも言っていないからだ」とあくまで慎重。

いっぽう、ファーヴ本人と非常に近く、今も週に3、4回は会っている代理人バス・クックは、「私はどちらに賭けるとも言えないね。彼がどうするつもりか、全くわからないのだ。本当にどちらとも言えない」と語っている。「彼は奥さんと話し合って、結論を出すだろう。私にも少しは話すかもしれないが、現時点では、私にはどちらの兆候も見て取れない。おそらく、父親のアーヴィンが生きていたとしても、アーヴィンには相談しないのではないかと思う」

ファーヴの母親ボニータは、今週ESPNのインタビューに答え、「ブレットの判断は、(乳がんで闘病中の)妻ディアナの健康状態にかかっているだろう」といった趣旨の発言をしている。

妻ディアナが運営するチャリティ基金はクックが所有するビルにオフィスがあるため、クックは毎日ディアナと顔を合わせているとのこと。「彼女は無事にやっているよ。放射線治療を始めたが、元気でいる。放射線治療は6週から8週続く予定だと思う。彼女はゴルフ・トーナメントを運営し、チャリティ基金を運営している。ブレットと一緒に、毎日を忙しく過ごしている」とクックは説明する。ファーヴ一家は先日フロリダのディズニー・ワールドに出かけたという。

クックによると、今オフのファーヴはフットボール関連のケガの問題もなく、シャーマンHCの下でプレーすることをエンジョイし、トンプソン新GMのことも気に入っている、とのこと。「誰のキャリアにも、少し燃え尽きたりするようなことはあると思う。今でも彼は、どのクォーターバックにも負けないようなプレーができる。悪い試合もあったが、それは誰でもそうだ。パッカーズ側がブレットにゆっくり時間を与えて決めさせれば、きっとうまくいくと私は思う。チーム側としては、3ヶ月早く決めてくれれば、という気持ちもあるだろう。しかし誰も彼に決定の期限を押し付けたりはしていない」

クックによると、シャーマンHCとは時おり話をしているが、ファーヴの問題は話題に上っていないという。また、契約を見直したいという話もチーム側からは来ていないとのこと。

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