3シーズンにわたって3番手RBを務めているRBトニー・フィッシャーが、昨年12月に1年の契約延長をすませ、今春は制限つきフリーエージェント(RFA)にならずに済むことが明らかになった。契約ボーナスは$20万ドルで、ベースサラリーは$46万ドル。4年目選手の最低保証額よりも契約ボーナス分だけ上乗せされた形になる。
安いながらも契約延長させた理由は、元はといえば彼がドラフト外入団だったため。RFA選手(用語集参照)に対してパッカーズが最も安価なオファー(用語集参照)をしておいた場合、他チームへの移籍が決まると、その選手がドラフト指名された順位の指名権を移籍先チームから受け取るルールになっている。ところがRBフィッシャーの場合はドラフト外入団のため、もし引き留められずに移籍を許したら、相手チームからは何ももらえないのだ。
今春RFAとなるのは、NFL3年目を終え、契約が切れる選手たち。QBノール、 QBオサリバン、RBダヴェンポート、LBレノン、OTバリー、DEキャンプマン、DEトゥルーラックの7人だ。特にDEキャンプマン、RBダヴェンポートに対して、3段階のどのオファーをするのかが難しいところ。なまじ最初にケチったオファーをすると、一昨年のLBディッグスのように他チームからオファーされ、引き留めるためにかえって高くつくこともある。そうなる前に長期契約してしまう手もある。