グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年2月19日

マイク・シャーマンHCの契約延長交渉

シャーマンHCの代理人ボブ・ラモンテによると、彼とトンプソンGMはすでに契約延長について電話による話し合いを続けており、来週にも、インディアナポリスでのスカウティング・コンバインの際に、直接会って話し合いをするかもしれない、とのこと。「私の唯一の目標は、彼にグリーンベイ・パッカーズのヘッドコーチを続けさせることだ。見通しは明るいと思うし、良い結果が出るだろう。この件については、ボブ・ハーラン社長は前向きだし、テッド(トンプソンGM)も前向きだし、マイク(シャーマンHC)も前向きだ」

シャーマンHCは2005年いっぱいで契約が切れる。さほどの不都合があるわけではないが、いわばレイム・ダックの状態で、新たなアシスタントコーチの招聘などに障害となるのでは、と心配する声もある。テッド・トンプソン新GMの就任以来、2人は非常によい関係を築いて仕事をしている様子だ。「私はグリーンベイ・パッカーズを愛している。できれば長くヘッドコーチを続けたいと思っている」とシャーマンHC。

シャーマンHCがGMを兼任していた昨年までは、彼の契約問題はボブ・ハーラン社長が責任を負っていた。しかしハーラン社長は、テッド・トンプソンにGMを任せた際に、ヘッドコーチの任免権も全て与えており、今後は自分は口を出さないと決めている。「それは完全にテッドの領分だ。彼は時間をかけてゆっくり進めたいと希望している。私も異存はない」

マイク・シャーマンHCの契約延長を今するかしないか、するとすれば何年契約にするか。結局はトンプソンGMがシャーマンHCをどのように評価しているかにかかってくる。来季序盤の戦いぶりを見てから、シーズン中に契約延長をするパターンも考えられる。新GMが「いずれは別のHCを」と感じている可能性もあるが、その場合でも、ヘッドコーチへの求心力(もうじきクビだと思えば誰も言うことを聞かなくなる)を保つために1年か2年の契約延長を与えることはありうる。

なお、契約が何年残っていようとヘッドコーチをクビにすることはできる。ただしその場合、残り年数分のサラリーをチーム側が支払ってやらなければならない。そのため、成績が振るわず、ヘッドコーチとオーナー側の亀裂も決定的となった場合でも、老練なコーチはわざと自分から辞めると言わず、チーム側から解雇させるように仕向けることが多い。

カテゴリ : Coach/Front Office