グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年2月20日

ディフェンスコーチの陣容決まる

シャーマンHCは、ディフェンスのコーチ陣の配置を正式に発表した。以下の7人のうち、ダフナーとワシントンを除く5人が新任のコーチだ。また、スペシャルチームのコーチ陣にも変更が加えられ、コンサルタントのフランク・ノヴァック(スペシャルチーム担当)とヴィンス・トービンの退団も発表された。アシスタントDLコーチを4年間務めていたブラッド・ミラーは、スペシャルチームのアシスタントに移る。

「非常に優れたコーチの集まりだ。年齢の多様さも大事だと私は考えている。ベテランのコーチは、豊富な経験がある。若いコーチは、選手との間に入ってくれるのでやりやすいし、新しいアイディアももたらしてくれる」とジム・ベイツ新DCは語っている。

Jim Bates - Defensive Coordinator

ミシガン州出身のジム・ベイツDCは58歳のベテラン。ブラウンズではベリチックHCの下で、ドルフィンズではウォンシュテッドHCの下で優れた実績を残した。経歴については1月26日の記事を参照。DEコーチとDTコーチを分け、CBコーチとSコーチを分けたのは、ベイツの考えによるものだと思われる。

Bob Sanders - Defensive Line/Defensive Ends Coach

ボブ・サンダースは51歳。11年間在籍したフロリダ大ではDEやLBを担当し、アシスタントヘッドコーチも経験。2001年から4年間ドルフィンズでLBコーチを務め、非常に評価が高かった。これまでパッカーズは、DLコーチとアシスタントDLコーチの2人がディフェンスラインを指導してきたが、今年はサンダースが主にDEを担当し、ナンがDTを担当するという形らしい。

Robert Nunn - Defensive Tackles Coach

ロバート・ナンは39歳。サンダースと同じくベイツDCの元でアシスタントDLコーチを務め、2003年にはレッドスキンズでDLコーチに昇進。スパリアーHCの政権が解散すると、2004年にはドルフィンズに戻ってボランティア・アシスタントを務めていた。サンダースに"DLコーチ"に肩書きが付いているので、全くの同格ではなく、サンダースの配下ということになりそう。

Mark Duffner - Linebackers Coach

マーク・ダフナーLBコーチだけが、ディフェンスのコーチ陣の中で留任する。51歳。ホーリー・クロス大のヘッドコーチをしていた時にはマイク・シャーマンの上司だった。メリーランド大でもヘッドコーチを経験。ベンガルズではLBコーチを4年間、ディフェンシブ・コーディネーターを2年間務めた。

Joe Baker - Secondary/Safeties Coach

ジョー・ベイカーは35歳。ジャガーズではコフリンHCの下でアシスタントSTコーチ。ウィスコンシン大での1年を経て再びNFLに戻り、2000年からセインツへ。アシスタントSTコーチ、アシスタントDBコーチを経て、2003年からセカンダリー・コーチへ。昨年までは"ディフェンシブ・バック・コーチ"という職名だったが、"セカンダリー・コーチ"に変わるらしい。下記のワシントンがCBを担当し、こちらはセーフティを主に指導する。

Lionel Washington - Nickel Package/Cornerbacks Coach

ライオネル・ワシントンは44歳。6年にわたってアシスタントDBコーチを務め、ようやく少し昇進したことになる。1983年にドラフト4巡でカーディナルスに指名されて以来、NFLで15年間にわたってDBとして活躍した。プロ経験豊富とあって、選手からの信望がある。ニッケル・パッケージ担当のコーチを置くのは最近のNFLのトレンドらしい。オフェンスはベヴェルQBコーチが3rdダウンの作戦立案を担当するようなものか。

Charlie Jackson - Quality Control

チャーリー・ジャクソンはまだ28歳の若さ。空軍士官学校(Air Force Academy)でセーフティとして活躍した彼は、大尉としてロサンゼルス基地で2年間勤務。2002年からはUCLAでボランティア・アシスタントを務め、昨年は母校の空軍士官学校でアシスタントを務めていた。今回の"クォリティ・コントロール"という職名は、要するに一番下っ端のコーチ。

カテゴリ : Coach/Front Office