グリーンベイ・パッカーズ ニュース

2004年12月27日

偉大な名DEレジー・ホワイトが急死

90年代のパッカーズ復活を支えた名ディフェンシブ・エンド、レジー・ホワイトが、心臓発作のため、ノースカロライナの自宅で日曜朝に急死した。43歳だった。家族によると、睡眠時無呼吸症と関連があるのではないか、とのこと。通算198サックのNFL記録はブルース・スミスに破られたものの、史上最強のDEといえばまず彼の名前が挙がるほど。復活途上のパッカーズに移籍してすぐにリーダーシップを発揮し、チームをスーパーボウルにまで導いた功績は計り知れない。

イーグルスで8年間、素晴らしいキャリアを積んだレジー・ホワイトは、1993年、FA/サラリーキャップ制の下での最初の大物フリーエージェントとしてグリーンベイを選び、パッカーズの復活からスーパーボウル制覇に至る道のりにおいて、フィールド内外で大きな役割を果たした。1986年から98年まで13年連続プロボウル選出はNFL記録。またスーパーボウルでの3サックは、パッカーズファンにとって忘れることのできない思い出だ。

ニックネームは"Minister of Defense"。防衛大臣と訳されるが、ミニスターには牧師という意味もある。じっさい彼は正式な牧師でもあり、人格者として大きな尊敬を集めた。時にフットボール以外の問題に関する率直過ぎる発言で物議を醸すこともあったが、それが彼の良心から出たものであることを疑う人はいない。

1999年にいったん引退、しかし翌年パンサーズで現役復帰したために、殿堂入りの資格である「引退後5年」をまだクリアしていないが、初ノミネートで殿堂入りすることはまちがいない。

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