グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2005年1月30日

エドガー・ベネットがRBコーチに

かつてエースランニングバックとして活躍したエドガー・ベネットが、新しいRBコーチとなることが発表された。彼は2001年の春から古巣グリーンベイに戻り、"director of player development" という肩書きで、選手やその家族を公私両面にわたってサポートしてきた。正式にはコーチの肩書きはなかったが、これまでの彼の仕事は実質的にはアシスタントRBコーチとアシスタントSTコーチを兼ね、試合中にはサイドラインでヘッドセットを着けていた。

「今の気分は、言葉ではうまく言い表せないほどだ。この1月は(パッカーズの殿堂入りも果たし)、僕は本当に恵まれている。いろいろなことを経験し、ついに出発点に戻った。僕はここでプロのキャリアをスタートさせた。今ここでコーチとなれるのは、夢が叶ったような感じだ」とベネットは喜びを語る。ロッカールームでインタビューを受けているとRBアーマン・グリーンが通りかかり、「僕たちはみんな喜んでるよ。コーチ」と祝福して抱き合った。選手たちはこれまでも「コーチ・ベネット」と呼んでいたが、これでようやく本当の「コーチ」となった。

セインツに移るローランド元RBコーチは、後任となるベネットについて、「彼なら、もう準備はできている。彼は全ての練習、全てのミーティングに参加してきた。マイク(シャーマンHC)が彼を指名したのは賢明な選択だ。彼はコーチの道に進もうと心を決めていた。私は彼を強く推薦したし、もしここでそれが叶わなければ、他のチームで実現できるよう私も努力しただろう」と語っている。

「この数年、RBたちをアシストしながら、彼はNFLでコーチとして成功できる力を常に示していた。私は毎年少しずつ彼のコーチの仕事を増やしていた。彼にはこの地位がぴったりだ。細部へのこだわりや、選手たちとの強い絆は、この仕事に役立っていくだろう」とシャーマンHCは語っている。大ベテランのRBコーチ2人の下で学んだ経験についてベネット本人は、「僕にとってはユニークな経験ができた。僕は常に鉛筆とノートを持ってメモを取り、いつかこの知識が役に立つと期待して、スポンジのように吸収した。コーチ・クルームやコーチ・ローランドにはとても世話になったし、彼らのようなコーチから学べたのは本当に幸運だった」

 ベネットの経歴については今月23日の記事参照

いっぽうローランド元RBコーチは、セインツに移る決断について、「シャーマンHCは契約が1年しか残っておらず、契約延長があるかは私にはわからなかった。アシスタントとしては、常に自分の雇用の安全を気にしないわけにはいかない。セインツはより多い額をオファーしてくれたし、2年契約だった。容易な決断だった。もしマイクが契約延長をしていたら、私は残っただろう」と説明している。

カテゴリ : Coach/Front Office